【社会委員会視察報告】
5月8日から11日まで、北海道の石狩市・留萌市・江別市を訪ねました。本年度の研修課題は、介護施設、市民参加条例、ごみとリサイクル、地球にやさしい風力発電でありました。
石狩市にて @総合保健福祉センター「りんくる」を視察 A市民参加条例について、経過、特徴、課題等について説明を受けました。
市民参加条例は、首長や議会の機能と権能について改めて考えさせられました。一連の活発な動きは戦後50年を経る中での制度疲労と捉えるか。時代の趨勢なのか、民意を掌握するための手法なのか、全国の市町村議会並びに首長が抱える大きな今世紀の議会制民主主義の壁と位置付けます。石狩市の基本姿勢は、市民参加による意見も、市長や議会が市政運営についての決断をする際のヒントであり、決して拘束されるものではないと位置付けているところが、洗練された議会制民主主義の宿した市と感じました。
留萌市にて @資源循環型処理施設「美・サイクル館」を視察。施設建設までの経過や財源、施設の特徴、施設の現況と課題について施設を見学しながら教示を願いました。
A風力発電施設について現地視察。
須坂市として施設の財源規模や特徴、採算面等を考えると、比較的風の強い当市峰の原に風車の設置が可能かと興味がわき、早速に市内の有力企業に打診する予定。これからは気象条件の厳しい地域のほうが、見方によっては地球環境の保全のために役立つ地域と脚光を浴びるかもしれないと感じました。
江別市にて @複合福祉施設「あかしや」を視察。保育園と高齢者在宅介護施設が同一の建物にある。地域サービスに根ざしたサービスの展開と、幼児の健全な成長、世代間の交流などを目的に両施設を合築したもので、新しい時代の複合施設としての役割が期待されています。
今回の視察で併設されている民間による保育園経営に興味がありました。須坂市は市民の雇用の場の拡大と高齢者職員の人件費に占める負荷の軽減を図るために、公務員の終身雇用の廃止や職員の定員大幅削減を提唱し、保育園の民営化を促進すべく思考を重ねている小職には大いに参考になり、今後須坂に於いても実現に向けて努力したいと思います。保育業務において、市職員、嘱託、アルバイトの分け隔てが必要なのか?市民のための便益を考えた場合に、保育園が市立(行政主導型)である必要は更々必要ないと思うからです。民間に移行する場合に莫大な資本投下が必要であると懸念されるならば、市が現有する保育園施設を民間に賃貸し、或いは払い下げをして立ち上げを支援してあげれば足りる論議であります。
【議会報編集委員会報告】
4/24、議会報全国コンクールに5年連続入賞している新潟県聖籠町議会を,翌25日は民話鶴の恩返しで有名な『夕鶴の里』山形県南陽市議会を訪ねて議会報編集についての教えを乞いました。
研修課題 @議会報の字句の整合。A委員会・一般質問者の写真掲載。B会報のグラビア化。C質問者のスペースの拡大。Dカラー頁の増大等がとりあげられた。
議会報編集委員会は、これら研修課題を踏まえて5月16日委員会を開きこのことについて導入が可能かどうか、直ぐ実行できるかどうか、将来の課題であるかどうか等を具体的に協議をしました。
【平成13年度の他の委員会の視察内容】 経済文教委員会5/7〜福岡県内。総務委員会5/23〜石川・福井・京都方面。建設水道委員会5/23〜山形・青森方面に実施されます。
【一期議員研修・その1】須坂市の『介護保険事業の運営状況』は、以下のとおりであります。 (平成13年1月現在)
☆ 第1号被保険者のいる世帯数 7,712世帯
☆ 第1号被保険者数 @65才以上75才未満 6,259人. A75才以上 4,887人
B外国人被保険者3人C住所地特例被保険者49人合計11,146人
☆ 要介護(要支援)認定者数 @要支援=123人 A要介護1=293人 B要介護2=205人
C要介護3=130人 D要介護4=151人 E要介護5=156人
☆ 在宅介護サービス受給者数624人。
☆ 施設介護サービス受給者 @介護老人福祉施設126人 A介護老人保健施設95人
B介護療養型医療施設22人
☆ 保険給付の状況 @訪問介護216人 A訪問入浴介護63人 B訪問看護87人
C訪問リハビリ4人 D通所介護363人 E通所リハビリ103人
F福祉用具貸与164人 G短期入所生活介護89人
H短期入所療養介護11人 I居宅療養管理指導39人
J在宅介護支援641人
【一期議員研修・その2】 5月16日下水内郡栄村を視察。@「下駄ばきヘルパー」について。A「田直し事業」について説明を受けた後、山間地になされた整備された田を視察しました。
歴史的に外部の人口の流入が極めて少なく、隣近所が親類付き合いである生活環境にあることが、「下駄ばきヘルパー」を生んだと思います。「田直し事業」も、土地の評価額が低く、不動産を流通に乗せる期待も薄い、過疎の村ならではの資産を維持する手段として、いわば村の窮状を救うために捻り出た村長さんのアイデアであることに感服しました。
【会員の広場】
HPも拝見しました。一市民としてとても頼もしく感じました(H氏)。
総合体育館を巡る一連の動きは、先の議長選とも絡み、あらたな市政の胎動を感じます。市政の
重要なチェック機関としての役割を期待します(M氏)。
寿三郎さん!議会は必ずSTVで見ているよ。会報も読んでるからね。体に気をつけてがん
ばって! T夫人
発行日・配信日 平成13年(2001年)5月18日
発行人 須坂市議会議員佐藤壽三郎 発行責任者 竹村徹志
後援会事務所:長野県須坂市墨坂南一丁目6番23号
|