長(おさ)凍結 諌め通じて 宙(そら)蒼し 壽茶 | ||
市長の凍結の決断 思いが通じてよかった。天に感謝しよう。 |
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會報ことぶき 月報(No.46) 2002年9月後期号 (佐藤壽三郎市議会議員活動詳報) |
【須坂市総合体育館建設計画凍結の総括】 |
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須坂を破綻自治体にしないために! |
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平成12年2月、市民の森特別委員会で、私は当初、「議会が既に建設と決めている!」と体育館建設を肯定しました。議会制民主主義が崩壊するからです。しかし、諸般の事情を勘案するに「但し未着手のものは再検討が必要」と発言した理由は、「バブルがはじけたのに、国がすっきりとした不良債権を決済できないでいる」ことでした。そして「どうも国自身の財政がおかしい。」ことを感じ、平成12年3月議会において市長に、「市民の声を具現化する作業を行う」世に言う『横浜方式』を提言しました。財政の動向を見極めるにはいま少し時間が必要でした。(会報ことぶき13 19 24 25 26ご参照)。市長はこの提言を受け入れ、「地域づくり市民懇話会」や「須坂市総合体育館のあり方懇話会」が運営されました。 「君、君たらずとも、臣、臣たらざるべからず」の思いから、「諫言」は結果的に市長に楯突くこととなるので、まず筋をとおすため籍を置いていた市長与党会派「政和会」を断腸の思いで脱会しました。「自説の展開が、市民を救うに確信があれば、悔いなしを男子の本懐とし、敵は多いほどやりがいがある。これぞ議員の使命。」と感じたからです。若き日に弁護士に師事し教えをこうたことは、決して法学書の丸暗記ではなく、不屈の精神力の研鑚でありました。私はもてる情報をもって市長に、「総合体育館を凍結せねば、須坂の財政が破綻する。」と再三言上、到等市長より「佐藤議員は、市長室への出入は遠慮されたい。」と申渡されました(会報ことぶき第6号鑑、37 38 39 40 41 42 44 ご参照)。しかし、私は怯まず「凍結言上」を繰り返しました。9月議会が開かれてからでは、「市長の決断」として遅いと感じたからです。 |
1.【議会報告】 |
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1).9月議会総括 9月4日議会招集。 10日市長は、総合体育館建設を凍結と表明。
須坂市議会議員佐藤壽三郎の一般質問事項と市長答 |
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1.須坂市の治安の危惧について |
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1)須坂市の犯罪情勢と対策 「夜の須坂駅が恐い!」は、うなずけるものであります。全検挙者に占める少年の
2)須坂駅前の諸整備について 須坂市の表玄関、須坂市の顔が、市民から「怖いところ」と指摘されることは、洵に由々しき事と思います。駅前広場や駅の施設あるいは駅周辺が市民憩いの場に復活をさせなければ、青少年の健全な育成はあり得ないと感ずる次第です。
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3.小さな親善大使について 海外に派遣される留学生が、留学地に赴くとき、留学生を「須坂の小さな親善大使」と位置づけて、留学地の市長や留学先の高校宛に、須坂の市長のメッセージや須坂を紹介したビデオテープ、あるいは須坂を紹介した冊子を託し、 4.市街地を蘇らせるための施策の提唱 須坂市の市街地は、商店街に活気がなく、路地も閑散とし、主だった商店街も シャッターを降ろした店舗が目を引きます。しかし、[俺は商人なんだ!何とか 頑張って街を再興したい。]と頑張っている若手の商人もいるのも事実であります。
答弁の解説 1.2の課題について、須坂の表玄関「須坂駅」が長野電鉄の私有地であるから、長野電鉄の思いのままであるとする時代は去った。法学部の学生ならば分かることだが、公共の福祉のためには所有権絶対の原則も制約される。諫言すれば、長野電鉄は五万五千市民の安寧秩序のために、企業責任を負わなければならない。須坂市と長野電鉄が胸襟を開いて話し合えば解決は着くと考える。須坂は偏に須坂駅を利用する市民の利便性と安全を考え、長野電鉄は運賃を戴いた乗客(市民)が居ればこそ、初めて電車が動かせることを念頭において、利用者の利便性と安全に運ばなければ運送契約違反になろうし、市民は長野電鉄ボイコットに走るであろう。須坂市は、積極的に駅前の治安回復と整備に取組むこととなる。須坂市の子弟を、犯罪から護ることは行政の仕事である。
3.について。海外に留学に赴くとき、須坂を紹介したテープや冊子、市長のメッセージを託されることとなる。また帰国後は、体験談を披瀝してもらう場を設けることが海外に眼をむけることとなる。 4.について。富士通城下町須坂は、今破綻寸前である。ここで注意しなければならないことは、富士通リストラは明らかに「総量的に須高区域では仕事が落ち込む」と言うことである。富士通に勤めていた人が「市長も議員も、我々のことより税収の落ち込みばかりしか頭にない。」と言われたとか。行政が須らく税金で賄われている仕組みを理解されていない節もあるが、この不況時に五万五千市民が一人足りとも夜逃げの無いように、市民が一丸となって乗り切ることが必要である。そのためにも、近郷近在から市民が町場に出歩く。やる気のある商人は商いを盛んに興す手助けをしてやる。繁盛すれば税金で間接的に市に納めて頂く。税収が確保されることにより、より充実した福祉や教育の施策が適えられると踏んでの小職の発言であるが、市長もこの点を理解され、市営駐車場の終日無料化は早期に実現されよう。須坂カッタカタまつりも抜本的に見直しされ、須坂市の市街地に活気が呼び戻されるだろう。 |
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2).社会委員会関係 | ||||||||||||||||||||||||||
T.委員会視察 8月21日
@ 清風園(豊野町)ケアハウス りんごの里 026-257-4617 概要 開設 1996年8月 施設サービス 居宅サービス 短期入所療養介護(ショートステイ) 併設施設 中野市在宅介護支援センター 訪問看護ステーションなかの、在宅介護支援事業所 B 北信圏域障害者生活支援センター 0269-23-3525 概要 北信7市町村に暮らす在宅の心身障害児童とその家族 所見 施設は小さいが果たしている役割や利用度は極めて高いと
C 飯山陸送 豊田村産業廃棄物処分場内の土壌サンプリング
V.政務調査 9月17日 末広団地内にできるディサービス施設を視察。 W.政務調査 9月19日 グリーンアルム複合施設、ストックヤード、 X.委員会審査 9月19〜20日 平成13年度所管の決算、 ※11月1日須坂市議会発行の「議会報すざか」を
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3).全員協議会等の報告 | ||||||||||||||||||||||||||
T.平成14年度須坂市総合防災訓練に出動。
V.9月4日午前9時〜 全員協議会開催される。 |
2.【活動報告】 |
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1) 市長、警察署長、代議士事務所等との折衝、自主研究、地域活動
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3.【論説・地方分権時代のもたらすもの】 ・・・執筆中 |
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4.【合併論】 思案中・・・ | ||||||||||||||||||||||||||
5.【知事選分析】 問われる田中知事下の議会制民主主義の真価 |
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出直し選挙は、田中康夫候補の圧勝に終わった。田中前知事は822,897票を得た。次点の長谷川敬子候補は406,559票であった。予想されていたことであるが、41万6千余票の差は大きい(先回、池田典隆氏とは11万5千余票であった)。このことは、県民が逆に県議会に不信任を叩きつけた格好となった。来年4月の県議選は候補者の大幅な入れ替えが余儀なくされると予想される。県議会は議員の資質が淘汰される時代に入った。 6月県議会は、知事の政治手法に対する不満が、「不信任決議」となったものであり、前知事が議会を全く無視した手法であったならば、議会がとらざるを得なかった防御策として理解もされよう。しかし、今回の不信劇の原因は何であったか? 田中前知事が出馬したとき掲げた公約である「脱ダム宣言」とは、公共事業の見直しや地方官僚が支配する政治からの脱却ではなかったか。このことについて「諮問委員会」に討議をさせ、その結論を議会は不服とした。挙句の果て、県議会は拳を挙げて威嚇ならともかくも、むこうみずにも知事不信任と「断」を下してしまった。
地方自治は二元代表制を採る。知事も議員もどちらも住民から直接選ばれる。議会の役割は条例の制定や予算の審議を通じて首長により高い施策を求めるにある。知事の掲げた政策が気に食わないからと知事を不信任に処する所業は、大きな住民自治の汚点として歴史に残るであろう。
選挙期間中、長谷川候補者(弁護士)は、「知事と議会に権力を分散させ、互いにチェックアンドバランスさせることが地方自治の基本だ」とした。これは議会制民主主義を謳っているものであり、前述のとおり地方自治の本旨と言える。田中前知事は、寧ろ歴代の知事のうち、一番法的思考を表面に出している知事とも思われる。憲法が保障する地方自治の本旨を一番摸索しているようにも思える。しかし、田中知事の改革には肯定することも多々あるが、改革手法や民意のとらえ方には私と一部齟齬がある。仮に、須坂の市民益が県民益と衝突した場合は、須坂市議会議員として駆使できるあらゆる手段を駆使して、敢然と知事にまず須坂の権利(市民益)を主張する。何故ならば、地方分権とは将にこのことを言うと思うからである。しかし知事流に言えば、これは対立ではなく県民益と市民益の緩衝として捉えるべきであろうか。思うところに私心がない限り知事にも理解されよう。 |
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6【小・中学校関係】 児童・生徒は須坂の宝、市民みんなの手で慈しみをこめて大きく育てましょう。 |
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☆ 8月26日、第2回墨坂中学校体育館建て直し実行委員会。建設位置は教育委員会の原案を、苟、五百余名の生徒と学校を預かる永井校長が選んだ以上、現存体育館を取壊して同じ場所に造る小職案は撤回した。 ☆ 日滝小学校を訪問し、議会報の表紙写真の撮影を依頼する。 ☆ 9月21日、森上小学校運動会(内藤格校長)が催された。一騎打ちの騎馬戦。リレーは圧巻であった。 |
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7【中央政界通信】 「ダム中止」康夫くんは筋道通っていると小沢一郎代議士。 |
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○選挙時に「ダム工事など無駄な公共工事の見直し」を掲げていた田中康夫前知事が、就任後に検討委員会を設置して、その答申を受けて浅川、下諏訪両ダムの建設中止を宣言したことは、選挙民に対する約束を実行したわけで、賛否は別にして筋道の通った話だと思っている。 こうした僕の持論に対し、長野県内で「その通り」「余計な話をするな」とちょっとした騒動になったという。問題なのは、選挙時の公約を守らない政治家が多過ぎること。康夫氏にエールを送るものではないが、僕は政治家のあり方としてはそうあるべきだと思う。後は長野県民の判断というしかない(8/21小沢一郎腕コラムより) ○田中氏は前回知事選で「ダム工事など無駄な公共事業を見直す」と公約して当選したのであり、就任後に設置した検討委員会の答申を受けて、脱ダムを実行したのは政治家として当然のことといえる。 |
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8【町区関係】 10月14日 境沢町区民運動会 於:墨坂中学校校庭 |
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9【歴史論・故郷は緑なりき.歴史が刻んだ名言】 | ||||||||||||||||||||||||||
☆ 天下になくては成らぬ人になるか。有ってはならぬ人になれ。沈香もたけ屁もこけ。牛羊となって人の血や肉と化してしまうか、豹狼となって人間の血や肉をくらいつくすか、どちらかとなれ。長岡藩・河合継之助の言葉より |
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10.会派自由クラブの活動 | ||||||||||||||||||||||||||
@ 会派内意見調整協議 8/22,/24./25./27/29 |
【会員の広場】 | ||
私は小さいときから、壽三ちゃんは大きくなったらきっと政治家になる人と信じていました。議員になったときは嬉しくて涙がでました。小さいときにお父さんを亡くしたけど、辛いことに耐えて頑張ったね。 |
T子(幼馴染) | |
壽三郎さん、人間は切れすぎてもいけない。ときには、なまくらになることも必要 |
支持者より | |
色々なライバルがでるかもしれないが、自分の信念を貫いて須坂をリードしてください。 |
支持者k氏 | |
只今、速報版45拝読。永井市長の総合体育館建設を凍結すると決断(事実上の中止)を拝読し感銘。そのために戦った貴殿及び貴殿の同志に一市民として謝意を表します。 |
I先生(市内) | |
今テレビを見てたら、須坂の体育館凍結のニュースでした。ご活躍をお祈り致します。 |
Tさん(松本市) | |
本当に、経済の先行きを読んで、市長に凍結を申し入れたのか? 信じられない。 |
某議員 |
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【留置きの新聞記事】 | ||
☆ 小泉首相が9月中旬に朝鮮民主主義人民共和国を訪問し、平壌で金正日総書記と会談することが30日午前、決まった。(8/30日経) ☆ 長野県知事選、田中康夫氏が再選(9/2日経) ☆ これからは、化石資源を焼却・燃焼するいわば「化石資源使い捨て」の非持続的経済社会構造を改め、農林水産物を中心とするバイオマスを活用し、真に持続的な循環型の経済社会構造を構築するべきと考えています。バイオマスの利活用による新たな産業の創出により、農林水産省における来年度予算要求ベースで、約2,500億円の経済効果と1万7千人の民間雇用効果があると見込んでいます。(9/12小泉内閣メール、大臣トーク) ☆ 小泉首相が平壌訪問、ナンバー2が空港に出迎え(9/17日経)。 ☆ 日朝首脳会談で金総書記は拉致認め謝罪。6人の死亡と4人の生存、政府が認定していない2人の死亡と1人生存を伝えた。(9/18日経) |
【北信濃鏡】 8/20一期議員学習活動,小坂代議士長野事務所,市長 /21社会委員会.反省会 /23調査活動 /24他派と協議 /26一期会研修活動。市長面会、墨坂中学 /27市政協議、四会派懇談 /29警察署、中央交番 地域活動、調査活動 /30地域活動 /31村石県議家祝言 9/1菊城流おさらい会、消防活動 /2一期議員研修会/3全員協議会/4全員協議会、議会開会、市長面談、調査活動、庁内調整。地域活動 /6調査活動 /7地域活動 /9地域活動 /10一般質問・議会報編集委員会 /11一般質問/12一般質問,日滝小学校 /13議会改革 /15故副会長三回忌 /17行政視察、調査活動、地域活動 /18調査活動 /19〜20委員会審議 慰労会 |
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発行日・配信日 平成14年(2002年)9月23日 | ||
発 行 人 須坂市議会議員佐藤壽三郎 発行責任者壽會 佐藤壽三郎後援会竹村徹志 |
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