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【新自由クラブ外三会派が原案反対として提出した修正案】 |
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ア)湯っ蔵んどの「死海の水温水プール」を指定管理者に107万円で売渡す(払下げる)案件については認められない。 |
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【私の修正案賛成理由】
「死海の水温水プール」取得の経緯と、払下げと同時にプールを破砕する契約は、社会的妥当性をかくので、市長の廃棄処分の決定で良いとする。
詳細な理由はこちら
本会議 ⇔ 1票差で原案とおり可決された。
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イ)恋人の聖地として市有地に市以外がモニュメントを設置するのは認めない。 |
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【私の修正案賛成理由】
市有地に築造するものは全て須坂市の手で築造し、管理・保持を観光協会にさせなければならない(市が掲げる上下分離方式の一貫性を保て。)
本会議 ⇔ 修正案を可決(結果的に全員)
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ウ)代替地の買戻しの補正額896万3千円については認められない。 |
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【私の修正案賛成理由】
本市道拡幅に伴う代替地斡旋行為は、平成元年1月に適正なる農地転用許可申請に基づく許可を得て、所有権移登記手続と土地の引渡しを経て円満終了しているものである。
22年を経て、代替地の買戻しを須坂市に求める行為が果たして正当なものであるか。当時の価格の1.7倍もの価格で応じる姿勢が問題である。須坂市は求められたからこれに即応じる必要性はない。過去の一連の行政行為等を再調査し、須坂市が為した行政行為に重大な過失があればこれをあがなう必要性を認めるが、市に責任がない場合は「売買の申出で」と捉えるべき事案であり、市は価格が折り合わなければ買う必要は更々ない。十分な調査が為されるまで予算執行の停止を求める。
本会議 ⇔ 1票差で原案とおり可決された。
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CH22年度老人保健特別会計補正代号を可決。
D義務教育費国庫負担制度の堅持を求める請願を可決
E人権擁護委員候補として田中友江さん(仁礼町在住・元須坂市連合婦人会長を歴任)を同意。
F千曲川総合治水対策の推進に関する意見を可決。
G義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書を可決。
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2) |
予算・決算特別委員会は一般会計補正予算案を否決!
6月25日開かれた予算決算特別委員会で、今定例会に提出された補正予算案は賛成・反対同数により、委員長の裁決により否決されました。須坂市議会開闢以来の補正予算案否決の決定は、「もの申す議会」の到来と評価されたい。
私は一般会計補正予算案を否決
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(2) |
今定例会に上程された主な議案です。 |
1) |
報告:8件。 |
2) |
事件決議:2件
@市営住宅リフォーム業務契約の締結外 |
3) |
条例案:3件
@火災予防条例の一部改正外 |
4) |
補正予算(案):2件
@一般会計7215万8千円を追加。
A須坂市老人保健特別会計43万2千円を追加 |
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【一般会計の主な内容と補正額】 |
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@ |
自殺予防対策事業 |
77万8千円 |
A |
文化財調査研究事業 |
1,208万7千円 |
B |
不登校児童生徒線事業 |
396万1千円 |
C |
住宅用太陽光発電設置補助金 |
100万円 |
D |
市民バス等への負担金増額 |
436万円 |
E |
交通安全対策事業 |
205万4千円 |
F |
道路にカラ―舗装施工 |
325万9千円 |
G |
フルーツスイ―ツフォーラム実行委員会への負担金 |
357万4千円 |
H |
創業用空き店舗等改修補助 |
1,108万円 |
I |
恋人の聖地モニュメントの設置外 |
280万円 |
J |
井上町外4町への補助金 |
1千万円 |
K |
信州デスチィネーションキャンペーンに同調しての広報(緊急雇用) |
124万4千円 |
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【人事:3件】 |
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@ 固定資産評価審査委員に佐藤敏文氏
A 井上・幸高・九反田・中島財産区管理委員に神田幸夫氏
B 人権擁護委員候補として田中友江さん(仁礼町在住・元須坂市連合
婦人会長を歴任された)
を議会は同意しました。
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(3) |
常任委員会等について |
1) |
経済建設委員会・同分科会 |
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調査研究での小職の発言要旨は次のとおりです。 |
@ |
須坂カッタカタ祭りについて
提唱: |
須坂小唄の踊りについて、「飛び跳ね」を繰り返している連が見受けられる。舞踊家元と舞踊愛好家の連である花房流社中や菊城流社中からは「出場する気を失わせるもの」との陳情も受けている。真摯に受け止めねばとんだことになる。
先日、遠野市に行政視察に行ったが、遠野市の小中学生は将来遠野市を離れても、遠野に伝わる民話を最低でも三話を語り聞かせることが出来るように、民話を覚えていると聞いて感心した。須坂小唄を踊れないで飛び跳ねることは情けない。聊かの時間があれば小学生は正調須坂小唄の踊りを覚えることが叶うのである。小学生にとって貴重な財産となるだろう。
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A
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須坂市の余水の有効利用について
提唱: |
須坂市の水道供給力は6万余人を賄える能力が優にあるある。現在須坂市の人口は5万3千人だとすれば、差引の余水があるはずである。かっての東村との合併によって入られた子子孫孫が守らねばならない財産である。
この余水を小布施町に「すぐ飲める水道水」として水道管に接続して供給(売水)することで、須坂市の財政に貢献することとなるし、小布施町も町民に安定的上水の提供にもなる。検討すべき値打ちがある施策であると確信する。
地下水は地中でいつまでも保存出来るものではない。汲み揚げられない地下水は湧水となって地上に表れ小川を流れて千曲川に流れ込むこととなる。
生まれた時から飲み続けた故郷の水こそ、天下の名水である。H2Oは化学物質としての水。故郷の水は生き物であり、母なる大地の恵みでもある。高井連山で得られた水は高井郡に住まう民が分け隔てなく、たらふく飲める財産でもある。
地下資源の有効利用と須坂市の財源の確保を、我々は子孫の為に真剣に考えなくては、須坂市は歴史上に名を留める地名になってしまう。そんな須坂市にはなるまいぞ。 |
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B |
ハッチ亡き後の須坂市動物園について
提唱: |
ハッチが死亡したことにより、須坂市動物園への来園者の減少は覚悟しなければならない。
元来、カンガルーは荒野を疾走する動物である。母系主義ではあるが、ハッチとクララの生涯夫婦の社会ではないらしい。母カンガルーが新たに交配した血のつながらないオスと一時期生活を共にするが、やがてオスは新たなメスを求めて群れを離れる。このオスに先夫と母カンガルーの間に生まれたオスの子カンガルーは付いて行く習性があるとのことだ。近親交配の害を避ける自然の摂理らしい。
カンガルーの疾走本能を思う存分引き出してやろうではないか。狭苦しい囲いに押し込むのではなく、オーストラリアの荒野を模した百々川河川敷に、カンガルーが全速力で走れる3百mか5百mの長さの荒野を造って、疾走する姿が観れる動物園にしたらどうか。他の動物園にはないものを造ることだ。
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C |
にぎにぎ塾は須坂の中心市街地活性の具にはならない。
創業用空き店舗等改修補助、家賃補助事業の案件について、
1)経済建設委員会に示された資料である「平成22年度わざわざ店等 開設支援事業申請者一覧表」中、12件の店名と代表者の記載をみると、代表者が須坂市に住所を置いていない者が半数の6者もいることである。事業費として須坂市が公金を1269万3千円を投じる以上、対象事業者若しくは代表者は市民税として須坂市に納税する等の手立てを講じたうえでの事業展開でなければ、結果的に公平性並びに公正性を欠いた支援事業展開であり、公金のしかも市民以外へのばらまき行為であり、冷静に思考するならば容認出来ない代物である。
2)中心市街地活性化復興を主眼とする事業展開であるにも拘わらず、中心市街地(商業区域)から外れた地域まで拡大した適用は納得がいかない。
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D |
湯っ蔵んどにかかわる公用物の処分について
財産管理事業としての 補正額107万2千円について。
今回のリニューアルされる箇所は、かって「はるにれ」というレストランであったが、それが市長の一声で「死海の水温水プール」に改造されたものである。
第3セクターであった旧SKFの特別清算により、施設の所有者である須坂市が上下分離方式を取らなければならない緊迫した状況下での「死海の水温水プール」の取得説明により、新自由クラブはやむなく旧SKFからの動産や設備を買い取りに同意した経緯がある。これらの経緯からしても此の度の「死海の水温水プール」の指定管理者への売り渡しは、市民の目には市長の失策を覆い隠す手法にしか映らない。
「死海の水温水プール」の売却と同時にバラバラに打ち砕かれ瓦礫となった浴槽の107万円もの売り渡し行為は、明らかに社会的妥当性を欠くものである。市長の一声で「死海の水温水プール」に改造された過去の経緯や旧SKFが特別清算をなした経緯からしても、市長は「用途廃止による廃棄処分」をなすことが最も整合性がある選択と考える。
市長は本補正予算の「死海の水温水プール」に関しては、すべての補正予算案を取下げて、「死海の水温水プール」の取り壊し工事代金補正予算として上程されることが妥当と考える。
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E |
農地法違反者の実態と対応について
農地に関しては農地法の諸手続きを踏まない限り、所有者であっても勝手に宅地としてにすることは許されない。これを犯せば刑罰に処せられるにも拘わらず、未だに禁を犯す者が後を絶たない。このことについて、須坂市農業委員会が捉える事案は、現在3件である報告を受けた。
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F |
代替地の買戻しについて
一般管理事務費(土木総務費) 補正額 896万3千円について。
昭和63年の市道改良工事にかかわる「代替地として売却した土地の買戻し」の案件については、買戻しの補償内容が不透明であり、示された価格にも妥当性がないこと。現状は駐車場として第三者が利用している形態がうかがわれる。
なぜ22年も経ている今回の買戻しの事案処理なのか、消滅時効等の課題も絡むものであり容易に議会として容認してはならない事案であり、議会は結論を出す前に、議会独自の事実調査を要するものと思われる。
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G |
須坂アートパークへ恋人の聖地モニュメントを設置するもとしての補正額180万円について。
モニュメントの所有権帰属等を考えれば、観光協会に委託してモニュメントを造らせるのではなく、須坂市の所有物としてモニュメントを造り、管理・運用は観光協会に委ねるべきものであり、手法の点において賛同できない。
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(4) |
今定例会で争点になった補正予算に対する私の賛否です。
○ 補正予算修正案(新自由クラブ外3会派が提出)に ⇒ 賛成
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(5) |
今定例会に提出された請願・陳情に対する私の賛否です。
○ 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める請願 ⇒賛成
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(6) |
今定例会に示された意見書に対する私の賛否です。
○ 千曲川総合治水対策の推進に関する意見書の提出 ⇒賛成
○ 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書の提出 ⇒賛成
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(7) |
今定例会の一般質問総括
1).一般質問は6月15日〜17日まで12名の議員が登壇しました。「最終処分場」に関して5名の議員が市政を質しました。小職は「仁礼町福沢組(集落)の住民の代表の皆様と直接意見交換をする機会を持ち、ご意見を基に一般質問の推敲を致しました。
2).一般質問における「一問一答」方式の弊害が最近の議会で目に付く。質問内容の貧弱に持ち時間の消費がマッチしないため、「質問時間の持て余し」状態になり、本来質問によってイ)課題の疑問解消 ロ)課題の提唱 ハ)自論の展開による施策の賛成・反対の意思表示等の展開を持ち合わせていないので、その場凌ぎの、持ち時間消費のための再質問が繰り返されるケースが多く見受けられる。
3).再質問は初回の質問を更に焦点を絞って行われるべきだのに、徒に質問内容を拡大をし、一般質問通告書で申出ている質問要旨とはかけ離れた北方向に進んでしまっている。一般質問通告の制度趣旨を解さない議員がいることは事実である。
4).一般質問は、議員に与えられた市政を質すための権利であると同時に責務でもあると心得ておりますが、議会は議員平等の原則を堅持するために、議会規則に則って運用されている自覚を持たなければ、市民は議会を見限るだろう。
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