市議会は、この6月4日招集〜18日までを会期とし承認案4件、事件決議案3件、条例案6件、11年度補正予算案2件、選挙1件、報告9件、そして陳情6件をそれぞれの所管の常任委員会に付託し、付託案件の審査・報告がなされた後、本会議で原案どうり可決されました(ただし、陳情に関しては1件聞置)。今回の会議は、ご承知のとおり6月議会開催直前不祥事件発覚の余波を受けて、議会自体が沈滞化したムードでありましたが、議員の本分である行政の監査機能を粛々と推し進めることには支障はありませんでした。詳細は7月に配布される『議会報すざか』をご高覧ください。
【倫理確立特別委員会の設立と委員として選出さる】
99年2月に行われた市議会議員選挙において、当選議員が買収容疑で公職選挙法違反として逮捕されました。さらに事件は飛び火して、97年2月に行われた須坂市議会の議長選挙に絡み、市議の間で現金の授受があったとして、県警捜査2課と須坂署、長野中央署は19日、贈賄の疑いで前市議会議長が、収賄の疑いで元市議会議長がそれぞれ逮捕されました(信濃毎日新聞より抜粋)。
6月4日議会招集日に議長がお詫びをされたおり、「議員の使命は何かという原点に立ち返り、市民の信頼の回復を図る」ことが早急の課題となり、議会は倫理確立特別委員会の設立をみました。同委員には正副議長外総勢11名(新人議員小職を含め3名)。初回の会合から論点について激論を交わし、『議会及び議員の倫理の確立に関する決議』案が作成され、18日の本会議で決議されました。
議員として、議会としての職責と役割を如何に自覚するか。選挙の三ない運動である、
『贈らない。求めない。受け取らない。』の原則を実践するかにあり、実はことは大変勇気のいることであります。「須坂でただで動くのは地震だけだ!」
とする発言は、良識ある須坂人には聞き捨てならない言葉でありますが、一方現実として耳にする『市民のものを求める体質』からしても、心して聞かなければならない言葉でもあります。『選挙の三ない運動の原則』を貫いた我が陣営の毅然たる基本姿勢の実践結果が、今回の1031人もの支持を獲得し、これがこのことを知る他候補より羨望される所以です。
【中心市街地活性化委員会の副委員長に選出さる】
市は中心市街地活性化特別委員会を設置することを議決し、小職は同委員会副委員長に18日就任しました。出馬に当たり市民の皆様に『市街地商店街の復興を図る』ことを提言しました経緯もあり所を得た気持ちです。大いに勉強をさせて頂き、他市の猿まね企画でなく、他市が真似する須坂の市街地復興の秘策を勘考する所存です。
【市都市計画審議会に委員として出席】
IC周辺35haの用途区域の指定について、準工業もしくは商業区域と主張しました。投票の結果、賛成15、反対4、白票1となり『工業区域』の答申と決定。審議委員の資質・知識・意識が問われる会合と反省しました。
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