議会制民主主義で最も大切なことは


                          市議会議員 佐 藤 壽三郎


 議会制民主主義の大事なことは、議員が全員で二度も三度も同じ顔ぶれで審議をしてはならないことに尽きると信じております。一事不再議とともに一事不同人の精神が議会には必要と思います。

 議長を除く議員全員で、予算特別委員会や決算特別委員会を構成することは当初より反対でありましたが、更に試行から恒久化を図ろうとする議会の空気に改新クラブの面々は「異議あり!」と立ちはだかります・・・

 「全員協議会の名を変えて、予算特別委員会という名称を冠した予算特別委員会、決算特別委員会を設置して、議員全員で協議するのは全員協議会に毛の生えたようなものであって、これは本会議を形骸するなにものでもありません。

 今までの2回の特別委員会の設置は、「但し、試行だから・・・」ということで、当改新クラブは呑んだ訳ですが、あくまでも、議長を抜かして19名という委員会構成は、全員協議会のまさに線上にあるものなのです。全員協議会の名を変えて、予算特別委員会という名称を冠した委員会を設立する必要は更々ないと思います」と発言し、議会制民主主義の何たるかの猛省を促し、更に・・・

 「須坂市議会は、平成19年9月議会に決算特別委員会、平成20年に予算特別委員会を、議長を除く19名全員で構成して運用を試行しました。然し全員協議会の名を変えた特別委員会の設置をこれ以上推進することは許されません。仮に予算特別委員会、決算特別委員会を設けるならば、改新クラブが唱える、地方議会の存在価値を高めるためにも、議員の半数を予算特別委員会に、半数を決算特別委員会で構成することを試みるべきであります。

 これが聞き入れない場合は、従来の常任委員会による分割審査に戻すべきである」と発言しました。



平成20年7月23日記す。