自立だぞ 夜間瀬の川面 心意気  壽茶    前途は多難なれど 山の内町民は 自立を選んだのだ!天晴れや。


須坂市議会議員:佐藤壽三郎議員活動詳報

 會報ことぶき 月報(No.61) 2003年11月号


 
☆ 永井裕順市長引退を表明(11月17日信濃毎日新聞付)未曾有な不況が公約をことごとく拒み。富士通リストラに端緒する財政の落ち込みは、予想を上回るとのこと。本人のやる気を喪失させたと思われるが、市政12年が何だったんだと後世の市民に言われないように、任期満了までの言動は慎重であられたい。


【コラム・千曲のかなた】   一炊之夢 ことぶき会幹事長  山岸剛氏急死される。
 
 ことぶき会幹事長で、会のまとめ役であった山岸剛氏(且R岸材木店社長)は、11月10日54歳にて急逝されてしまいました。茲に慎んで生前のご交誼に感謝申し上げ、ご冥福を申し上げます。

 氏は常盤中学から県立長野商業高校、法政大学文学部教育学科に進み、都内の印刷関係の会社に就職するも帰坂され、市内の印刷会社に再就職、そのプレハブ業を独立開業、そいて家業の且R岸材木店に入社し今日に至りました。趣味は音楽でフルートが得意。私同様に恩雅会(常盤中学ブラバンOB会)の出身でありました。
 
 葬儀は12日午後1時からハクゼンホールで執り行われ、会社関係者、友人、サークル仲間、後援会関係者が多数お焼香に臨まれました。彼を惜しんで詠める一句。

                        声かけど 眼(まなこ)あかずや うるむ菊  壽茶


1.【 市議会のあらまし 】
1).本会議関係   開かれず
2).議会運営委員会  「去り行くものは、清廉の士であるべし」
@ 11月4日 午後3時開催された。 欠席者 1人
議案 一般質問の対面方式を採用するか否かの論議。須坂高校定時制の存続の議会としての嘆願。
人事院勧告に伴う、職員・特別職の減給について。

A 11月12日 午後3時より開催された。(欠席者2人、代理2人)
議案 任意合併協議会設立準備会の立上げについて。当会派は丸山久雄幹事長が代理出席。議論並行。

B 11月13日 午前10時より開催された。
議案 任意合併協議会設立準備会の立上げについて。自立を先ず考えることの必要性を説く。市長の面子を保とうとする新政会、政和会と「須坂は須坂たれ」を目指す自由クラブ、市民21、共産党は激しく自説を繰り返すも、平行線であるので延会。政和会代表は、委員会最中にも拘わらず、委員長の許可をえないで理由も無く委員会から中座する行為に出た。当初は「洗面所かな」と思っていたが時間があまりにも長い。「館内放送」をするも姿が現れない。俗に言う「保健室逃避」である。こんな委員会を舐めきった委員があるかと自由クラブは、強く抗議をした。

C 11月19日 午前9時より再開 意見が歩み寄らず閉会。

3).会派代表者会議  @ 11月4日午後2時開催された。議案:任意合併協議会の設立に向けての対応は全議員を招集してなすべきこととし流会。

A 11月12日 午後2時より開催される。
議案:任意合併協議会設立準備会の立上げについて。当会派は丸山久雄幹事長が代理出席。意見の一致を見ず散会。

4).総務・文教委員会関係 @ 11月4日午後5時半より。各務原市議会(岐阜県)、大東市議会(大阪府)、三重県議会の行政視察の反省・慰労会を開催。
5).須高行政事務組合議会 10月28日開会し、平成15年予算案を可決しました。
@ 副議長の選出。市町村より選考委員を選出し協議の結果、小布施町の涌井善久議員を選出。

A 火葬業建設に係る火葬炉業者指名選定の経緯について説明。

B 平成14年歳入(470,917,263円)、歳出決算(464,274,7888円)の承認

C 平成15年一般会計補正予算第1号(23,361千円の減額)の承認。補正後489,588千円也
6).全員協議会 @ 平成15年11月20日 任意合併協議会準備委員会に議会として参画するかの審議。
T 任意合併協議会に参会して、「勉強のタネ」にすればよい。自立のための離脱もありうる。

U 市長が高山村と決めた紳士協定を重んじるべし。

V まず、須坂の自立を考えるべきである。

W 任意合併協議会の法的効果を考えた場合に、これに参加することは、
「合併」を意味することを十分に認識しているのか疑問だ。と審議がまとまらず、結論は「議長預け」となり、議長は

 「任意合併準備会には正副議長のみが参加をし、任意合併協議会の立ち上げは、来年1月の市長選以とする発言を準備会で発議する」

  ことで収まった。信濃毎日新聞の20日付記事は、本全員協議会の模様を掲載し、結論として「須坂市と高山村だけの枠組みが事実上決定された」と報じている。

7).合併問題研究委員会 「不動如山」を忘れた永井市長は、窮地に立たされる!!
@ 11月11日午後2時より、高山村の任意合併協議会設立に向けての市長の報告を受ける。

席上、研究委員長が独断で、市長より提案の「この27日に任意協設立準備会を発足させる合併準備委員の選出」を決しようと諮ったことについて、委員会の議題の運用で疑義が問われ、当研究委員会には「馴染まない」協議であることを理由に流会。市長の独断と偏見の合併のごり押しは、今後も尾を引くこととなる。会派代表会議、議会運営委員会での討議・審議結果を経ることで閉会。

A 11月19日午後1時半より 会派代表者会議、議会運営委員会の報告を受ける。

8)森林・林業・林産業活性化促進議員連盟 10月29日(水)総会を開催 @ 平成15年度事業計画並びに予算案についての承認。
A 坂田山森林空間総合整備事業個所視察、市有林のうち仙仁山の視察。
9)議会研修会 11月21日午後2時より 第4委員会室
課題:国と地方行財政について  講師:五味裕一氏(総務省)


2.【私の議会外議員活動】
@ 後援会の皆様のご協力を得て、「市町村合併アンケート」を実施しました。

A 平成15年11月6日、市議会正副議長と同行して、知事、長野県教育委員会、須坂高校を訪問。「就学適齢期でありながら高校生活を挫折したまま十代を過ごしたり、或は現下の未曾有な経済不況を思うと、学びたくても学べない十代後半の青少年に思いを寄せるとき、我々は就学適齢期にある彼らに、身近な教育機関で学ぶ機会の利便を思いやることこそが、教育行政の大きな責務と考える」理由から、「須坂高校定時制の存続をされたい」旨の要望書を提出しました。11月11日県教育委員会が開催され、須坂高校定時制は正式に生徒募集停止の決定がなされました。

B  Aについて、11日、13日開催の議会運営委員会で一部議員より、「信濃毎日新聞は私が県教育委員会で「存続の再要望」を朗読しているスナップ写真を掲載し、陳情後の名刺交換で私の議会での肩書きである「総務文教委員会副委員長」を掲載したことに、議会で無断での?行動だ」と非難した。
私は怒った。「須坂高校定時制の存続が11日に決定されるを聞き及んで、11月4日開催された議運で私は、『議会として、再度行動を起されたい』旨の発言をした。議会運営委員会と議長はこれを承諾されて、議長は私に『再要望書』の起案と定時制OBでもあるので貴君が県教育委員会での『要望趣旨説明せよ』との特命を課された。私は『母校の興亡、将にこの再要望書にあり』の決意をし、万感の思いを込めて書き上げ、ことに臨んだにも拘わらず、一部議員は『私が総務文教委員長からの手柄の横取り』の感覚で発言されるとは、最早語るに落ちたと言うことであり、低次元の非難に私は堪忍袋の緒が切れた。

 議会は『緊急避難』として、須坂高校定時制存続のために尽力したが、結果は生徒募集停止の決定がなされた。仲間うちに「議員活動を手柄感覚で測る」お粗末な議員がいる限り、これでは県教育委員の心を動かせない証しではないかとも感じる次第なり。須坂に定時制高校の在った有難味は、歳月を経ることによって判ることである。須坂高校に定時制は存続されるべきであったと今でも確信する。


3.【論説・地方分権時代のもたらすもの】  推 敲 中

4.【論説・合併論】 論を興さず 時をみあまり 茶坊主の甘言に乗った 市長は哀れ!
@9月25日 市長は新政会と政和会の合同会議に出席し、合併の進捗について協議をする。両会派総員をそろばん勘定して「絶対過半数」と呼んだ市長は、これが議会の総意錯覚して、10月5日不用意に再度高山村に「任意合併協議会の立ち上げ」を要請に赴く。⇒ ここに今回の議会ねじれの誤謬がある。しかし、市長はこのとき小布施町にも同様に任意合併協議会の立上げ要請をしていることに注意せねばならない。即ち、須高三市町村の立上げが原則である。

A下高井郡山ノ内町の中山茂樹町長は27日夜、中野市、下水内郡豊田村との合併の賛否を問うた26日の住民投票で、合併反対が上回ったことを受け、三市町村でつくる任意合併協議会から離脱する意向を正式に表明、合併せず自立する道を目指す方針を明らかにした。(10/28信濃毎日新聞記事より抜粋)

B高山村の黒岩静男村長は10日、須坂市役所を訪れ、永井順裕市長から申し入れを受けていた任意合併協議会の設立に参加する方針を伝えた。両首長は、隣接する同郡小布施町が不参加の場合でも一市一村で設立する考えで合意とあるが、随分に小布施町を軽んじた話である。

C11月11日午後2時より、高山村の任意合併協議会設立に向けての市長の報告を受ける。合わせて任合併協議会準備会の概要説明を受ける。

D小布施は17日唐沢町長が須坂に訪ねてこられ、「自立の方向で行くので、参画出来ない」回答をされた。
????Cの整合性がないではないか。市長は須高三市町村の合併よりも、何が何でも合併してくれる相手を探していたと言うことか。議会は紛糾、代表者会議も議会運営委員会も紛糾するは無理もないこととなる。
任意合併協議会で「自立のことも考えればよい」とする市長の法律感覚が全くないことに呆れ返る。さらに「去り行くものの花道を飾ってやれやさ」の無神経にも唖然とする。

E27日に任意協設立準備会を発足させる。即ち合併の手順に須坂は乗ることを意味する。(11/11信濃毎日新聞より抜粋)



【 市町村合併に関する、後援会会員にお願いしたアンケートの集計をご報告いたします】
1).性 別    男 99人   女 47人   総計146人
2).年 齢  @20歳代 2人  A30歳代 14人   B40歳代 20人  C50歳代 62人  
        D60歳代 35人   E70歳代以上 12人  F年齢不詳 1人
3).職 業  @農林業  7人 A商工サービス業   25人 
        B会社員、団体職員   36人    C公務員 1人 
        D自由業 13人  Eパート、アルバイト 20人
        F自営業 21人 G家事専業   5人 
        H無職  18人  Iその他 0人
4).居住地区  @旧須坂地区 75人 A東地区   14人 B高甫地区 9人 
          C井上地区  12人 D日野地区    7人 E豊洲地区  6人 
          F日滝地区 10人 G峰の原地区  0人 H高山村 2人 
          I小布施町 1人  J長野市 3人  K未記入 7人
5).居住履歴  @生まれてからずっと須坂である。 58人 
          A一時的に他の市町村へ転出した経歴あり 29人 
          B県内の市町村から転入してきた。 40人
          C県外から転入してきた 9人 
          D未記入  8人 
          E須坂市内に勤務先がある 2人 

問1.あなたは、須坂市と他の市町村との合併が必要だと思いますか。
早急に必要である                               16人
いずれは必要になる                               58人
どちらかというと必要ない                         
30人
必要ない                                    28人
わからない                                   14人

問2.合併が必要な理由は何ですか。(3つ以内でお答え下さい。)
予算を一つにまとめることで、効率的・重点的に予算を使えるようになるため   27人
市町村の果たす役割と責任が今後ますます大きくなるため             16人
介護保険、廃棄物処理など、新たな広域的な課題が増加するため         26人
広域な視点から、一体的なまちづくりを進める必要があるため           28人
新しい施策を行うため、行財政基盤の強化を図る必要がある            22人
少子高齢化が進み、地域の活力が低下するのを防ぐため               28人
質の高い施策を重点的に整備するほうがよい                      9人
三役や議員などの数が減り、経費の削減につながるため              35人
専門職員を確保し、行政サービスの向上を図る必要があるため            8人

問3.合併が必要でない理由は何ですか。(3つ以内でお答え下さい。)
合併しても効果があるとは思えない                            40人
住民の声が届きにくくなり、住民サービスの低下につながるおそれがある    23人
地域の個性や住民の一体感が失われるおそれがある                 15人
合併により中心地以外の地域がさびれるなど、地域格差が生じるおそれがある    8人
市町村の規模が大きくなっても、財政力が強くなるとは限らない            28人
合併しなくとも市町村が広域的に協力すればよい                    15人
須坂市の人口や面積は適当な規模である                          2人
市民から合併を望む声が高いとは思えない                        20人
合併したい市町村が見あたらない。                              2人
その他                                                2人

問4.市町村合併を進めるさまたげになっていることは何だと思われますか。
住民の意見が施策に反映されにくくなる                          29人
きめ細かな行政サービスが受けにくくなる                         33人
地域の個性や独自性、連帯感がうすれる                         38人
合併により中心部と周辺部に地域格差が生じる                     21人
合併する市町村間の行政サービスや住民負担に格差がある             35人
首長や議員等の抵抗がある                                 20人
合併により公共事業関係の仕事が減る恐れがある                     6人
現在の市町村名や歴史、文化について愛着がある                   24人
役所の庁舎(本庁)をどこに置くかが問題となる                       7人
市町村間の財政状況に格差がある                             37人
住民にとって合併の利点や効果がわからない                      78人
その他(別記のとおり)                                       9人

問5.もし合併するとしたら、どの市町村と合併したほうがよいとあなたは考えますか。
@小布施町・高山村 67人  A小布施町 10人   B高山村 12人 C 長野市 25人D その他 16人  E 未記入 16人


   


5.【国県市町村の選挙報告】  衆院選!自民党は須坂市では負け戦
@ 県内五選挙区では、前回選(2000年)より一人多い18人が立候補した。自民、民主、共産の三党は全選挙区で、社民は2、4区で候補を擁立。5区で無所属新人が立候補した。内訳は、比例北陸信越の前職三人を含めて前職が7人、新人が11人。男性16人で、女性は2人。

6.【小・中学校関係】 すざかみんなの宝を、みんなの手で 慈しみをこめて育てよう。
 11月19日猪が市内に5頭ほど出没し、市内小山町の住宅に家宅侵入、同夕刻高甫小学校校庭に現れ遊んでいた女の子に体当たりして軽症を負わせた。今日現在捕獲されていない。
 

7.【北信選出の国会議員から、当事務所宛に届いた国政報告書の転記です。】 入電なし

8.【トピックス69町区】 入電なし

9.【会派自由クラブの動き】
@ 12日「市長は市長選に不出馬決意」の情報がもたらされる。重要な岐路で『自由クラブ』をつんぼ桟敷にして決定された事実を「会派の恥辱」と受け止め、この時点で、私は「須坂市長永井順裕支援」を断つことを決定しました。自由クラブは、是々非々が言える会派であることを誇りとします。
A 15日午後5時より会派会議。任意合併協議会準備委員会の参加の是非について。
結論:議会は自立の論議が十分になされていない。自立の手立ての精査こそが最優先。

12.【お寄せ頂いた会員の声】 
@ 来年の市長選に、佐藤議員はどのような行動を起こされるのですか。既成の事実で市長選が運ばれようとしていることに義憤を感じます。  相之島 Iさん
A 須坂市に居住しない人が、須坂でゴミの不法投棄をすることは、断じて許せません。 米持町 Aさん


13.【注目のインターネット記事から】
@トヨタ、日産、ホンダの自動車大手3社の9月中間連結決算は、経常利益が軒並み過去最高。海外好調、北米シェア伸ばす。(日経平成15年11月7日付)


【北信濃鏡】 /27 /28須高行政事務組合 /29森林林産活性議員連盟総会11/2 会派連合会議/3境沢町文化祭 /4会派代表会議、議運委員会、/二期会 6/県教育委員会、知事、須坂高校長を訪問。/11会派室新設、合併研究委員会 /12山岸剛儀葬儀 /14議会運営委員会 /15会派会議 /17三会派会議 /18 市政相談、謝恩会 /19議運、合併研究会、全員協議会 /21議運、議会研修会

ご意見をお聞かせください。  

fax 026-245-5673 Tel 026-245-0050
須坂市墨坂南1-6-23(境沢町)

発 行 日 平成15年(2003年)11月22日
編集兼発行人 須坂市議会議員 佐藤壽三郎