往く秋ぞ 虫の音絶えて 柿朱(あ)かく 壽茶
佐藤壽三郎の議員活動報告詳報 ことぶき月報(No.181) 2013年10号 |
終世書生気質:史観、世情、柵(しがらみ)や不条理を問うエッセイ ブログ・千曲のかなた千曲のかなた をご覧下さい。 |
1. | 【私の議会内議員活動】 |
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(1) | 議員有志の会・第11回議会報告会を開催しました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2部 特別秘密保護法についての討論会
本日の討論会は、各々が持てる知識から様々な切り口を問い、深みのある意見を交換することにより、立体的に課題を掴むことを試みました。切り口は違っても、言い回しは違っても互いに共通する思いは祖国愛であり、子孫のために大袈裟に言えば、「君君たらずといえども」云々の心境です。 大切なのは、我が国が掲げる憲法の、国民主権主義、恒久平和主義そして基本的人権の尊重主義の三本柱を、国民自らが真摯に護ることが大切であり、「権利の上に眠れる者を誰が保護してくれるか」に尽きます。この憲法の護りの外輪を形成する防御柵は、実は自由という名の城壁であり、これによって我々の人権の保障の恩恵を受けているものであります。 この自由権があればこそ、本日の秘密保護法案についても、市民が将に自由闊達に論議が出来るのです。この言論の自由、表現の自由の権利とて、実は我々が憲法で保障されている権利の享受であることのありがたさを孜々(しし)と感じました。その意味からも貴重な時間と機会を得ました。 議員有志の会が志す思いを一人でも多くの市民の皆さまが理解され、参加されて自由に議論される方が一人でも多くなればと願うものです。主催者を代表して、ご参加頂いた市民の皆さまに心より御礼を申し上げます。 |
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(2) | 北信3市議員研修会 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成25年10月30日、平成25年度北信3市議会議員研修会が中野市で催され、須坂市、飯山市そして中野市の53名の議長以下市議会議員が参集しました。 研修後の意見交換会にあたり、主催地の池田中野市長が歓迎のあいさつをされ、次いで足立飯山市長、中澤須坂市副市長が来賓のあいさつをされました。 これからの自治体は、少子化と高齢者増加の言わばブレーキとアクセルを同時に踏むような状況下で、確実に税収は減少する認識の下に、複数自治体間の連携施策を進めるとともに、個々の自治体の特色を生かす時代であると感じます。もはや独り勝ちの発想ではなく、共存共栄の政策を連携するためにも、北信3市の市議会議員の意見交換会は有益な催しであると思います。 |
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2. | 【佐藤壽三郎の議会外議員活動】 |
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(1) | 市監査委員活動 | |||||
〇24日の研修 講演 演題 会計監査制度と決算検査報告の解説 講師 会計検査院 事務総長官房 審議官 寺沢 剛 氏 〇25日の研修 演題 これからどうなるブローバル経済と日本 講師 同志社大学大学院 ビジネス研究科教授 浜 矩子 氏 |
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(2) | 陳情受理と現地調査 | |||||
1)高畑地籍は夜間は真っ暗で危ない。是非防犯灯の設置を願いたい。 2)身体障害者手帳の申請について。 3)佐藤議員主張の「古川(境沢町)改修の必要性」を今回の大雨で痛感した。 是非一日も早い改修をお願いしたい。 |
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(3) | 平成25年度須坂保育園うんどうかいの参加 | |||||
平成25年10月5日、運動会に招待をされまして参加しました。「うんどうかいごっこ体操」から種目が始まりました。2時間余りの時間帯で15種目もの競技やリズム(遊戯)が披露されました。 驚いたのは観客数です。ざっくり数えても園児の数の将に数倍ではありませんか。お父さん、お母さん、兄弟姉妹、おじいさん(祖父)、おばあさん(祖母)、叔父さん、叔母さんと一家総出の応援団であればと納得しました。更に園長先生以下、来賓の議員、区長、民生委員の数を加えると何と4百名余り。狭い園庭は超満員の盛況でした。 保育園の運動会は、脚本が大枠でありますが、中味がサプライズの連続で、そのサプライズがわざとらしい意図をもってなされているものでないところが素晴らしい。演じる園児は真剣であればあるほど、見ている観客には滑稽で、一同が笑いこける。親は親で、我が子の一挙一動の名演技に、にたまげころげ大爆笑。笑いの連鎖が園庭を取り巻き、いつまでも拍手が鳴り止まない・・・ 全ての競技を終えた折に、来賓のあいさつを求められた・・・ 数あるあいさつの中で、保育園の園児に対してのあいさつは頗る難しい。わかり易いことばで語りかけなくてはならない。私の話すことばに園児がうなずいて見せることが、何よりのよすがとして、ことばを噛み砕いて話すこととしている。心を伝える原点を与えられたと、あいさつをする度に感じてならない。 今年も、真剣であるが故のハプニングと爆笑との連続を楽しみました。演出でない感動をありがとう。健やかに大きくなってくださいと祈念しながら退園。 |
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(4) | 歴史小説家 江口孝之氏の講演を拝聴して。 | |||||
平成25 年10 月5日、須坂市中央公民館には凡そ3百名の聴衆がホールを埋め尽くし満席状態でした。 江戸時代の幕末、須坂藩第13代藩主堀直虎公は1万石の身代でありながら、大番頭から若年寄更に外国奉行に昇進し、幕府の中核に位置するも、彼の人生には大きな落とし穴が待っていた・・・ 将軍と大名は主従の関係である。直虎公は慶喜将軍に対して抱いていた義とは、「君、君足らずといえども、臣、臣足らざるべからず」でなかったか。さすれば、将軍に僭越にも諫言の行動に出た以上、武士の意気地を貫いて自刃したと私は解している。 この度、須坂藩藩主直虎公の歴史小説が江口氏の筆によって刊行された。その記念すべき出版記念講演会であるので参列した次第。講演内容は、「最後の将軍・徳川慶喜を叱った大名 堀直虎の義」を演題とする講演が凡そ90分に亘って行われたが、私にとっては聊か内容をぼかされた消化不良の講演であった思いである。 私は十代の砌、臥竜山興国寺の書院に寝起きししていた。毎晩午前零時になると臥竜山山腹にある「直虎公御霊屋」に参拝し、直虎公の武功を讃え、自刃を御慰めし、我がいつの日か必ず直虎公の恥辱を晴らさん思いで過ごした。市議会議員になって一般質問でも直虎公の名誉回復を訴えたことがあるが、それはさて置き、直虎公が今、郷里須坂の人々に再評価されるを、心より喜ぶものである。 |
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(5) | 第37回境沢町区民運動会 | |||||
10月14日墨坂中学校校庭で凡そ200名の区民参加の下に執り行われました。運動会の目的が「区民の親睦」であることを鑑みるときに、勝敗を抜きにして和気藹々の時間の過ごしで1ありますが、幼児から高齢者までの参加が極めて有意義です。 市議会議員としての来賓あいさつを求められた私は「区民が区の行事に参加されて、お互いの顔を知ることの大切さ、このことが共助のつながりになることに結びつく」ことを訴えました。 |
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(6) | 第25回竜の里須坂健康マラソン全国大会 | |||||
平成25年10月20日、小雨降る県民グランドで第25回竜の里須坂健康マラソン全国大会が、早稲田大学競走部の招待選手をお招きして決行されました。本マラソンに応募された選手は凡そ3千人とのことです。生憎の雨天にも拘わらず多数の関係者が会場に押し掛け、出場選手を声援しました。 開会式オープニングの1コマをご紹介しますが、「須坂コルツ・シャインブルー」の皆さん(小・中学生で編成)が、小雨降る中で足元も泥濘にも拘わらず、真剣に演技をし大会に花を添えました。出場選手にエールを送る彼女たちに、場内より盛んな拍手が湧きあがりました。肌寒い中ご苦労様でした。 |
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(7) | 古川清行刀匠の平成25年度後援会総会 | |||||
10月22日駿河一番(八幡町)において開催され出席しました。 須坂市指定無形文化財、古川清行刀匠の平成25年後援会総会が、市内の駿河 一番で催され出席しました。来賓として中澤副市長、渡邉市教育長があいさつをされ、佐藤壽三郎市議会議員は開宴の乾杯の音頭をとらせて頂きました。 古川刀匠は、自らのあいさつで、難病にみまわれ1年間の闘病生活を送られたこと。漸く難病を克服したことを天命に感謝され、再び業物に挑まれておられる近況を述べられましたが、耽々と述べられる故に余計闘病が苦難の道であられたことと察しました。私も本懇親会席上で「乾杯」の音頭を執らせて頂く栄誉を頂き、治療のかいあって本復された古川刀匠の強運を感じた次第を述べさせて頂き「本当によかったですね」と刀匠を労いました。 李白は「天我が材を生ず必ず用あり」と詠いました。難病に襲われ、絶望の崖淵に立たれたが、生への執着「なにくそ」と挑まれて、茲に生還を果された古川刀匠の天運を素直にお慶びし、体力を回復されて古川刀匠が時代を刻む業物を鍛えられることを信じております。快気祝いを兼ねられた本年度総会にお招きを受けたことを光栄に存じます。 |
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3. | 【緊急提唱】 |
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国策事業として北陸新幹線の大阪までの全線整備を急ぐべし |
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北陸新幹線が長野から金沢まで2015年春に延伸される。この機を逃がすまいと上越市、金沢市そして敦賀市の現況をつぶさに知る目的で行政視察を8月に敢行しました。現地をくまなく歩き廻って感じたことは、北陸新幹線の持つ大阪までの延伸の重要性、必要性は、東日本大震災後に更に国民に再認識されたものと思う。これは富山、石川、福井の三県の課題や願望だけでなく、「東海」「東南海」 「南海」の3地震がいつ発生しても不思議で無いと言われていることを勘案すると、東海道新幹線の万一の事態発生時を補完するために、国益的スタンスで取組む事業であることが、改めてクローズアップされるだろう。 金沢から敦賀までの延伸は平成37年末と悠長なものではなく、期間を大幅に短縮することに政府や関係省庁はテコ入れを図るべきであり、その先にある大阪までの全線整備も同時完成位の意気込みが必要である。その意味では北陸新幹線の全線整備は、国民の熱き期待が寄せられる国策事業であり、北陸新幹線の大阪までの全線整備は災害時における本州の人々の東西間の移動の備えとしての有用性からしても、我が国の子孫のためにも最優先施策であることを提言したい。 |
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4. | 【10月期で私が注目したニュースの備忘録】 |
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