鈴虫や 音色にはたと 秋を知り 壽茶
會報ことぶき 月報(No.71) 2004年8月号 |
【コラム・千曲のかなた】 |
||||
三木須坂市長は、8月24日市議会の全員協議会において、 須坂市と高山村との合併方式等に関するアンケート集計結果を報告しました。 |
||||
区 分 | 須坂市 | 高山村 | ||
アンケート送付総数 | 46,092人 | 6,847人 | ||
アンケート回収総数 | 37,755人 | 6,505人 | ||
回収率 | 81.91% | 95.01% | ||
【 有 効 】 | ||||
新設合併に賛成 | 17.74% | 10.78% | ||
編入合併に賛成 | 21.28% | 1.38% | ||
新設・編入どちらも賛成 | 15.52% | 5.61% | ||
合併に反対 | 25.60% | 74.27% | ||
わからない | 17.72% | 6.33% | ||
小 計 | 97.86% | 98.37% | ||
【 無 効 】 | 2.14% | 1.63% | ||
合 計 | 100.00% | 100.00% | ||
この結果を踏まえて、三木市長と黒岩村長は任意協を解散する考えで一致しました。 |
1.【議会のあらまし】 |
||
4).総務・文教委員会の委員として |
||
◆ 市立井上小学校落雷被害状況について | ||
7月21日(水曜)市教育委員会は、この7月7日(水曜)午後5時半頃、市立井上小学校国旗掲揚塔に落雷、その際近くにあった校庭用放送施設が破損。さらにケーブルで繋がっていた校内放送室のAV調整卓(約330万)、事務室の非常放送施設(約35万)、プログラムタイマー(約5万)、校庭用放送施設(約3万)を2学期の始業までに復旧したい旨(()内は復旧費用見込み金額)の報告を受けました。 |
||
◆◆ 市立高甫小学校体育館建設工事安全祈願祭 |
||
7月22日(木曜)高甫小学校にて、市長、市議会議長、総務文教委員ほか関係者が出席して建設工事安全祈願祭を執り行いました。体育館は来年3月までに完成し現6年生は新体育館で卒業式を迎えられる手筈。所管である総務文教副委員長として参列しました。 |
||
◆◆◆ 市内の中学生が傷害事件で逮捕される |
||
|
||
■◆ 須坂の中1いじめ訴訟 次回協議で和解成立へ |
||
私は、この訴訟報道がなされるたびに心が痛みます。先ず須坂市民として、「一人の前途ある中学生であった前島優作君が、いじめによって自から命を絶った事実」を冷静に受け止めるべきだからです。わが子が自ら命を絶ったことを知った親なれば、きっと前島章良さんの如く、息子の無念さを、やるせない口惜しさを、いたたまれない悲しみを、そして最愛の息子が、確かにこの須坂に生まれ、かく生きて、そして告げることなく若干十三歳で命を絶った証(あかし)を、この世に刻む行為をするでしょう。それが親としてのせめてもの息子への鎮魂なのであります。 仮に、自分の子どもが理不尽ないじめに遭って命を絶ったならば、親として、兄弟として、果たして傍観者で居れるだろうか。真実を解きほどくためにあらゆる術を使うだろう。してみれば、彼が裁判を起こしたことを咎(とが)めたり、侮蔑(ぶべつ)し、嘲(あざ)笑う行為は許さざる所業と言える。 我々は、無垢の気持ちで優作君の御霊に合掌することが必要である。花に例えるならば蕾(つぼみ)で散ってしまった優作君の冥福を、市民みんなで祈ろうではないか。 同級生や幼馴染は、生涯に亘って彼を忘れることはあるまい。友とはそう言うものである。死んだ優作君を不憫と感じたそのときは、素直に手を合せる優しさがあって欲しい。生ある限り優作君を心に抱いて、口惜しく生きねばならない両親や家族の心中を推し量って労わる心が必要だ。それが人の人たる所以(ゆえん)ではないだろうか。 須坂市は包容力をもって、一日も早くご遺族に笑顔が戻る努力をしてあげるべきである。何故なら、ご遺族も亦須坂市民であり、子々孫々がこの須坂で生計をたてる同胞であることを、我々は忘れてはなるまい。況や、ご遺族を理由の如何を問わず、万が一でも須坂から追いやることなどはあってはならない。みんなで「労わる」手を差しのべようではないか。「須坂の子弟は須坂が育てる」意義は茲にあると感じます。合掌 |
|
3.【論説・地方分権時代のもたらすもの】 |
||
現時点の合併には反対です |
||
あなたは、私の任意合併協議会における、「合併に関わる一連の発言」の真意を誤解してはいませんか? 高山村の行く末を一番案じていたのは、実は隣市の佐藤壽三郎市議であったことを後年知るでしょう・・・・・・・ 私たちは、この須高地域に住む以上、須坂市だけがよければいい、高山村だけがよければいいというのではなく、須坂市と高山村が共にこの上高井、河東区域にある限り、共生、或いは共同の目線を持たなければいけません。今後も強(したた)かに日本国のなかで生き延びてやる強い意志を持ちましょう。 市・村職員が、新設合併でも、編入合併でも、どちらに転んでも身分保障されていることを不可解に思いませんか。合併に伴うアメとも言われる、「地方交付税(普通交付税)の算定の特例(算定替)」というものがありますが、これは須坂市と高山村が合併した場合の試算では10年間で最大5億円(年間に直すと5千万円)が交付されます。この交付金は市民のための施策に使われるものではなく、実は職員の人件費に使われるものであることを看破すべきです。 5億円出すから、「10年かけて緩やかに職員を減らせ」という、霞ヶ関官僚が考え出した「公務員が公務員のための思いやり措置」なのであります。 市村合併によって、国からアメを与えられる期間はたったの15 年であるということを、しかもこのアメは殆ど住民のための施策には回らないお金であることも、あなたは気づかなければいけません。まさに公務員天国のお手盛りなのです。疑問なのは、国が削減対象とした職員の退職金まで、「算定の特例(算定替)」で、そっくり面倒を見てくれるというのでしょうか・・・ どこの市町村も、職員の大幅な削減は、合併するしないに拘わらず、議員数の削減、三役の見直しとともに組織の聖域なき改革を強行せねばならない課題です。税収の激変している須坂市や、国からの交付税が削減されることが予想される高山村も、長期的にみた場合に財政的に立ち行かなく材料を秘めてことは、隠しようも無い現実なのであります。 しかし我々は、もっと国の施策に猜疑心をもって、悠久の時の流れを見据えて合併を論ぜねば、須坂市民も高山村民も後で必ず後悔することになります。 職員削減のために「故郷の地名を消滅させた」と言われかねないのが平成の大合併の正体なのです。 須坂市と高山村が強かに生き延びる為には、何が一体必要なのかを見定める必要があります。 両市村住民は、ともに生き残りをかけて、小さな自治を標榜し、「市が村がしてくれる」感覚から自らが積極的に自治に参加をし、行政維持費や住民の負担の少ない方法は何かを、真剣に知恵を出しあい考えましょう。このことができるならば、住民の支持が得られない合併はすべきではありません。 われらは合併特例の期間が終了し、すべての市町村が自立を余儀なくされる16年後に、須坂市と高山村が合併するか否かを考えることが大切なのです。今回の両市村が任意合併協議会を立ち上げて、上高井の将来を論じたことは無意味なものでは決してありません。寧ろより絆を強めたと評価すべきであり、一部の心無い発言に、一喜一憂してはなりません。 (この原稿は、8月1日発行した統合版10号の補足意見です) |
|
6.【小・中学校関係】 すざかみんなの宝を、みんなの手で 慈しみをこめて育てよう |
||
◆ やはり須坂駅前に交番移転を 私は議会の一般質問で、再三に亘って「駅前に交番を戻すべきだ」と唱えてきました。永井前市長も「ボックス」を設けた旨の答弁をしておりますが、市民も「駅前に交番があったほうが良い」という声が大きいのでは。昨今治安が良いとは言い切れない以上、須坂市は財政をやりくりしても、交番を駅前に移転する勇気が必要と思います。多数の市民の皆様より、早期の移転の要望が寄せられております。 |
||
◆◆ 校庭の芝生化 後押し 造園業者「砂ぼこり対策に」 私はかって市教育委員会に「校庭の芝生化」を提唱しましたが一蹴された経験があります。校庭を「砂漠」にしておくことの周辺に及ぼす諸々の環境状況を勘案すると「緑地」にしたほうが勝ると考えました。第一に児童が芝の上で運動するに、何の支障もないと感じたからでしたが・・・・・・・ 須坂市教育委員会も再考を要すると感じます。 |
8.【トピックス69町区】 |
||
1.須坂カッタカタ祭を 見せる祭りに変身して全国から誘客を! 須坂カッタカタ祭は、7月17日午後6時45分、三木市長の「踊り開始」の号令とともに、「須坂小唄」が須坂の夕映えに鳴り響きました。 今年は小学校単位の「連」が目を惹きましたが、「連」を見ていると、付添いの父兄は踊りを知らないのか、踊らずただ列と一緒に行進している姿は見苦しい一語に尽きる。踊らない者は「連」に加わるべきでない。児童が真剣に踊っている様からすれば、保護者も「須坂小唄」の踊りを覚えることが必要。市も「須坂小唄踊り師範」を認定して、踊りを普及する手立てが必要。 「須坂中の小学校の児童が、須坂小唄を踊れるまちにする」のが私の夢であるが、すれば市民5万5千総てが踊れることとなるからです。その輪は少しずつ広がっていると感じています。見る祭りから見せる祭りに大きく変革しつつある観がする。 全国各地から「須坂カッタカタ祭」を見るために、沢山の方々がお出で頂いたようです。遠くは何と鹿児島県からとか。然し悪しき市民性なのでしょうか、夏祭りをみんなで盛り上げようとしない。 |
|
【北信鏡】7/25議会改革連会合 /27メール配信、市民相談/28会報配布/29議会改革連会合/メール配信 8/1市民と議員の懇談会 /2メール配信、議員野球、理事者懇談 /3東北信 9市議員研修会、/4メール配信、蛍雪会 /5北信3懇談会 /6壽会 /7村山橋開通式 /9メール配信 /11市民相談、中学校同級会 /13メール配信 /17メール配信 /20メール配信 /23議会打合 /24議運、全協、メール配信 /25三派研修会、市民相談 /26HP更新 /27メール配信 /28月報配信 |
発行日 平成16年8月26日
編集:発行人 須坂市議会議員 佐 藤 壽三郎
須坂市墨坂南1丁目(境沢町)