首すくむ ほどの寒さや こたつかな 壽茶

佐藤壽三郎の議員活動報告詳報

ことぶき月報(No.110) 2007年11月号

終世書生気質: 千曲のかなた をご覧下さい。



1.

【12月定例会招集・議会内議員活動】

1).本会議の概要報告 
@ 平成19年11月27日午前10時、12月定例会が招集されました。
A 12月定例会の会期を21日間とし、12月17日を閉会日と議決しました。
B 事件決議2件、条例1件、補正予算6件が上程されそれぞれ所管の委員会に付託され後、本日の議事を了し散会しました。

2)経済建設委員会
@ 平成19年11月27日 於:理事者控室
協議事項:12月定例会の付託案件等にかかる現地視察実施内容について。

A 平成19年11月29日 午前9時〜正午
12月定例会の付託案件等にかかる市道の現地視察を行いました。
T.塩川町セブンイレブンから電鉄長野線踏切先までの歩道案件
U.米持町における宅地分譲に絡む市道
V.村山町堤外の権五郎川東沿いの市道
W.相之島町堤外の小千曲1号線
X.光が丘町尻の市道松川南線
Y.やすらぎの園へ繋がる道路
Z.本郷町の市道丹波塚4号道路
[.本郷町の市道古池12・13号線
\.本郷町の市道寺窪5号線
].相森町の市道行人塚11号線

3)議会運営委員会
  平成19年11月20日午前9時半 於:議会第三会議室
◇協議事項
@ 12月定例会議案等について総務部長より説明を受けて、質疑応答がなされ、私は、市道の変更について手続上の疑問点を質しました。

A 会期日程について:原案とおり了承しました。

B 招集日の議案日程等について:原案とおり了承しました。

C 議会費の12月補正予算について:議会事務局長より概括説明を受けた後、質疑応答がなされました。私は、議会活動は3月31日までを一区切りと捉えるべきで、12月議会での「議会運営費」の減額上程はおかしいのではないかと質しました。

D 発言の取消し・訂正についての対応について:議会事務局より説明を受けた後に、討議を行いました。この件について、地方分権一括法に絡んで、地方議員にも議会活動における発言の免責を与える法律を制定すべきである要請を議長会等で発言して頂きたい要請をしました。

E 委員外議員の現地視察参加の範囲について:議会事務局より説明を受けた後、討議をいたしました。委員外議員の取扱いは、市議会規則第110条に則った取扱いに立ち返るべきことの発言をしました。会派に持ち帰っての意見集約としました。

 委員外議員の活動に関連して、議員の「公務災害の対象事例」が示されましたが、議員の身に万が一のアクシデントがあっても、補償対象が極めて狭いことが明白となりました。

 議員に対する公務災害からみても、議員は一昔も二昔も前の「名誉的な地位」「片手間な議員活動」の名残りが汲取れるご粗末な公務災害枠であり、議長に「全国の議長会を通して改善策」を提唱しました。

 どうも今日登庁した議会運営委員会も公務災害対象ではないらしいことは、昨日開かれた議会活性化委員会も公務災害対象の会議で無いこととなり、「議員の公務」が極めて恣意的な解釈の中にある怒りを感じます。


F 議員研修会の開催について:原計画案を了承しました。

G 議会運営委員会の視察について:予算・決算委員会を実施している先進地市である、高石市(大坂府)、河内長野市(大阪市)市議会視察を要請をしました。

H 一般質問の通告日について:了承しました。

I その他:
T.議員の兼職について差し控える申し合わせの確認⇒原則、区長等の役職を引き受けないこと会派に持ち帰っての意見集約としました。
U.上田市議会との交流会 V.長野市議会との交流会 W.市議会議員手帳の日付が暦年手帳であって不便であるので、行政年度手帳を採用されたい旨の要請。

 ※ 青色文字は私の発言を示します。

7)議会活性化委員会
@ 平成19年11月8日。議会第三委員会室

◆協議事項 ア)決算特別委員会の総括。イ)予算特別委員会の設置に向けて ウ)その他

  【私評】委員会に出席して感じることは、地方分権一括法により地方自治体の首長の権限が強大なものとなった。相対的に地方議会(市議会)の活動も拡大されたと言える。然し、議会が十把一束になることが首長の権限強化に対抗する方策とは思えない。議会制民主主義制度は堅持されているし、議会中心主義を、一時の思惑や打算で廃棄するようなことがなされれば、過去に自由と平等のための流血は何であったかと言うことになる。国民(市民)の固有の権利を守るための、議会制民主主義であることを忘れてはなるまい。


@ 平成19年11月19日 於:議会第三会議室

協議事項
 予算特別委員会の設置に向けての確認事項として、以下の点を会派別に協議のうえ、27日までに委員会に提出する。
    T.委員会の構成
    U.付託議案について
    V.予算説明会について
    W.総括質疑について
    X.分科会について
    Y.委員会(全大会)について
    Z.会期について
    [.予算決算常任委員会化について

9)森林業活性化委員会
@平成19年11月9日:現地視察
森林・林業・林産業活性化促進議員連盟による、仙仁山の市有林の視察に出かけました。市有林として凡そ107haの広さがあります。

 現地視察の目的は、須高区域に点在する市有林の位置確認と、山を取り巻く環境を現認する為のものです。

 長野県の森林・林業を取り巻く環境は、木材価格の長期低迷や山村の過疎化・高齢化等により、林業生産活動は依然として停滞し、森林経営や森林のもつ多面的な機能の持続的発展が憂慮される状況にあり、森林・林業・林産業の一層の活性化を図るために、


   1.森林整備等に必要な施策及び予算の拡充を図る。
   2.地域材利用の拡大推進を図る。
   3.有害鳥獣被害対策の拡充強化を図る。
   4.松くい虫等被害対策の推進を図る。
   5.森林に関する環境学習の充実と実践活動の推進を図る。
   6.官形造林の内容の見直しについて。
   7.これらを実行ならしめるための財源の確保を図る。

 このことを、議会として提唱してゆく確認し散会しました。



2.

【私の議会外議員活動報告】


2).市・自治会等公式行事への出席報告
@ 平成19年11月3日:境沢町文化祭に出席。

【私評】町内会の諸行事が大きく曲り角に来ているのではないでしょうか。運動会や文化祭が辛うじて、役員の犠牲的献身によって体裁を保っているのが現状と申せます。

 町内会の活動は、市政の強制施指導の域ではなく、本当に「ご近所のお付合い」程度の緩やかな、自発的な組織でなければ、離反する人が出てくるのではないか?役員の時のみ町内会の諸行事に参加する姿勢では、本人が役員になったとき積極的に住民は協力するであろうか。自治会の溶解現象が起きていると感じます。



3.

【自主研究:地方議会と市議会議員】


市議会本会議のインターネット配信実現の為のお願い

 須坂市議会は、本会議の模様をインターネット配信するよう市長に要請しております。ネット配信は偏に市民の皆様の要望があってこそ実現できる施策であります。

 そこで、須坂市に「市議会本会議のインターネット配信実現を!」のメールを、皆様から発信くださいますようお願い申上げます。

      須坂市総務部政策推進課 宛へ  s-niji@city.suzaka.nagano.jp




4.

【自主研究:須坂の防災と治安】


@平成19年10月28日 於:長野県県民グランド

 ◆平成19年度長野県総合防災訓練がここ須坂市を中心に、小布施町、高山村の広域において一斉に執り行われました。
訓練実施場所を須坂市、小布施町、高山村を全域とし、村井長野県知事の指揮下の下に、76の参加機関は一糸乱れぬ訓練を約半日かけて恙無く全行程を行うことが出来ました。


 ◆実施された想定訓練内容は、
   1.地震による被害
   2.火災による被害
   3.豪雨による被害
   4.テロによる被害


 ◆訓練内容は、
 災害対策本部の設置の下に、各防災関係機関、地元住民の協力の下に、情報伝達、被害把握、交通規制、物資運搬、避難所設置、救済救護、炊き出し、防火防災、テロ対策、ライフライン復活などの総合的な災害応急対策訓練でした。

 市議会防災委員会は、これらの訓練の全てを見聞することととして臨みました。本総合防災訓練には5千人もの人たちが何らかの関係で参加したようですが、このような大掛かりな訓練が行われたのは、昭和57年以来のようであります。

A 平成19年10月29日午前1時34分ごろ、長野県北部を震源とする地震が発生。震度2:須坂市、長野市、飯綱町。

【私評】北信地方を震源とする群発地震か?と懸念しております。



9.

【会派の動き】


@平成19年11月27日、会派の意見として議会活性化委員会宛に、「検討課題の追加項目に2項目を追加されたい」申出書を提出しました。



15.

【壽会佐藤じゅさぶろう後援会】


 第9回(平成19年)佐藤壽三郎議員活動報告会は、11月25日境沢町公会堂で、凡そ80名もの支持者の皆様にお集りを頂き、盛会に催すことが叶いました。時節柄ご多忙にも拘わらず、ご臨席を賜りましたことを、心から御礼を申上げます。

 本年度は、佐藤壽三郎市議が凡そ1時間に渡り、市議活動の状況と市政の課題を詳細に資料に基づいて説明をし、質疑応答もなされました。その後、懇親会に移行し、会員相互間の懇親を深めました。


熱弁をふるう佐藤市議



活動報告に聞き入る支持者のみなさん

第9回 佐藤壽三郎の議員活動報告での報告要旨

 須坂市議会議員佐藤壽三郎です。今年も議員活動報報をさせて頂く時節となりました。今年の2月に執り行われましたし議会選挙では、絶大なるご支援を賜りお陰様で当選が叶いました。心より御礼を申上げます。亦、新たに後援会にご入会頂きました皆さまにはこころから御礼を申し上げます。では、早速議員活動報告に入らせて頂きます。

  (佐藤市議は、配布された資料から、ひとしきり須坂市の平成18年度一般会計決算の目的別、性質別的内容、款別予算決算対照表、、平成16年度以降の市税の収入状況等の説明をされた後、本題の「市議会選挙出馬にあたってのマニフェスト」の状況について語りました)


 1. 市職員をあと100人削減する提言について  

  須坂市は平成10年から今年の3月までに凡そ100人の職員の削減が実現しました。職員の削減の限界が来ているかなとも感じます。であるとすれば、市が現在行っている数多(あまた)の事業のうち、民営化が可能な事業は、躊躇せず民営化を推進すべきだと確信しています。このことは今後も提言してまいります。


 2. ぬくもりのある福祉の提言について  

 先ほども須坂市の決算の歳出で、民生費と衛生費で51億1千余万円、歳出全体に占める割合が30.5%にのぼることをご説明しました。現在の財政状況にあっては、如何に質を落とさず、温もりある福祉を市民と共有できるかであります。効果的な手立てを念頭においての福祉行政を求めて参ります。
 更に、女性の出産や子育てに国(市)が手を差しのべることが必要です。喫緊の課題として最優先で取組んだ自治体のみ生き残れることを、肝に命じて提唱してまいります。


 3. 活力のみなぎる須坂の復活の提言について  

 広小路(国道406号)の道路整備は、最早、行政手続が粛々と進められる手順の段階にあると認識しております。

 泉小路(都市計画道路八町線)の道路整備につきましては、市との間に、これまで着々と事前折衝が行われていること。沿線の関係住民の組織である「泉小路活性化の会」が存在すること。市が当事者としてこの組織と道路幅員について協議を重ね、関係住民の総意として16mを容認して来ていること等を勘案すると、泉小路整備の実現性は更に一歩進んだと思っております。
  
 須坂を復活させるには、「おまつり」が重要であると考えております。更に上信越自動車道小布施PAついては、須坂市としても受ける利便性を勘案し、整備費について費用を出捐することが大切であると思います。県営日滝原産業団地への企業誘致を成遂げること。新村山大橋の完成後に、日を置かず新千曲大橋の実現に向けて行動を起こすこと。インター須坂流通産業団地の拡大計画について、具体的なビジョンを提唱してまいります。


 4. こどもは須坂の宝とする提唱について  

 次世代の郷里須坂を背負うこどもたちを、「勇気と希望をもつ、背筋の伸びた須坂のこども」として育てようではありませんか。彼らの将来を遠望する時に、或いは小学校の統廃合も必要かもしれません。人材育成の手立てが須坂を伸ばします。後の世の歴史の評価に任せるべきです。


 5. いつの世も市民が主役の社会を目指します  

 民主主義社会とは、「選挙で選ばれる政治家こそ政策決定の責任者」でなければなりません。更にリンカーンの言葉で代表される「人民の人民による人民のための政治」これこそが、時代を越えて守り抜く民主主義の原則であります。

 地方分権時代の市議会議員は、議会で決したことに政治責任を持つことを意味します。様々な情報の収集とともに情報の分析能力が重要なポイントとなりますが、須坂に投げられた問題は回避せず、「市民益を遠望」した決断を、今後も提唱してまいります。


○ご清聴ありがとうございました。拍手  




母校・東洋大学校友会・長野支部代議員もかけつけて!



16.

北信濃鏡
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今月号は佐藤壽三郎メールマガジンVol.257〜Vol.261をまとめたものです。




発行日 平成19年11月30日
編集:発行人 須坂市議会議員 佐 藤 壽三郎