この藍と蒼を守るために


 昨日の嵐は蒼天の芥を吹き飛ばすための神の計らいであったのでしょうか。
今朝の北信は雲一点もない。日本晴れである。稜線は藍を増し蒼天と境をくっきりと描きだし、頂にかぶさる雪は一瞬雲かと見がまう。四方の山並みを見渡すに、麗らかなるで田園に住まうを素直に歓ぶ。

  イラクの戦火もおだみ、人々は戦争の惨禍を感るも為す術がなっく、ひたすら穏やかなるを待つ。人類文明の遠き息吹がイラクにあることを軽んじてはなるまい。戦争は人の命を奪い文化を破壊する。人類は戦争の度に猛省するが戦争を繰り返してしまう。こんなことを繰り返していたならば、やがては、全人類が滅びることになってしまわないか。新型肺炎SARSが得体の知れない状況で世界を恐怖に陥れている。人類の存亡が関わる難問である。

 この何処までも蒼い空を護り、藍き山河を、人々を護らねば・・・・何の現代人であろうか。

2003/04/22 (火)