映画はすばらしい!


 生涯で大方の御仁は二十歳代に一番映画を観るであろう。私も東京に出て学生時代に映画を週に1回の割で観たものである・・・

 封切りは貧乏学生であったので、とても望めなかったので、1本100円の映画を観たものである。これが当時大変こころが休まるものとなっていた。

 現在・・・
 暇があると私はTV番組のうち、映画を番組表から選んでみることとしている。当時封切りで観れなかった映画も、観ることができるし、多忙で見過ごした映画を観ることができる。

 青春時代に涙した映画も中にあるが、良い映画は何遍観ても奥があってすばらしい。年齢を重ねることによって映画の「襞(ひだ)の部分」が分かるようになり、或いは伏線が呑みこめたりと映画は興味深深である。

 長野にある映画館は、現在は整備されてきれいになっている。年齢による割引も使えるようになった。ずくさえ出せば映画はいつでもみれるが、暇が見出せないジレンマもある・・・

 メセナでは名画映画の上映の企画もなされているが、券は求めても都合が付かず中々行けないでいるが、いつの日か上映日を最優先できる生活があるときまで、この企画は続けて欲しいと念じている。

 昨夜、今夜と黒沢明監督作品「姿三四郎」を観たが、正直言って霧の中に置き去られたようなもので、「作品の良し悪しが分からない!」。然し、一連の黒沢監督作品を今後も観続けることによって、この作品が評価される所以を知ることとなるであろう。

 映画はすばらしい!


2008/05/07 (水)