流れのままに |
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梅雨雲幾重にも重なり 蒼天を遮すは 天地の営みにして、列島の定めなる。 雨しとしとと降りて天地を潤す 清流は濁流となって 音をたて渦を巻き 長蛇となって越後の海に下る 為政者古きより治水を志し 大河を治めん。信玄しかり正則亦然り 今亦平成の御代において ダムの有り無しを質す 田中知事 将来を遠謀し以ってダムの非なるを悟り 脱ダムを図る 県民は驚愕し あるものは怒号し 亦あるものは諒とする 千曲、犀川、姫川、木曾、天竜と列島の肋を為す信濃の国は 水豊なりける 邦にして 五穀豊穣実り豊なれば 河を如何に生かすかは責務 自然を冒涜するは之を許さず 自然との協調によって 共栄するを願わん |
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2003/06/28 (土) |