吐く息や 吹き出し如く 見ゆる朝   壽茶 


會報ことぶき 月報(No.98) 2006年11月号
(須坂市議会議員佐藤寿三郎の議員活動詳報)

終世書生気質: 千曲のかなた をご覧下さい。


1. 【議会内議員活動】

1)12月定例議会は11月30日招集されます!
2)総務文教委員会の報告(役職:委員長)

@平成18年10月13日 於:第4委員会室
報告事項1:須坂市が発表した職員の処分規定(職員の交通事故等に係る処理及び処分規定)の内容について、総務部長並びに総務課長から説明を受けました。
【委員会質疑】須坂市職員の過去10年間の酒気帯び運転等の事案は2件でしかないのに、なぜ県内19市の中で先んじて一番厳しい処分規定にいたのかの質疑と、議会に報告も無くて信濃毎日新聞に12日掲載されたことへの議会を軽視したことに関する意見が集中しました。
【総務部長】:新しいルールづくりに対応したいと述べた。

報告事項2:災害時における協力に関する応援協定概要について。

○須坂市が長野県理容生活衛生同業組合須高支部(74店)、長野県美容生活衛生同業組合須高支部(85店)の2者との間で結んだ応援協定について。


○須坂市が市内大手8スーパーマーケット
・イオン潟Wャスコ須坂店
・慨・S・V西友須坂店
・潟}ツヤ須坂西店
・潟Aップルランド須坂日滝店
・潟Aップルランドデリシア須坂井上店
・叶シ源須坂・長野東インター店
・須高農業協同組合 Aコープすこう店
と締結した物資供給及び駐車場の提供業務について説明を受けました。
A 平成18年11月17日。於:議長室
総務部政策推進課より、11月24日に開催される「公共事業等市民検討会議」に示される資料の説明を受けました。


3)議会運営委員会の報告(役職:委員)

@ 平成18年11月17日。於:議会第3委員会室
◆協議事項

T)地方自治法の改正内容(議会関係)についての説明を受けました。
U)自治法の改正に関連しての委員会条例の改正点について。
V)自治法並びに委員会条例の改正に伴う議会規則の改正点について


6)須坂市議会定数等改革検討委員会(役職:委員)
@平成18年10月26日。議会第3委員室
  議題:@予算・決算委員会の設置について。
     A会派制の充実について。
     B議場を市民に開かれた場に 
     C政務調査費用について。


A平成18年11月10日。於:議会第3委員会室
◆協議事項:議会事務局サポート体制の強化。
      政務調査費について。
      委員会の報告書について。


B平成18年11月17日。於:議会第3委員会室
◆協議事項
 T)議会改革に関する検討結果報告書についての文言の調整を行いました。


8)須高広域消防運営協議会(役職:委員)

@平成18年10月17日於:須坂市消防本部
A会議事項:消防本部における人件費の負担について。

【4月24日から6回の市町村助役会議が開かれ協議が重ねられてきた。協議結果は、@本部通信指令員6人分の人件費(実績金額)を、均等割5%、人口割95%の負担割合で3市町村が負担する。

B小布施町、高山村から要望のあった激変緩和措置として、両町村については平成19年度は@で算定した金額の2分の1を、平成20年度からは全額負担とする。


◎長年のタブーであった「消防本部の人件費の負担」は、しがらみの無い私の「市町村で公平負担」発言を端緒として漸く解決をみました。須坂市は平成20年以降に、最低でも毎年凡そ1145万円の財源負担軽減が図られることとなりました!


10)−1議員研修会(強制)
@ 平成18年10月26日。議会第4委員会室。
研修会科目

○政治活動及び選挙運動について  講師:県選管職員。

○「地方自治体はどう変わっていくか」:講師・長野大学教授 安井幸次先生。講義内容:1)平成の大合併・第1ラウンドの結果。2)平成の大合併と地方自治体の課題。T.都道府県の合併を超えて「道州制」の具体化が進められる。U.行政改革の一層の推進として目指される。V.「三位一体の改革」による地方交付税の削減下での財政改革が求められる。W.狭域自治と「行政と住民の協働」「地域協働」が重視されるとする。


【安井幸次先生に私からの質問】

質問1.統治論として、地方自治体こそ「議院内閣制」の方式、議会の中から市町村長を選出し、各部長を首長から選出された議員がその任に就き、地方自治体を運用してゆくことは考えられないか?


質問2.統治論として、政治は地方に精通した人の積み重ねが国政に反映しなければならない手立てとして、長野県の19市の市長は職名で県議会議員を兼務し、全国の都道府県知事は、職名で国会議員(参議院議員)を兼務する。議会は直接選挙される議員との混成議会となる。
このことによって県政や国政に真に実情を把握している人が議員となれるので、政治の歪みや実情との乖離か解消された政治が期待できないか?
【評論】安井教授から明確な回答が得られず。残念!

10)−1議員研修会(任意)

A 小布施町議との有志議員研修会を開催。

 平成18年10月25日。於:須坂市議会第4委員会室。出席議員。須坂市議:11人。小布施町議:7人


○研修課題 @広域観光のあり方について。小布施町が抱える観光や「うるおいのある美しいまちづくり条例」について、金田議長が発表しました。

○議会改革の取り組みと進捗について。須坂市議会が取組んできた課題を、善財議長が発表しました。

B 平成18年11月13日。於:議会第3委員会室
憲法学習会の発足。参加議員7名。市議会改選後に取組めるための準備会。



2. 【私の議会外議員活動報告】

1).市との協議
@平成18年10月16日、まちづくり推進部市道街路係宛に長野電鉄河東線境沢北踏切脇の側溝蓋の修繕工事を要請⇒即日工事完了。


2).市・自治会等への催しへの参加
@平成18年10月15日於:県民須坂運動広場第18回竜の里須坂 健康マラソン全国大会が行われ、早稲田大学競走部招待選手と全国から凡そ2,400が参加して執り行われた。

  ○来賓に、小坂憲次前文部科学大臣、荻原健司参議院議員、
   村石正郎、永井一雄の両県議、議長以下多数の市議、
   須坂警察署長、相澤区長会長が出席されました。

  ○ゲストランナーとして 荻原健司参議院議員、
    早稲田大学競走部女子選手5人。


【講評】議員になって今回で8年間見てきていると、一時期は参加者が落ち込みどうしたものかと憂慮するときもあったが、関係者の尽力によって息を吹き返して来ていると感じる。

 出場者に漏れなく連絡をとっていること。フルマラソンでなく健康マラソンに徹していること。記録至上主義でないこと。早大峰の原合宿所の縁で、毎年早稲田大学競走部が招待選手を送り込んでくれること等が参加者の定着につながっているのではないかと推測される。


○地域づくり市民会議(南部地域編)

A平成18年10月27日 南部市域公民館で、坂田、南原、北原、小山、屋部、八幡そして境沢7町区の住民を対象に催されました。地域住民、市長以下部課長、市議会議員そして各町区長(都内で言う町内会長)が出席しました。
市からの説明事項のうち要点を抜粋しますと・・・・

T.市民の満足度・重要度調査報告から

【年齢別満足度】
 これによると、市民の四十歳台を除いて二十歳台から七十歳まで満足度は上昇している。


【市民の求める施策順位を掲げると】
1位:人生80年時代に対応した健康づくりの推進。
2位:市民の生命財産を守る防災・安全都市の形成。
3位:少子化と超高齢化に対応した福祉社会の構築。
4位:たくましく心豊かな人をはぐくむ学校教育の推進。
5位:地球環境時代に対応した環境都市の形成。


【重要度が高いも満足度が低い評価】から
○ 人・物が集まるにぎわいにあふれた商業・観光の振興。
○ 柔軟で効率的な行財政の推進
○ 発展を支える都市基盤の充実



U.須坂市の財政状況について
○10月1日開催した佐藤壽三郎議員活動報告会で具体的に示しました。

V.市民参画型事業の取組みについて
○過去に当メルマガで内容は紹介済みです。

W.民間活力導入計画について
○過去に当メルマガで内容は紹介済みです)

X.地域防災マップについて
○18年度一般質問での消防団のあり方は、このことを念頭において市政を質しております。

Y.地域景観形成基本計画について
○今後の意見集約が待たれます。



2)共創のまちづくりについて
  T.事例紹介
  U.地域からの質問・課題の回答


3).その他


@平成18年10月19日。泉小路活性化の会の10月期幹事会と講演について役員と協議。

A平成18年10月29日 小布施町六斎市を見聞。人集めの手立てを学ぼうとあちこち廻りました

B 平成18年11月3日。於:境沢町公会堂
第23回境沢町区民文化祭が開催されました。
町内巡行子どもみこし。昇竜太鼓。町内顕彰表彰は横山真彦、笹岡司郎、永田ひさいの各氏が受章された。

○演芸は町内のクラブや愛好家の発表会でありましたが、日頃の成果を披露され、聴衆からやんやの拍手を受けました。

○特別ショーでは西華流・西華寿仁師匠の舞踊が場内を唸らせました。境沢住民が多芸を堪能した一日でした。

C平成18年11月13日。於:理事者控室
八町線拡幅整備に関わる課題についての協議。


7. 【会派自由クラブの会派視察報告】
     

  会 派 視 察 報 告 書 

 下記のとおり会派視察を行ないましたのでご報告します。

                記

1 期日  平成11年11月7日(火)から8日(水)

2 視察先 (1) 新潟県新潟市  「地下街「ローサ」について」―@
   及び (2) 新潟県十日町市 「十日町おおまつりについて」―A
  視察項目  「情報館(図書館)・博物館の充実について」―B

3 視察報告

(1) 選定理由
@ 須坂市の人・物が集まるにぎわいにあふれた商業・観光の振興のための手立てを摸索するため。

A 須坂カッタカタ祭「踊りの祭典」を、人・物が集まるにぎわいにあふれたにものする手立てと、広域観光の手探りを図るため。

BT.ひとづくりの一環として、教育環境整備のうち先進図書館の実情を把握し、須坂市の図書館を再検証するため。

 U.ひとづくりの一環として、教育環境整備のうち先進博物館の実情を把握し、須坂市博物館を再検証するため。


(2) 視察内容及び当初の目的設定と比べてどうであったか

@ 昭和40年代後半における、中心市街地の車社会の到来による駐車場需要の対応策と人寄せ対策の一石二鳥を狙った施策であったことが窺える施設であるが、建築費約68億円に対する自己資金約3億円の低さや、本地下街は直線で330m一本の外に地下街が発展しなかったこともあり、このことが結果的にこの地域の一部分であることから経営的行き詰まりを招いて要因であることが窺えた。


A 十日町おおまつりは、踊り手2千人で、見物客を1万5千人も近郷近在から集まる人気である。「十日町小唄」のメロディーが人を惹きつけるのか、踊り方に特色があるのかを再度検証する必要があるが、須坂カッタカタ祭「踊りの祭典」とは一味違う。


BT.十日町情報館(図書館)の内部は、開放された「丘陵」をイメージした吹き抜けの空間であった。極めて開放感が印象的であった。供用廃止された書籍のうち価値あるものは後世のために「貴重な資料」として書庫保管庫に永年保存されるとのことである。これも図書館の重要な役割であることを教えられた。

 U.博物館の展示物は博物館毎に特色を示すものであり、「出土品」等は地形的、地勢的、歴史的な宿念の遺産であって、須坂には須坂の誇れる出土品があるのでこれを殊更に羨む気はないが、十日町市博物館の史料収納庫が耐火構造で、且つ広く確保されていたことは、財政的にも恵まれた環境下の博物館であると感じた。


(3) 須坂市にどのような政策提言ができるか

@ 車社会であることは須坂市も新潟市も変わりはなく、視察地の地下街「ローサ」も如何に中心市街地に車で来られる人々のための駐車場を提供できるかにあった。地下駐車場は須坂市には不向きであるが、然し市街地への来訪者の駐車料金の安さこそが、中心市街地活性化の重要なキーであることの裏付けが取れたと言える。

A 須坂カッタカタ祭「踊りの祭典」は、見物人よりも踊り手の方が多い現状である。これを十日町に倣って近郷近在から見物人が押しかける「踊りの祭典」にするには、「須坂小唄の踊り」が『お座敷踊り』であったものを、「踊り流し」或は「行進踊り」の振り付けに変える必要があることを再三指摘をしてきているが、更に検討を加えるべきであることを感じた。

B 当自由クラブは政和会時代の平成13年9月に、先進施設として下館市図書館を視察している。どちらの図書館も甲乙付け難い。共通点としては館内の開放感と照明や書架の配置であったが、設備が良い分維持費がかかるだろうと推測される。然し、図書館は書籍の貸付や情報の収集や閲覧の場とともに、現代人の癒しの場としての機能が求められている。人づくりのために極めて重要な場でもある。


(4) 会派として今、何ができるのか

@須坂市の商業の活性化、観光事業のより緻密な推進策を他市の猿真似や単なる導入の形でなく、視察内容を咀嚼して提言してまいりたい。

A須坂カッタカタ祭「踊りの祭典」の抜本的な見直しについて、再度「十日町おおまつり」実行日に十日町市を再度訪ねて、つぶさに状況の検証を重ね、須坂に欠けているものは何か、須坂で出来るものかを咀嚼して提言してまいりたい。

B老朽化してきている、図書館並びに博物館の改修時における施設のコンセプトが、「人つくり」につながる大切な源であることを提言してまいりたい。

4 その他

 須坂市議会定数等改革検討委員会は、「行政視察の見直し」について、「内容によっては担当職員も同行してもらう」方針を打ち出している。このことを提唱している当自由クラブは、前年度の会派視察同様に今回実施した十日町市の視察のうち、「十日町おおまつりについて」は、中山晋平が作曲を共に手掛けた「須坂小唄」と「十日町小唄」を縁に、両市間で広域観光の取組みが叶うかを打診するために、前もって須坂市の産業振興部並びに総務部政策推進課と協議をして臨んだ。

 更に十日町情報館(図書館)と十日町市博物館の視察研修には、須坂市教育委員会の教育次長、須坂市博物館長並びに学芸員の同行を求め、議会と教育委員会との情報の共有をはかることができました。



13. 【壽会佐藤じゅさぶろう後援会から】

 後援会拡大に会員獲得へのお力添えをお願いします

 議員活動は、一人でも多くの市民の皆さまに『壽会佐藤壽三郎後援会』の会員になって頂き、後援会を通して佐藤壽三郎議員の情報等を機会あるごとにお示ししながら、ご一緒に「須坂のかたち」を造ってまいりたいと思います。どうかお力添えをお願い申し上げます。



14.【北信鏡】11/1 行政相談 /2 メルマガ配信、議会に出向、歓迎会 /3 町内文化祭 /5 県議役員会 /6慈善事業、議会に出向 /7〜8 自由クラブ会派視察 /9後援会活動 /10 定数等改革委員会、懇親会 /12 泉小路活性化の会 /13 市民相談、議会に出向 後援会 /14 市民相談、後援会 /15憲法研究会、行政相談 /16 後援会 /17 後援会 /19 町内防災訓練 後援会



発行日 平成18年11月20日
編集:発行人 須坂市議会議員 佐 藤 壽三郎

http://www.zyusaburo.com/
 
fax 026-245-567Tel 026-245-0050
        須坂市墨坂南1丁目(境沢町)