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佐藤壽三郎の議員活動報告詳報


ことぶき月報(No.166) 2012年7月号

終世書生気質 : 千曲のかなた をご覧下さい。



議員有志の会活動報告会(四会派合同議会報告会)を開催しました。

 議会や市政の動きを広く市民の皆さまに知って頂くために、議会毎の争点や焦点を議員有志が会派の枠を超えて手を結び「4会派合同市議会報告会」を催しております第7回・4会派合同の市議会報告会は、平成24年7月17日(火)午後6時〜8時、会場シルキー小ホールにて、市民の皆さま凡そ20名が参加されて開催したしました。

 第1部は、6月市議会定例会のご報告として、@今議会に上程された議案や調査研究課題における争点、一般質問で論議を交わした「市長の議会対応について」を分かりやすく議員がご説明しました。


  
  第1部 6月市議会定例会の報告について
                    司会:土谷フミエ議員

1) 福祉環境委員会での調査研究における争点&焦点   北澤雄一議員

○老人福祉の現状と課題について。
第六次須坂市老人福祉計画・第五期須坂市介護保険事業計画について詳細に説明を致しました。

2) 総務文教委員会における争点として。           竹内 勉議員

○請願審査と調査研究における争点
「緊急事態基本法の早期制定を求める意見書の提出を求める」請願について各会派の論点を指摘し、本請願は認められない理由を掲げました。

3) 経済建設委員会における調査研究課題として。     田中章司議員

○地域農業マスタープランについて詳細に自説を展開しました。

4) 6月議会に上程された補正予算について。        宮本勇雄議員

○補正事業と補正額について詳細に説明を致しました。


5) 市長の勇み足は地方自治の崩壊を招くものである。

その1.何故4会派は市長の一連の行為を非難するのかその端緒と経過。
@3月議会の最終日本会議(3月21日)で、市は副市長選任案を提出しました。この議案の取扱について討論を求めましたところ、二人の議員が反対討論をしました。(採決の結果は4名の議員が反対し、結果的に起立多数で同意されました。)

Aこの反対討論に対して、市長は3月30日付で市議会議長宛に「事実に基づかない発言に対する対応について」として5点に亘る項目を掲げ、「このような発言は厳に慎むようご対応いただきたい」旨の申入をされました。

B議会は、4月6日全員協議会において議長から全議員に市長の申入れの概要を説明がなされました。説明内容があまりにも漠然としていて、輪郭をつかめない状況でした。

C市は更に5月市報において「3月市議会定例会における副市長選任案に関する討論について」と断り書きをして「事実に基づかない発言について議会に申入れました」3点を指摘しました。

D市長は5月2日の『市長コラム』では5点を指摘し、「反対討論に対して市長には法令上、議会で反論の機会がない。私の市政運営の基本に関することから市報とメールマガジン(コラム)で説明したい」と搭載した。

その2.須坂市議会の会期と議事の流れをお示しします。

議会の種類 会議・委員会の内容 市長






 開会
 ↓
市長が招集し、議長が開会を宣します。
 議案の上程
 ↓
上程されたものが、今議会の審議の対象となります。
 議案理由の説明
 ↓
提案者(市長・議員)が議案の趣旨を説明します。議員が議案に対して疑問点を質問し、提案者が答えます。
 質疑
 一般質問
   (緊急質問)
 ↓
議案とは別に、議員が市政全般について質問をし、市長等が答えます。
 予算決算特別委員会付 託(議長を除く19名で構 成) 
 ↓
一般会計予算、特別会計等の補正予算、決算審査を審査いたします。






 予算決算特別委員会3  分科会に付託 
 ↓
○総務文教分科会
○経済建設分科会
○福祉環境分科会
予算、決算審査以外の項目を審査します。

○総務文教常任委員会
○経済建設常任委員会
○福祉環境常任委員会
 常任委員会に付託
 ↓
 説明
 質疑・応答
 討議
 討論
 委員会採決
 ↓
予算決算特別委員会分科会では委員会採決を行いません。
 予算決算特別委員会
 ↓
 分科会長報告
 質疑・応答
 討議
 討論
 委員会採決
各分科会で審査された内容を分科会長が報告します。



討議・討論、採決には該当する委員以外は加われない。
×
 会派団長会議
人事案件等が市長より示されます。
最終日に追加議案として上程される。







 委員長報告
 討議
 討論
 採決
討議・討論、採決には議員以外は加われない。







×
 追加議案上程
 説明
 質疑・応答 
 討議
 討論
 採決
市長若しくは副市長から上程されます。



討議・討論、採決には議員以外は加われない。
 議会閉会

その3. 6月定例議会一般質問で4会派の議員が取り上げました。
@ルールに則った市長と議会の関係についてとして。竹内勉議員
A議会制民主主義を守るためにとして。田中章司議員
B議会の委員会で審議した内容を、改めて市報に市長部局の意見として掲載す ることの是非についてとして。 宮坂成一議員
C5月市報での議員討論に対する反論記事の掲載は適切な編集といえるかとし て。  北澤雄一議員
D竹内、田中、北澤議員の関連質問として、石合敬議員は市長の答弁内容の真贋について。佐藤壽三郎議員は地方自治法に則り運営されている市議会の討論に対して市報を使って意見を陳べることは「市長の勇み足」行為であり猛省  を促す趣旨の発言も一蹴するに及びました。

その4. 今回の市長の行為は越権行為であり、議会の独立性を侵した行為と言えますが、4会派が今後の方向を決するにあたり、広く市民のご意見をお聞きすることとしました。

@ 法手続きに則った発言は保障されるべきです。   佐藤壽三郎議員
 その1、その2を説明して、本会議最終日に行う議員の討論についての法的性質については、これこそが議員に与えられた発言の自由権であり、これを侵されたり、言論統制を市長から受けるとすれば、議会制民主主義は瓦解してしまう、このことは市長たりとも侵してはならない民主主義政治の根幹である。議会で議員が自由にものが言えないことは愧じと感じる。市民益を一体誰が守るのか。岩田議員の討論について何ら違法性はないもとと判断される。市報において自論を展開することは、やはり「勇み足」であったと言えるが、市民の皆さまに忌憚のないご意見を賜りたい。


A 市長の市報の私物化は許されない。        岩田修二議員
 私の3月21日議会最終日の討論内容について、市長は、「事実にもとづかない発言、うわさによる発言である」の一点張りの発言は到底許されない。「うそつき」呼ばわりされたことに憤慨している。 
 (岩田議員はここで、3月議会で行った「討論」の陳述記録を読み上げ、私のどこに違法性があるのかと聴衆に訴えました。)


〜市民の皆様から寄せられたご意見の内容です〜
@ 7月14日の地域市民会議で市長からこの話がなされたが、このうわさは選挙前からこの地域では知られていた。
A
市長が市報と言う公器に自らの主張を展開することは、地方自治の本旨にそぐわない。
B 市長と議員との関係はもっと話しあうべきである。市民は政治に関して無関心である。
C 市長は大人げないことをしたに尽きる。
D 市長が発言すればするほど傷つく人がいることに、市長は気が付いていない。
E このうわさは市長選の1年も前から周知の事実として伝えられていた。寧ろ「やっぱり」の感が強い。
F 市長は何であんなに向きになるのか。それがおかしい。



 第2部 市民の広場 
市民のみなさまが自由に5分の持ち時間で、須坂市について語って頂きました。
                                司会:宮坂成一議員

1. 須坂市民は意識改革と発想の転換を図り、すべての行為をプラス思考に変えて業務の合理化と諸税を見直し、小布施町の隣村から脱却しプライドのある須坂市を構築しようとして12項目を提案された。 田子昭治さん(春木町在住)

2. @最終処分場の安全・安心について。
A民意・意見集約のあり方について。 
住民参加条例が意見集約に必要と考える。 山岸有希さん(仁礼町在住)

3. 松川霊園の上の空き地を最終処分場にすべきである。屋代線の須坂西口踏切は廃止すべきである。 西原さん(八幡町在住)

4. 自然エネルギーの導入に関して須坂市は乗っていないのかな。

5. 最終処分場を仁礼に持っていくことは、全く科学的にも合理的にも合致出来ない。                  山岸さん(坂田町在住)

6. 議会基本条例、住民基本条例等は須坂市から聞こえてこない。市民が市政に如何に参加する手立て、常設型住民条例を議会から発議して欲しい。
                        山口さん(屋部町在住)

7. 議会のネックは何だろうか。半数の議員の声や活動が聞こえてこない。
                        谷内さん(境沢町在住)

8. 一般質問のパターンを変えるべきである。  永井一雄県議会議員

2. 【佐藤壽三郎の議会外議員活動】

(1) 陳情等に基づく現地調査
7月18日村石町出向。降雨時における水路の溢水の解消工事についての陳情。


3. 【北信濃鏡】
7/1会報町内配布 /2議会諸類整理 /3議会運営委員会、全員協議会、本会議、福祉環境委員会 /4福祉環境常任委員会行政視察出向。能代市行政視察 /5秋田市行政視察 /6一関市行政視察、陸前高田市現地視察 /7市民相談 /9市民相談、会派間調整会議 /11 四会派打合せ、手談 /12市民相談2件、会派議会報告打合せ /13中学同級会打合せ /14市民相談 /15千曲市議会選挙出陣式、市民相談 /16市民相談 /17四会派合同議会報告会 /18義父納骨、陳情調査、市民相談 /19市内視察 /20PCBに関して意見調整 /21カッタカタ祭り /22友人葬儀 /23手談、松代出向 /24介護保険証受領、市民相談 /26議会友会懇談 /27会報編集/28会報編集 29/会報FAX版配信、町内版配布

発行日 平成24年7月29日


編集:発行人 須坂市議会議員(新自由クラブ)佐 藤 寿三郎
須坂市墨坂南1丁目