寒空に 追い討ち痛し 不況風  壽茶


佐藤壽三郎の議員活動報告詳報

ことぶき月報(No.170) 2012年11月号


終世書生気質:千曲のかなた をご覧下さい。


1.
【須坂市議会12月定例会が招集されました。】



(1)本会議の概要報告
 平成24年11月27日招集されました。会期の日程は11月27日から12月18日まで22日間と決定。会議録署名議員の指名:塩崎貞夫議員、佐藤壽三郎議員です。
上程された議案は、以下のとおりです

承認案1件 衆議院選挙に拘る費用の専決処分
事件決議案件 市道の認定、廃止、変更等
条例案11件 須坂市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について等11件。

補正予算案6件
一般会計(補正予算第3号) 2億1,189万4千円
国民健康保険特別会計(補正第2号)   5,961万5千円
峰の原須藤事業特別会計(補正第2号)       62万円
介護保険特別会計(補正第2号)  △105万9千円
水道事業(補正第2号) 収益的支出 960万1千円
資本的支出   △386万4千円
下水道事業(補正2号) 収益的支出    △166万円
資本的支出 △828万1千円



2.
【私の今議会における一般質問の概要は以下のとおりです。】


質問1 須坂市民の雇用の場確保と財政確保のために

(1)9月市議会以降の経済動向等について。
  @ 全国並びに県内の経済動向について。
  A 全国並びに県内の景況感について。
  B 須坂市の景況感について。
  C 坂市が掌握する、市内の企業の最新情報について。


●なぜこの時期にこの質問をするかの理由について。
○信毎は11月9日で大手製造業の生産拠点再編が県内雇用に影を落とし始めた。要因は、円高の定着。新興国の台頭による国際競争力の低下が、電機や機械などのメーカーが相次いで国内生産を縮小、工場の統廃合を加速させつつあるため。機械系製造業のウエートが高い県内雇用は今後、厳しい局面を迎える可能性も指摘されていると報道しました。

○諸般の状況を勘案するに、日本経済は更に冷え込むことは必定です。このこ とは、次年度における我が須坂市の税収に大きな影響を及ぼすと考えなくてはなりません。経済の減速が人心の荒廃につながらないか懸念するところです。


質問2 須坂の子どもたちが将来に夢を持てるために
(1)須坂支援学校ついて。
  @ 坂支援学校中学部開設の進捗状況について。
  A 坂支援学校高等部の設置見通しについて。


●なぜこの時期にこの質問をするかの理由について。
○「地域の子どもは地域で育てる」この熱き思いは、保護者の人たちだけのものではなく、須坂五万三千市民の思いであり願いであることを、我々は再認識しなければなりません。であればこそ、須坂市立特別支援学校の実現をみたものであります。末永くこの制度というか教育の場を、須坂市あるいは須高地域住民の心の結びつきの象徴として保持したいものであります。平成25年には須坂市立特別支援学校中学部が開校予定であります。恙無く準備万端であるかと思いますが、最終確認を致したいと思います。

○9月11日阿部知事が市立須坂支援学校を視察されました。これに呼応擦るかのごとく、特別支援学校高等部設置に向けての運動に、県教育委員会は9月11日、2016年(平成28年)度を目標に、須坂市内に県長野養護学校高等部の分教室設置を検討していることを明らかにしました。報道にもあるように、高等部設置ともなれば、施設設備は必然財政的裏付けが必要となります。公費をつぎ込む以上、保護者会の人たちの賛同だけでは済まされず、須坂五万三千市民の熱き思いと願いの後押しがなければ、この事業の実現は叶えられません。


質問3 須坂市民が助け合い健康に暮らせるために
(1)上程された一般会計補正予算第3号のうち、生活保護費について。

@ 生活保護費の内訳を具体的に示してください。
A 就労・自立支援に向けての具体的な支援体制について。
B 医療費の適正化を図るための具体策について。
C 不正受給や流用防止対策について。
D 福祉企業センターの活用こそが生活保護費抑制に効果があるのではないか。
E 福祉企業センターの機能の見直しについて。


(2)生活保護費と相対関係にある就学援助について。
@ 要保護の世帯数と準要保護の世帯数を示してください。
A 今後の受給者の見通しについて示してください。

● なぜこの時期にこの質問をするかの理由について。
○過去の補正予算を見ても、12月議会で扶助費補正がこの時期にハされているのは慣行のようでありますことは承知しておりますが、経済不況が伝えられるこの時期の扶助費はその趣が聊か違うと感じてこの問題を取り上げることとしました。

○厚労省は11月21日、全国で生活保護を受けている人が8月時点213万1011人に上り、4ヶ月連続で過去最多を更新したと発表。受給世帯は155万5003世帯でこちらも過去最多であるとのことです。

○県内は、県地域福祉課によると8月時点で、生活保護を受けている人は、
1万1381人、受給世帯は8681世帯。高齢者世帯3545世帯、傷病者世帯1706世帯、働ける世代を含む「その他の世帯」が1483世帯との発表です。須坂市の実態を明確にし、福祉行政の何たるかを質します。


質問4. 須坂市の健全な財政を堅持するために
(1)須坂市滞納整理対策チャレンジプランについて。

@ 収入未済額の推移と現況額について。
A 収入未済額を市税等課目別に示してください。
B Aで示された課目の時効は一律なのか否か。
C Aで示された課目について、時効中断手続き等は如何様に当市では為されて来ているのか示してください。
D 動産・動産、預貯金、債権を有する滞納者への滞納税の強制執行について、当市の基準を示してください。
E 滞納処分に拘る当市の執行停止処分の取扱い基準を示してください。
F 市は収入未済に対する甘さと杜撰さはなかったか。
G 滞納税の取立ては、何カ年計画を以って処理すべき解決手法でなく、健全なる納税者への公平の観点からしても、期限の利益を失った者に対し、法に則って毅然と一斉に執行すべきものと考えるが如何か。


●なぜこの時期にこの質問をするかの理由について。
○税金を納付することは国民の義務であります(憲法第30条)。国民は誰しもできれば納税から開放されたい気持ちがあります。今回の衆議院選挙に臨む各党の政策の争点は、減税か増税かに二分しての覇権争いでありませんか。
  
○人生を平穏で一生を過すことは稀です。寧ろ大多数の人は時として税金を納められないことがあるものです。事業が思いどうりに行かず、気がついたら借金漬けになっていることもあるでしょう。極めて悪質な滞納者は論外で、税金を納められないで心を病んでおられる市民が大半であると思います。

○須坂市は「須坂市滞納整理対策チャレンジプラン」を作成して、滞納整理に本腰を入れるようですが、この要綱について疑問に感じたことを質します。願わくば、須坂市民が郷里である須坂から夜逃げするようなことがあってはなりません。


3.
【長野広域連合議会】


平成24年11月29日、長野市で長野広域連合議会が開かれた出席。

1.議会の審議内容は、平成24年度長野広域連合老人福祉施設等運営事業特別会計補正予算、監査委員の選出が上程され、原案通り可決。更に平成23年度長野広域連合一般会計・各特別会計決算については、原案通り認定。その後、全員協議会でごみ処理施設の稼動目標年度の見直しについて、「稼動目標年度を3施設とも平成30年度中」とすることの平成24年10月30日開催の理事会で決定したとの報告を受けました。

2.長野広域連合議会で委員会の構成替えがあり、小職は福祉環境委員長を任期満了で終えて、総務委員会に異動し総務委員長に就任しました。任期は市議会議員任期満了までです。
 



4.

第16回佐藤壽三郎市政報告会」を開催しました。


 平成24年11月18日、境沢町公会堂に参加者凡そ60名の参集を得て、『佐藤寿三郎市政報告会』を、三木正夫市長が出席されて開催いたしました。

◎講演の部は、三木市長の「三木市政の進捗状況と須坂市の財政課題等について」を、1)『日本の「いい街」ランキング、2)須坂市の財政の見通し、市報に掲載されたエコパーク(一般廃棄物最終処分場)について、3)改革に向けた須坂市の挑戦、4)平成24年度一般会計を俯瞰しての各事業の概要について詳細に説明をされました。その後、参加者より市政の施策の見通しについて質疑があり、これに対し市長は真摯に答弁をされました。

 次いで佐藤壽三郎市議が、昨年度の議員活動報告以降凡そ1年間の議員活動内容について、1)北信病院の改修にあたり須坂市に求められた負担金の妥当性について。2)平成24年度一般会計・特別会計の当初予算額、歳入の目的別構成、歳出の目的別構成でみた税金の使い道。歳出の性質別でみた税金の使い道。3)6月議会における委員会発言。4)いじめに関する私の取組み方。5)新エネルギー施策の抱える課題についての捉え方。6)教育委員会が下した陸砂利採取地跡での新学校給食センターの建設断念の経緯について等と、滞納税対策と須坂市の生活保護費の増大について解決策のヒントを問いかけました。

◎国政報告として、参議院議員若林健太先生が凡そ30分に亘り「解散の経過と自民党の目指す方向」について、分かり易く噛み砕いた報告をなされました。その後、参加者より質問がなされ受け答えをされる中で、今年も和やかなうちに市政から国政報告まで叶えられた報告会は終了しました。 国会議員の儀礼的なお祝いのあいさつでなく、国政報告を毎年語られるところに、本『市政報告会』の価値があります。多忙にも拘わらず講演を頂いた三木正夫市長、若林健太国会議員、そしてご来場賜りました皆様に心より御礼を申し上げます。 

   


11. 【北信濃鏡】
11/2市民相談 /3市民相談、境沢町文化祭、湯治 /5まちづくり課と協議、市民相談 /6須坂市戦没者追悼式、市民相談 /7市民相談2件 /8弁護士と協議 /9長野広域連合事務局と協議、湯治 /10市政報告会原稿起案、市民相談 /11講演(中央公民館)/12市民相談2件 /13市政報告会原稿整理 /14来訪2人 /15議会運営委員会、懇親会 /16市民相談、4会派の協議 /17市政報告会準備 /18 第16回市政報告会 /19 挨拶廻り /20議会運営委員会、4会派会合、弁護士協議、JA吉田 /21JA吉田出向、湯治 /22長野広域連合事務局と協議 /24 市民相談2件、湯治 /26 福祉課、健康づくり課、学校教育課下打合せ /27議会運営委員会、全員協議会、本会議、全員協議会、予算決算特別委員会、予算決算特別委員会分科会、常任委員会、一派質問通告 /28明渡し立会い /29福祉環境委員会現地視察、長野広域連合議会、市民相談 /30議会登庁、税務課と協議、市民相談 

今月号は佐藤壽三郎メールマガジン Vol.450 〜Vol.453 をまとめたものです。
平成24年12月03日

編集:発行人 須坂市議会議員(新自由クラブ)佐 藤 寿三郎
須坂市墨坂南1丁目(境沢町)