紅(あか)をませ 地震に負けるな 山の秋  壽茶


會報ことぶき 月報(No.74)2004年11月号


(須坂市議会議員佐藤壽三郎議員活動詳報)


【コラム・千曲のかなた】



善光寺地震を再検証しよう。(メールマガジンVol.51掲載文)


 昭和四十年代後半。当時、「地震60年周期説」が盛んに叫ばれ、関東大震災級の地震が今日明日にも東京を襲う風潮があった。週刊誌も盛んにこの記事を取り扱い、当時東京都民であった私も不安でならなかった。

 この説を信じてか、下宿の近所のラーメン屋夫婦は店を閉じ、生まれ故郷である信州はたしか南信に引き上げていった。子供のいない初老の夫婦にとっては、「お金より夫婦の命こそが大切」と感じたからであろうか。あれ以来音信不通だが、今も元気で信州の空の下で暮らしておられるであろうや。

 あれから三十年余りたつ。東海地域の地震は幸いにも発生していないが、東京は東海地域の地震の不安の中にあることは今も昔も少しも変わりがない。只、時代は変わり当時学生だった私は郷里に戻り、代わりに子どもらが学生として東京で生活している。震災に対する不安は私から子どもに移っただけのことで、ちっとも解消されていない。

 今回の新潟中越地震、10年前の阪神・淡路大震災、39年前の松代群発地震、40年前になる新潟地震(M=7.5)と日本人は余りにも短期間の周期内で、大地震に遭っていることになるが、地震予知に関しての有効な手立てはなかなか掴めないでいる。いきなり襲う地震は、将に「すわぁ!痴れ者」である。

 地震研究も飛躍的に科学のメスが入って、地震のメカニズムは解説されるが、総て災害が起きてからの分析といえる。これでは一通りの地質学者だったらとも思えるが・・・・
分析も大切だが予知はもっと大切だ。鯰でも鶏でも我々より感覚の研ぎ澄まされた動物にお頼みすべきである。いつの世も怖さのランクは、地震・雷・火事・親父であることに変わりは無い。


一雨ごとに冬に向かう(メールマガジンVol.49掲載文)

 悲劇は一週間前の夕食時に中越地方を襲った。震度6の地震である。当日は市立森上小学校70周年記念式典の後の祝賀会で、宴も盛り上がっていた最中、いきなり『ゆたゆた』と地震が襲って来ました。「すわぁ地震だ!」宴会は流れ解散と化した。

 気象庁は30日になって、新潟中越地震の川口町の震度を7と訂正した。小千谷市や小国町震度6強のデーターであったが、川口町の震度計からのデータ-が電気や回線の復旧に伴い、30日午後に気象庁に入電したらしい。震度計による震度7は史上初とのこと(共同通信10/30)。

 一週間が経つも、ライフラインの復旧は中々はかどらない。甚大な被害を受けてしまったこともあるが、コンクリートは一度ヒビがはいり亀裂を生ずると一気に強度を失う特質がある。上越新幹線の高架もトンネルの傷み具合も尋常でないらしい。復旧までに相当の日数を要するであろう。

 そんな暗い話のなか朗報が舞い込んできた。被災地の皆さんを、北信の温泉に入ってもらう計画である。十日町と須坂は1時間半の時間を要するが、トマトの里(栄村)、ぽんぽこの湯(中野市)、須坂温泉、湯っ蔵らんど(須坂市)の施設が一役買う。被災地の皆さんが来られて、湯舟に浸り心ゆくまで手足を伸ばして、温まって欲しいものである。

 今日(30日)は午後より雨が降っている。私の事務所も冷え冷えして仕事にならんのでストーブを焚いた。最早信州は、雨か曇りの日は暖房無しでは過ごされない季節となった。被災地の皆さんのことを思うと心が痛む。地震がこのまま鳴りを治めてくれればとひたすら願うのだが・・・・・・・・・


災害復旧に隣県長野は手を貸そう(メールマガジンVol.48掲載文)

 中越地方を襲った地震の破壊力はすざましいもので、山古志村は壊滅状態と言える。数え切れないほどの崖崩れが発生し、地震が起こるたびに土砂が岩肌から崩落し川を埋め道が川となる。土砂や水は住宅を押し潰し、嗚呼、この下に遂先日まで被災者の平穏な家庭があり、皆がにこやかに家族と息遣いしていたことを思うと涙が出てくる。天災の前に人間の英知は儚い。

 今は、ヘリコプターがあるので、通信が途絶え消息もわからない孤立した集落に飛んで、住民を救援する姿は胸をなでおろす。一人でも多くの人が無事でいて欲しい気持ちは、国民が同じ思いである。

 忘れてならないのは、中越地方は日本で有数の豪雪地帯であることである。しかも冬将軍はすぐそこまで押し寄せている。「仮設住宅は1〜2ヶ月後に出来る」と悠長なことを言っていれば、4メートルを越す雪との戦いになってしまう。地域の利権を捨てて全国の土建住宅業者を招集して、一気に建設することが何よりも増しての緊急課題である。古くから北信濃と越後は信越地方として運命共同体でもあった。こんな時こそ上杉謙信以来の歴史が育んだ絆をもって、被災地を援けよう。須坂市が早々に、給水車と高規格救急車を十日町市に派遣したことは当然の話だが、対応の早さに頭がさがる。


地震は怖いものと心得よ(メールマガジンVol.47掲載文)

 23日は、森上小学校創立70周年記念式典の後、会場を光臨閣に移して祝賀会が行われた。宴もたけなわのときであった。ゆさゆさと建物が揺れ、シャンデリアも振り子のようにいつまでも揺れていた。「かなり大きな地震だ!」と色めき立った。その後、大きな余震が何回も襲ってきた。こんな地震は今まで生きてきたなかで経験がない。新潟中越地震のことの始まりである。

 私にとって地震は、昭和39年6月16日午後1時02分発生した新潟地震が、記憶に残る最初の怖さである。電信柱が交互にゆさんゆさんとゆれ、電線が撓(たわ)んで、建物が左右に揺れていた光景は、今でも中々忘れることができない。

 次いで、松代群発地震である。資料によると新潟地震の翌年である、昭和40年8月3日に松代群発地震が発生したが・・・・・・・・・
「地震の回数は体に感じるもの(有感地震)だけでも6万回を越え、体に感じないものを含めると73万回を数えました。活動は昭和41年にピークを迎え、4月17日には661回の有感地震がありました。 2分に一度、地震を感じたことになります。大きな地震はマグニチュード(M)5.4 に達し、震度5も 20回以上観測されました。総エネルギーはM6.4の地震1個分に相当するといわれています。(地学団体研究会 長野支部 中川正巳(篠ノ井旭高校教諭)より抜粋)とある。

 当時、木造であった学校は鉄骨で補強され、住宅も行政の補助により「すじがい」を補強した。観てくれ(美観)より安全の確保であった。町内ごとに避難訓練も行われ、戦中派の姉は私に防災頭巾を作ってくれたことを思い出す。地震が発生して家が揺れるまでの、ほんの0コンマ0幾つ秒前に鳴る「ゴ〜」と言う地鳴りが地震の不安を煽り立てた。こんなビクビクの生活がおよそ5年間も続いたが、幸いにも大地震に発展しないで済んだ。今でも善光寺平の人々にとって忘れられない体験である。

 この度の新潟中越地震の惨劇は、一夜明けて上空からの映像をみると目を覆うばかりの変わり果ては山肌であった。被害が判れば判るほど今までにない規模の地震であるようである。行政があらん限りの力を振り絞って、皆で助けねば成らない。千曲川につながる地縁である「信濃・越後=信越」であることからも、須坂市も助力を惜しむまい。仄聞するに須坂市も「派遣職員」を編成したとか。特命派遣職員は体に気をつけて救援活動に当たって欲しい。ご苦労様だが「困ったときはお互い様」の精神で不安な被害者に接して欲しい。


1.【議会のあらまし】

特記1.須坂市制施行50周年記念式典行われる

 ◆須坂市は、3日午前9時半よりメセナホールにて、「市制施行50周年記念式典」を開催しました。井上助役の開式のことば、ガール・スカウトによる市民憲章朗読、三木市長と植木市議会議長は、式辞とあいさつの中で、須坂の歴史を讃え、先人の功績を評価し、郷里の誇りを喚起し、更なる須坂市の発展を誓った。

 ◆市特別功労者、市政、消防、学術、体育、文化、社会福祉、保健衛生功労者、私財寄付者、「50円の詩」入賞者、「私が描くすざかの未来」最優秀賞受賞者の表彰状並びに感謝状が手渡された。

 ◆受賞者を代表して永井順裕前市長が謝辞を述べられた。来賓祝辞は、小坂、篠原両代議士、北沢、若林両参議院議員、村石県議、長野地方事務所所長、中野市市長、姉妹都市の三浦市長、紫雲寺町町長、友好都市である中国吉林省四平市の王克成市長、隣町小布施唐沢町長がそれぞれお祝いの言葉を述べられた。

 ◆市民歌斉唱の後、永井県議による万歳三唱を唱和して、山崎収入役の閉式の詞で締めくくった。その後、第2部として須坂市消防団ラッパ隊の演奏等が祝いに華を添えた。



特記2.友好都市四平市(中国)を須坂市が招聘

 須坂市は、11月1日から3日にかけて、姉妹都市四平市との友好都市締結10周年を記念して、四平市人民政府王克成市長外5名、四平市人民代表大会栗振国主任外4名を招聘して、両市及び市民との交流を深めた。

 交歓会は、2日午後6時より須坂温泉において、市長、助役、教育長、教育委員長、市議会議員、日中友好協会役員、今年訪中した市民ら凡そ120名が参加して、両市の友好・親善を確かめあった。

1).本会議関係:招集なし

2).議会運営委員会
@平成16年10月27日午前11時より第3委員会室で、議題は28日から予定をしていた横須賀市等の議会運営委員会としての視察の取扱いであるが、中越地震の状況を勘案して延期することとして、急遽行政視察を取りやめた。

3).会派代表者会議:招集案件なし

4).総務・文教委員会関係:招集案件なし

5).須高行政事務組合議会定例会開会

 平成16年10月25日午後3時より(全員協議会は午後1時より開かれた)、須坂市役所において須高行政事務組合定例会が招集され、平成15年度一般会計歳入歳出決算(歳入決算額:4億8,614万3,791円、歳出決算額4億8,018万7,277円、繰越金595万6,514円)を承認。平成16年度一般会計補正予算案第2号(108万を減額し、総額を6億8,953万8千円)が可決された。

 調査研究において、@松川苑使用料を現行の8千円から2万円に増額する案が示された(今後各市町村議会で検討が加えられる)。A歯科(須高で22歯科医院がある)の休日診療制度を検討中であること。Bサマーランドの無料コインロッカー設置についての検討中であること。Cし尿処理等広域化に関する協議検討結果の報告等が為されました。

 定例会最後に、副組合長である高山村黒岩村長が11月で任期満了による退任の挨拶を述べられ、4時15分散会した。

6).全員協議会

 10月27日午前9時より第4委員会室にて、全員協議会を開催し、20日以降の台風23号の被害状況と復旧の進捗について総務部、消防署、経済部等関係部署の出席を求めて説明を聞いた。

台風23号による被害等の概要(須坂市総務部・庶務課10月27日発表資料から転記)

1)被害等の状況

@ 住宅の被害・・・・・7棟
イ.床下浸水の被害
  下八町1棟、井上町1棟、小島町3棟、福島町1棟、北相之島町1棟

A.非住宅の被害・・・5棟
イ.浸水の被害
相之島地区工場浸水1棟、福島町きのこ工場
  ロ.床下浸水の被害
相之島地区乳児園1棟、相之島地区保育園1棟、福島町集会所1棟

B その他の主な被害
・千曲川河川敷の農地の浸水
・小島町の一部冠水
・北相之島町の一部冠水
・福島町の一部冠水
・中島町の一部農地冠水

C 農業被害
被害額(第2報) 1億9,968万4千円



2)須坂市の対応等について

@ 災害警戒本部の設置 平成16年10月20日(水)午後0時45分
A 災害対策本部の設置 平成16年10月21日(木)午前7時30分
                  26日(火)正午に本部は閉鎖。
B 避難所の開設 北部体育館避難所、大日向公会堂、井上町公会堂の3箇所。
C 機場の運転
相之島町機場、福島機場、福島北機場の振操業を期すも、相之島機場2基、福島機場1基、福島北機場1基のポンプが故障等により機動せず。
 ※詳報については須坂市の総務部庶務課に問い合わせを。


新潟中越地震による須坂市の被害等の概要
  1.須坂市の震度の状況。
   10月23日分 震度4=1回 震度3=1回 震度2=5回 震度1=11回
   10月24日分 震度1=1回

   10月25日分 震度1=1回
   10月27日分 震度3=1回(現地は震度6弱)
※ 地震による被害は、幸いに市に届出が無い模様。

7).合併問題研究委員会:招集案件なし


8).森林・林業・林産業活性化促進議員連盟
   市議会は上伊那森林組合を行政視察

 須坂市議会の森林・林業・林産業活性化促進議員連盟は11月4日総会を開き、平成15年度事業報告並びに決算を承認。平成16年度事業計画案並びに予算案を可決した。その後、上伊那森林組合の「木質ペレット工場」(高遠町)を訪れ、ペレットの製造過程を視察した。ペレットは420円/10kgで、カロリー換算で灯油5リットルに相当し、しかも燃焼した後の灰は35g/10kgである。ペレット用のストーブの値段は最低でも15万5千円とちょっと割高感があるが、赤々と燃える炎が癒しと安らぎを与えてくれると利用者から好評らしい。

2.【私の議会外議員活動】


1)りんごのひび割れ被害の実情調査

 11月9日午前、小河原地籍のりんご農家から「40年もりんごを栽培しているが初めてのケースだ。何とか救済して欲しい」旨の陳情が寄せられた。

「りんごのひび割れ被害に伴う救済金の利子補填を求める」被害の実情把握のため、市農林課長、農業共済担当、県農業改良普及員(2名)と小職の5人は、小河原地籍のりんご農家、更に福島地籍にある農家のりんご畑の被害状況を4ポイント視察した。

 県農業改良普及員の原因の推論は以下のとおりである。「今年は気温が高かったのでりんごの花が早く咲いた。その後遅霜の被害があり表面に傷がついた。梅雨は雨量多かった。夏の旱魃、更に秋にも多量の雨が降った。11月に入っても気温が下がらず、寒くないので根は水を吸い上げている。その結果、りんごは肥大し三日月形状に裂傷が生じたらしい。亦、春に受けた傷部分の果皮が硬化していることもあって、これも裂傷となった。今年は全国規模で被害が起きている。」との 説明に農家の人々も頷くが、得心はしていない様子。

 市の農林課には、現状の把握に努められて、行政が出来うる救済策を要請した。

3.【論説・地方分権時代のもたらすもの】

 国と地方の税財政「三位一体改革」で、財務省が二〇〇六年度まで二年間で七兆八千億円分の地方交付税を削減するよう求めている問題で、長野県は十二日までに、削減が実施された場合の県内市町村への影響額を試算した。本年度交付額二千六百七十八億円に比べ、二年間で計六百二十九億円の削減になる。「仮に実施されると、多くの市町村で財政破綻することも予想される」とし、改革の動向を注視するよう各市町村に通知した。

4.【論説・防災論】 善光寺地震に学ぶ

 ここに「善光寺地震に学ぶ」という書籍を紹介します。赤羽貞幸(信州大学教授)と北原糸子(国立資料民族博物館客員教授)の編著によるもので、初版は平成15年7月30日に信濃毎日新聞社から発行されました。


 それによると善光寺地震は、今から150年前の1,847年(弘化4)5年8日(旧暦3月24日)夜10時頃、長野盆地西縁部の地下で地震が発生し、長野盆地周辺は壊滅的な被害を受けた。現代の地震学者が当時の古文書などに書かれた各地の被害状況等を検討した結果、善光寺地震のマグニチュードは7.4。震源地は長野市浅川清水付近と推定されている(宇佐見達龍夫『資料・日本被害地震総覧』)。(※注:書物に記載されている東経138.2度、北緯36.7度を地図で追うと淺川清水にはならない。淺川清水にある山寺の経緯度は、北緯36度41分57秒,東経138度11分35秒であり、書物に書かれている緯度から追うと淺川清水震源地説は薄れ、遥か南の諏訪地方に位置することになるので、資料を転記する際の経・緯度の誤記かと思われる。しかし被害状況から推定しても、善光寺付近が震源地であることは確かである。)


 死者の記述は松代藩、善光寺領、飯山藩、中野代官所、上田藩で、死者は8千人から1万2千人の数が各藩から報告されおるが、研究者は8千人前後が実数であろうと推測している。家屋の倒壊は2万9千から3万4千戸に及び、全壊及び焼失家屋は約2万戸に達したとある。何れも須坂藩の記述が見当たらないが含まれた数なのであろうか。この点は郷土史家の皆さんの研究に任せたい。


 善光寺地震の怖さは、更に今回の中越地震で山古志村が川の堰止めで水没したように、犀川が岩倉山の山崩れにより堰き止められ、(※注:岩倉山は、須坂にある鎌田山と同様に地域の人が呼び合う山の名であろうか。最新の地図上には明記がないが、「岩倉西」の地籍は残る。善光寺地震によってこの山は崩落してしまったと思われる。この山の西斜面が更信町安庭地籍と信州新町先の水篠橋(みすずばし)地籍の二方向に崩落し水深70m、長さ23kmの自然のダム湖に肥大したが19日後に決壊した。決壊による洪水高は小市(長野市)で20m、松代で6m、飯山で4m、越後長岡で1.5m。24時間で新潟に達し日本海に流れ出たとある。この洪水で 死者は百人にも達した。


 この書籍で最も注目されることは、【第2章、4節.長野市から信濃川に沿って新潟市、さらに北に続く断層帯】において、「文政11年(1828)の三条地震と善光寺地震との間の地域には、文書記録として地震の記録が無い。つまり、飯山より北では今後震源断層が動く可能性が残されている。その地震の大きさは善光寺地震と同じ程度と考えられる」と記されていることである。今回の新潟中越地震の被災地は、本書の記述とおり、何れも越後三条と信州飯山を結んだ線上にある地域である事実だ・・・・


 我々は、新潟中越地震とともに地元で起きた善光寺地震を再検証し、危機管理意識のある須坂であらねばなるまい。


5.【国県市町村の選挙報告と分析】該当なし


6.【小・中学校関係】
     
すざかみんなの宝を、みんなの手で 慈しみをこめて育てよう


1)市立森上小学校創立70周年記念式典

 森上小学校の歴史を辿ると、昭和9年7月須坂尋常高等小学校森上部発足、昭和16年4月には、森上国民学校と改称。昭和22年4月からは町立森上小学校と改称され、須坂市政施行で市立森上小学校となった。今から50年前の話である。

 このたび創立70周年を迎えて、10月23日午後1時から、記念式典が行われた。来賓に三木市長、佐藤総務文委員長(都合により欠席)、宮本教育長、私を含めた地元市議会議員、歴代校長・歴代職員、学校医、学校評議員、地元区長・育成会長、主任児童委員、民生児童委員、歴代PTA正副会長等が参加して児童、学校関係者とともに学校の歴史に刻んだ使命を讃へ、更なる学校の発展を誓った。


 ●同日午後4時からは、森上小学校創立70周年記念祝賀会を光臨閣で三木市長、宮本教育長、私を含めた地元市議会議員、歴代校長等を来賓として迎へ、記念事業実行委員や歴代のPTA役員関係者等凡そ百名が参集して、実行委員会役員の労苦を労わった。

2)小学校分含め国負担率下げ 義務教育費で政府方針?

 政府は10日、国・地方財政の三位一体改革で焦点となっている義務教育費国庫負担金(2兆5000億円)の削減問題について、全国知事会など地方6団体が求めている中学校分(8500億円)の廃止ではなく、小学校分も含め全体の負担率を現行の2分の1から引き下げる方向で与党と調整に入る方針を固めた。
(信濃毎日新聞11/11)




8.【トピックス69町区】
1)鈴木:携帯などのコネクター製造 
 コネクター部品など製造の鈴木(須坂市)は、携帯電話などで電気を通す金属の「コネクターコンタクト」に、絶縁材となる合成樹脂部品を射出成形して取り付ける「インサート・アセンブリ」事業を始めた。(信毎10/22)



2)中越地震被災地住民の宿泊・入浴施設 須坂温泉等受入る
 新潟県中越地震の被災者が無料で滞在できたり、入浴施設などを利用できるようにする県内の自治体や民間施設が増えている。避難所や車の中での生活が長引き、疲労の色が濃い被災者たちに隣接県として何ができるかを検討した結果で、支援の輪はさらに広がりそうだ。須坂温泉や湯っ蔵らんどでも受入を検討している。(信毎10/30)



3)境沢町第21回文化祭を開催
 境沢町(永田松男区長)は、11月3日恒例の文化祭を開催した。この日は、町内こども神輿、絵画展覧会、農産物のバザー、町内功労者の表彰、謡クラブ等3クラブの発表会も行った。来賓で挨拶に立った小職は、23号台風の被害概要と被害額を報告し、区民の皆さんへ災害復旧への協力を仰ぎました。


9.【会派自由クラブ】

 会派行政視察は、11月11・12・13日にかけて、福岡県の筑紫野市と春日市を訪れて、「職員人経費」の低さを研究した。


12.【お寄せ頂いた会員の声】
 1)りんごのヒビ割れが発生して、商品として出荷できない。現状を見に来て欲しい。(小河原町 K氏ほか)


13.【注目の報道記事から】

1)JR東日本、「長野−新潟間」の直通列車を運行中

 新潟県中越地震で不通となっている上越新幹線の代替ルートとして、JR東日本は、二十七日から長野新幹線−信越線−越後線で東京と新潟を結ぶため、長野−新潟間で直通列車の運行を開始した。(産経10/28)
                               産経

私評:私は、長野新幹線が出来ても、信越線を在来線で長野新幹線と並行して、在来線の碓氷峠を1日2往復でも良いから残せと発言して来ている。その意義はこのような非常時に備えるためにある。在来線は貨車を走らすことが出来る。ズタズタに寸断された国道17号線の現状では、トラックも侭ならない。大量・高速輸送は鉄道に勝るものはない。



2)高山村長に県地事所長の久保田氏が無投票で初当選
 
 任期満了に伴う上高井郡高山村長選は二日告示され、新人で元県諏訪地方事務所長の久保田勝士氏(62)=無所属、中山=が立候補した。久保田氏以外に動きはなく、久保田氏の無投票初当選が決まった。


3)小布施町町長唐沢彦三氏は次回町長選不出馬を表明された。

15.【後援会活動】後援会総会開催のご案内


ことぶき会佐藤壽三郎後援会会員の皆様へ


 日頃は温かいご支援ありがとうございます。こころより御礼を申し上げます。今年も、佐藤じゅさぶろう議員報告会の開催季節となりました。テレビの議会中継だけでなく、生のじゅさぶろう節を、お聴きくださいますようにご案内いたします。


     と き   11月21日 午後2時から4時まで  
     ところ   境沢町公会堂

     おしゃべりする人とテーマ

  ○小坂憲次代議士、村石正郎県会議員
      国政・県政の課題を題材にご報告
      (ご来賓は事情により変更になる場合があります) 

      〜講演の部〜

  ○佐藤壽三郎市議会議員
     「全国から視察が殺到するまでになった須坂市議会」

  ○三木正夫須坂市長
     「須坂市の課題と展望について」

   午後4時〜 懇親会(会費千円)



【北信鏡】
10/23山岸剛儀法事、森上小学校70周年記念式典、懇親会、中越地震 /25市民相談、須高事務組合、市建設課、市民相談 /26 メルマガ配信、市民相談、市建設課、行政懇談、/27 全員協議会、議会運営委員会 /28寿楽園面会、博物館、市民相談 /29メルマガ配信、市民相談 /30市民相談 /31千曲ミュージアム 11/1 友人葬儀 市民相談 /2四平市歓迎会 /3 市制50周年記念式典、境沢町文化祭、市民相談 /4メルマガ配信 林活推進議連行政視察 /5市民相談 行政懇談会 /7結婚式 /8町内配布 /9 メルマガ配信、市内視察、会派会議、市民相談 /10 後援会打合せ会 /11〜13 筑紫野市、春日市に行政視察 /13後援会打合せ会 /14 市民相談 /15 メルマガ配信、議会運営委員会、市民相談、会報配信


発行日 平成16年11月18日   編集:発行人 須坂市議会議員 佐 藤 壽三郎
fax 026-245-5673 Tel 026-245-0050 須坂市墨坂南1丁目(境沢町)