愛でる間の  ゆめ一夜かな  花吹雪    壽茶                 

會 報  こ と ぶ き 報(15)初版 2000年5月号
(佐藤寿三郎市議会議員活動・後援会報告)

 
【姉妹都市提携と将来展望】

 須坂市はご承知のとおり、三浦市(S49年4月提携)、中国吉林省四平市(H6年5月提携)と新潟県紫雲寺町(S60年6月)と姉妹都市を結び親善を図っている。議員になる前から姉妹都市提携には些か疑義を抱いていた。寧ろ小職は姉妹都市提携否定論者と言った方が正しい。但し紫雲寺町に限って見方を変えた。

 4月中旬に紫雲寺を訪ねる機会を得た。役場で町の一通りの冊子と概要書を頂いた。冊子を捲るうちに目頭に熱きものを感じた。
 これは一体何なのか。目を凝らしてさらにあちこちの頁を捲るに感慨が込み上げてきた。鬼島町長の姉妹都市としてのあいさつにもそれが窺えた。江戸時代に須坂市米子出身の竹前兄弟が私財を投げうって干拓事業を成し遂げ紫雲寺町の形を創った。
 町民の竹前兄弟に対する恩人としての不忘の心と讃える精神がそこにあったからである。郷里出身者をかくも崇めて頂いてもらう事は、この町の人々の奥底にきっと須坂市への望郷の念があるに違いない。
 心動かされる絆であり、姉妹都市の原形を感じ取った。私は鬼島町長に姉妹都市としてさらに絆を強める事を約束した。

 将来は、@須坂・紫雲寺町間に月1回程度の姉妹都市訪問定期バスを運行し、双方の住民が気軽に訪問しあえるようにする。A職員の半年あるいは1年間の相互留学(出向)を図り職員の資質を高める。B双方の小学生の修学旅行を実現し、お互いの町を知る機会を設ける。C須坂市の企業の協力を仰ぎ紫雲町に工場等の進出を図る。D花嫁・花婿の仲立ちを双方の役場なりJAが行う。E災害時の救援活動派遣等をする。

 これらの推進はきっと更なる絆が育まれるものと思われる。会員の皆様も是非一度は紫雲寺を訪ねられたい。なお、三浦市、四平市については訪問したことがないので意見を差控える。





【臨時市議会開催される】
 平成12年第2回臨時市議会は4月24日招集された。まず会期を1日とすることの承認。報 告1件、承認6件を審議、原案とおり可決。長野広域連合議会議員の選出3名の選挙後、議事を了したので閉会。





【市民の森整備計画特別委員会】

 4/24第3回委員会開催。構想内にある博物館、動物園、庭球場と野辺地区ぶどう畑の現地視察をした。委員会活動については、STVが長期的取材をしているので、STV特集を注目されたし。

 ☆市民の森の地区別懇談会は、5月9日〜6月2日にかけ市内12カ所で順次開催される。懇談会の開催日を市報やチラシ等で確認され、地区会合に積極的に出席され、大いに持論を発言をしてください。




【地方分権問題】

☆地方分権で必要なのは、

@公共団体としての事業の見直し。
A市職員の意識の改革が必要で ある。
B公共団体が行う住民との意見交換の場がセラピー(癒し)であってはならない。
C所得税と住民税  の比率を変えるべきだ。
D自己決定権の確立(受益と負担の明確)
E権力の再分配が必要。
F0NLY ONEの意  識改革。
G情報公開による住民参画。


 等を三重県知事や舛添氏(政治学者)らは力説していた(テレビ信州で5/ 6放映の「ウェークアップ!」 地方分権から聞き取り。)。
 小職が出馬に当たって市民に提唱し、更にこの3月議会で発言した『市財政の立直し施策論』と重ねてご勘考してください(會報総合版、創刊号,2号ご参照)。





【政治倫理条例】

 5/1 保守系議員間で倫理条例案の逐条討論をした。6月議会に上程の予定。なぜ急ぐのか?!




【教育関係】

☆地域公民館は、中学校に併設し、地域住民と中学校の共存を図るべきである。不要になった地域公民館の建物の用途は、記念館、地域郷土資料館、地域博物館、あるいは通信大学のスクーリング常設会場、地元  の公会堂等に利用すれば良い。地域公民館の資質の充実を図るものであり、無用論者ではない。

☆元枢密院議長、元司法大臣、元東京弁護士会会長、元中央大学学長、法学博士、弁護士であられた郷里の偉人、原嘉道先生の偉業を再評価し讃えてるべきである。彼に勝る人がこの須坂に居ただろうか?(郷土史家岡沢主  計氏談)。 亡き嘉道先生の資料が散逸する前に記念館を設けるべきである。小職は教育委員会と交渉に入った。





【行政視察】
☆議会報編集委員会は、4/20村上市議会編集委員会と意見・情報交換、翌22日姉妹都市紫雲寺町を訪問、鬼島町長と懇談。

☆建水委員会として5/16〜19 荒尾市・山鹿市(熊本県)、福江市(長崎県)を行政視察。




【議員活動について】

☆陳情・請願等の『お手伝い』に小職は協力を惜しみません。但し、要求するものに公正さ・透明性、許可要件を欠いたり、明らかに脱法行為の虞れがある場合は、たとえ『支持者のお願い!!』でも、お手伝いはできません。理由は、結果的に『本当のお手伝いをしたことにならない。』からです。ご理解をお願いします。



《議員日誌》


4/21紫雲寺町訪問/22壽会/23臥竜公園のゴミ視察/24臨時市議会、市民の森委員会 /25宅建協会支部総会/26市と協議、陳情対応/27陳  情対応 5/1議員検討会。〇印、JA須高、園芸試験場長訪問/8陳情対応/9境沢町調整/10陳情対応/13行政書士会支部総会、消防団壮行会/15陳情立会/16〜19建水委員会行政視察


 《身近な情報をお聞かせください。》 

          

発行日・配信日:平成12年5月20日

     発行人 市議会議員 佐藤寿三郎 
  発行責任者 竹村徹志            
〒3820098 須坂市墨坂南一丁目6番23号