梅雨空の 雲に向かって 息を吹き
   壽茶  
                      背景:青空が恋しくて、雨雲を追い払おうと 息を吹いてみたが・・・・徒労

會報ことぶき 月報(No.56) 2003年6月号
(須坂市議会議員 佐藤壽三郎議員活動詳報)


【コラム・千曲のかなた】6月定例会で行った、私の一般質問の枕詞から抜粋
 
 市民が主役である認識と、市議会議員が市民の代表であり、代弁者であることを。一方、市長も市民から直接選ばれていることから、対峙した形を具現した対面方式をこの議場に形として示そうと決した当議会は、「須坂市本会議場等改修検討委員会」を設置して色々と討議を致しました。漸く、今6月議会より議場に質問席が実現したことは、この2月で任期満了によって議会を去られた、かっての市議会議員の議会にかけられた思いを、今市議会を受け継ぐ我々は忘れてはなりますまい。『質問席』設置は、開かれた議会改革の小さな一歩ですが、実は大きな一歩なのであります。須坂市議会がより民主主義実現のために動いたと申せます。


 議会が、市民による、市民の、市民のための議会改革の灯を灯した証しとも言える記念すべき議会で、登壇するを許された栄誉を胆に命じ、私なりに市政を質したいと思います。


 須坂市の悠久の流れに耳を傾けるとき、常日頃から『須坂は須坂たれ』を希う私は、幕末の須坂藩が尊王か攘夷かと苦渋の選択をしたと同じ位に、国家の財政危機のつけ回しといえる一連の市町村合併施策に、須坂は今、国家に恭順の意を示すか否かの選択をせねばなりません。国家に「ノー」と回答したからとして、反逆罪になったり、この須坂を鎮圧するために国家が動き出すことは決してないと、総務省はHPのQ&Aにて掲げていいますが、当然の話であります。


 この時期に市議会議員の職責にあることを重く受け止め、市議会議員の使命は、かけられた難題に対する己の答えが、将来に亘って須坂市民の利益になるか否かであり、そのためには何がベターかを自問自答し、きっと後世の須坂市民が、「須坂はあのときがあったから今がある」と、言わしめる議員でありたいと思っております。




1.【 6月議会のあらまし 】

1).本会議関係 

6月13日午前10時 6月定例会が招集されました。会期は13日より27日までの15日間
  議案 詳細は須坂市議会報に掲載されるので省略
@ 報告:須坂市開発公社事業計画及び予算書外9件
A 承認:専決処分5件
B 市道廃止。市税条例に一部改正。須坂市特別土地保有審議会条例を廃止する条例。須坂市手数料徴収条例に一部改正する条例。須坂市消防団員等公務災害補償条例の一部改正する条例。須坂市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例に一部改正する条例。補正予算第1号。老人保健特別会計補正予算第1号。宅地造成事業会計補正予算第1号
C 請願・陳情
6月27日 午前11時 本会議再会 B,Cを原案とおり可決。
D人事案件 人権擁護委員候補者の推薦。若林紀久雄(再選、長野工業卒、長野県労働金庫理事長、大字日滝)、伊藤征夫(須坂商業卒、長野県市町村自治振興組合事務局長、上八町)、近藤忠敬(須坂商業卒、須高農業協同組合常務理事、中島町)の各氏。

2).議会運営委員会

5月26日午後1時半   ○6月議会の一般質問について、決算特別委員会の設置に
                ついて。
                6月定例会における委員会の運営について。

6月 9日午前9時   ○決算特別委員会設置の必要性について協議⇒3常任
                委員会と委員会開催日の重複が回避された以上不必
                要が多勢。
              ○全員協議会で決算説明会を開く必要性を新清会は提案。
                6月議会の日程確認。補正予算の概要説明。

6月16日午前9時    ○議事録の編集についての質疑

6月27日午前9時    ○本日の議事日程
               ○9月議会における決算説明会導入の是非。政和会は消極的、
                新清会、自由クラブ、市民21、共産は導入に賛成。

3).会派代表者会議


 6月16日午後6時  ○人権擁護委員会の人事案件の審議 人権に真摯に生き
                てきた人を選出されたい。
                名誉職の役職に非ず、男気のある人の選出を望むと要望。
 
4).総務・文教委員会関係 (所属委員会)

6月8日午後1時   於:東中学校庭。 市消防団ポンプ操法大会に参列。
             (消防は委員会所管)

6月9日午前9時   於:第3委員会室 正副委員長合同会議。委員会の運営について。

6月16日午前8時半 須坂市消防長と所管委員会の消防等に出動した場合の「敬礼」
             についての協議をする。

6月19日午前中 行政視察 消防署〜小布施分署〜旭が丘小学校〜給食センター
           @ 消防署 電話検索による住所表示と通信指令台、仮眠室の確認
           A 小布施分署  供用開始された高規格救急車の検分
           B 旭が丘小学校 南校舎の耐震改修工事の視察
           C 給食センター PTAより寄せられたパンの苦情試食会⇒取るに
             足らない事案であった。

6月23日午前9時〜

@ 消防本部・消防署
          【条例】
           議案第54号 須坂市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正
           する条例について⇒可決
           議案第55号 須坂市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に
           関する条例の一部改正する条例について⇒可決

          【補正予算】
           議案第56号 平成15年度須坂市一般会計補正予算第1号にうち
           所管事項⇒可決

          【調査研究】 救急車備え付けの救命電気ショック器の最新版を備
           えるべき。


A 教育委員会・学校教育課
          【補正予算】
          議案第56号 平成15年度須坂市一般会計補正予算第1号にうち
          所管事項⇒可決

          【請願】
         請願第3号 「義務教育費国庫負担制度」の堅持に関する請願 ⇒採択
         請願第4号 長野県須坂高等学校定時制の存続を求める意見書の提出に
                 関する請願 ⇒採択
         請願第5号 教育基本法の改正ではなく、その理念の実現を求める意見書
                 の採択を求める請願 ⇒継続審議

         <調査研究> 小中学校の通学区域一部を改正
                   学校給食用米穀購入について
                   子育て学習の全国展開
                   登録有形文化財一覧表
                   ビデオドラマ・家族の上映について。

B 教育委員会・生涯学習課
         【補正予算】
          議案第56号 平成15年度須坂市一般会計補正予算第1号のうち
          所管事項 ⇒可決

          <調査研究> 特に課題無し

C 教育委員会・体育課
        【補正予算】
        議案第56号 平成15年度須坂市一般会計補正予算第1号のうち
        所管事項 ⇒可決

      <調査研究> 上越谷浜、鯨波の須坂市海の家の利用者は年々増加している。
                第15回竜の里健康マラソン全国大会 10月19日

D 教育委員会・人権同和教育課
       <調査研究>部落差別をはじめあらゆる差別をなくす市民大集会を
       11月15日にメセナで開催予定

E 選挙管理委員会事務局
       【請願】
       請願第2号 選挙活動における要約筆記通訳の認定に関する請願 ⇒採択

       <調査研究> 特定者が反復して投票所に人を運ぶ行為は、不在者投票は
       公正な投票方法ではないと思料される。

F 監査委員事務局
             <調査研究>  特に課題無し

G 総務部・庶務課
        【陳情】
        陳情第3号 清潔で公正・公平な国民奉仕を貫く公務員の確立を求める陳情
              ⇒ 聞置き

        <調査研究> 特に課題無し

H 総務部・企画課
         【補正予算】
         議案第56号 平成15年度須坂市一般会計補正予算第1号のうち
         所管事項⇒可決

         <調査研究> 議会が提唱することを具現化する意思があるのか?
                  千曲市誕生に伴う長野広域連合規約変更の概要
                  歴代区長との市町村合併懇談会における主な質疑
                  須坂市情報センターH14年度利用状況
                  須坂市行政改革の概要

I 総務部・財政課
          【補正予算】
          議案第56号 平成15年度須坂市一般会計補正予算第1号のうち
          所管事項⇒可決

          <調査研究> H13,H14年度建設工事競争入札の落札比率について
 
J 総務部・税務課
         【条例】
         議案第51号 須坂市市税条例の一部を改正する条例について ⇒可決  
         議案第52号 須坂市特別土地保有税審議会条例を廃止する
                  条例について ⇒可決

          【補正予算】
         議案第56号 平成15年度須坂市一般会計補正予算第1号のうち所管事項
                ⇒可決

         <調査研究> 特に課題なし

K 会計課
        <調査研究> 各会計別決算一覧の提示

L 議会事務局
        <調査研究> 職員の研修の推進。

5).須高行政事務組合議会     招集されず。

6).全員協議会

6月13日午前9時   6月定例会の会期、議案説明、議事日程。 議会運営等について。
              常任委員会の運営。
              議員野球、須坂カッタカタまつり、全日本花いっぱい須坂大会。
              市長より「任意合併協議会設立提案の報告」を受けた。

6月27日午前10時  本日の議事日程の確認、追加案件等の説明。
              千曲市誕生に伴う長野広域連合規約変更の件。
              市民の森整備基本計画の説明等

7).合併問題研究委員会

5月29日 「市民向け合併問題説明資料」説明を受ける。


2.【議会外議員活動】市民相談内容は相談者の秘密保持のため不記。

○ 5月25日午後3時から境沢町公会堂にて、後援会主催の当選報告会が開催され、選対役員や関係者等凡そ80名が出席。佐藤議員の3期に向けての後援会の結束を誓った。
○ 6月9日 水道局と一般質問内容についての照合。
○ 6月10日 行政書士会の運営について


3.【論説・地方分権時代のもたらすもの】 王政復古、版籍奉還等のメモ
推敲中


4.【論説・合併論】 黙不語千曲川
      
 大河千曲川 澱みては流るるを繰り返し
 やがては 越後の海に注ぎて 水 複び還らず

 古くは信玄公や謙信公 近きは直虎公や象山も 千曲に遊びける
 我が父、母亦然り 千曲を大地の母と慕う
 みな同じ旅人にして、逝きて複び帰らず

 我、須坂の悠久を 千曲に問うも 千曲黙して語らず
 川面は明鏡にして ただ蒼天を映すのみ

 我、信濃五岳にときを問う されど五岳黙して語らず
 白雲湧くも蒼天に座して動かざるなり 疑うらくは天地の境これなしかと
 
 天地始終なく 人生生死有り。則之理にして 我も亦旅人なり

                                        北行(hokugyou)作

1).市長に問う。今問われるは須坂の自律! 須坂は須坂たれと 迂緩を諌める

@ 5月20日 佐藤寿三郎議員は市長に「合併特例法と須坂市の市町村合併に関わる意見書」を提出し、議会に『合併特例法と須坂市の市町村合併に関わる建白書を提出しました。内容は会報5月号の「政府はなぜ合併を強いるのか?目を開けて真意を見よう!!」と6月号「合併によって須坂市は飛躍的に発展できるのか?それは幻想だ!!」の内容を再編集したものであります。

A 5月23日 須高3市町村の助役並びに事務方の「過去三年間行なってきた合併に向けての事務折衝」の限界を助役は市長に報告。報告を受けて、市長は合併の是非を模索する手段として任意合併協議会設立を決意したと思料される。

B 5月29日 議会は第2回合併問題研究委員会を開催して、市担当部局から「市民向け合併問題説明資料」の説明を受ける。席上、事務方は盛んに、「現時点での情報では、財政シュミレーションに限界がある」ことを強調した。 事務方の発言は何か魂胆がある喋り方だ、きっと何かあるぞ!

C 5月30日 市長は須高三市町村の首長会議で、高山村村長の主唱を受けて、「須高地域任意合併協議会の設立の提唱」をした。小布施町に設立の賛否を6月9日までに回答を求めた。主唱者は誰か?

D 5月31日 市議会軽視に議会怒る。須坂市議会は全員協議会を開くことを決定。

E 6月 1日  議会の権威として、全員協議会開催を要求した議員が参集。市長の不手際を検証する。

F 6月 2日  市長は、任意合併協議会設立の趣旨説明を全員協議会で説明。1.2.3期有志議員で協議。

G 6月 9日  高山村は、「任意合併協議会設立を願いたいが、但、小布施町の方向如何によっては、態度を留保する」と回答。高山村の但書き回答は、須坂市議会を刺激した。(主唱は高山村ではないか?)

H 6月9日  小布施町は、町議会の意見を勘案して、この度の任意合併協議会設立の呼びかけを、「性急」として「参加しない」と回答。 小布施の自立は当初から予想されていたことである!

I 6月9日  市長は高山村に「小布施町の不参加」を伝える。高山村村長は、「16日まで合併協議会設立参加の態度表明を延期したい」と態度保留を市長に伝う。主唱者高山村の出せるコメントか?

J 6月13日 市長は、市議会全員協議会で、「小布施町の不参加、高山村の態度保留の報告」をする。

K 6月14日 高山村村長「対等合併から吸収合併になってしまう」と発言。※信毎掲載  これが本音か!

L 6月15日 市議会議員間で、一連の任意合併の動きについての協議をする。

M 6月16日 高山村は「期限を定めない延期の申し入れ」を須坂市に回答。※信毎掲載 佐藤寿三郎議員「期限が不確実な条件をつけることは、法的には無条件だ。主唱者は責任ある態度を」とコメント。

N 6月17日 市長、議会で高山村から「期限を定めない延期」の申入れを受けた報告。佐藤寿三郎議員、一般質問で、須高3市町村任意合併協議会設立は解消されたと判断すべしと「市長の迂緩」を質す。

O 6月17日〜18日 市議会一般質問で、5議員が「合併問題」を質した。市長あくまでも「寛容」の姿勢

P 6月21日 議員有志が参集して、『須坂の今後』を協議。

2).市町村合併の疑問と課題をについて、議会も市長も解き明かすことが必要だ。


 我々も、新聞等あらゆる情報を駆使して真剣に考えねばなりません。

@ なぜ今、市町村合併なのかその理由。
A合併のメリット、デメリット。
Bもし、合併をしなければ須坂の今後はどうなるのか。
C国は合併のために交付税を減らして、市町村に兵糧攻めを目論んでいないか。
D合併する市町村が増えると「合併特例債」は実行されないのではないか。
E市町村合併特例法の延期はあるのか。
F西尾私案や自民党プロジエクトチームの中間報告は合併強制につながらないか。
G片山総務大臣の旧町村を特別地方公共団体とする案の法制化見込について。
H道州制の必要性について。


5.【国県市町村の選挙報告と分析】   該当無し


6.【小・中学校関係】すざかみんなの宝を、みんなの手で 慈しみをこめて育てよう。

○ 6月19日 旭が丘小学校を視察⇒大規模改修工事(南校舎)、警備保障システム(北校舎)
○ 6月19日 学校給食センターで、学校給食の試食。


7.【北信選出の国会議員の動き】から、当事務所宛に届いた国政報告書の転記です。
入電なし


.【トピックス69町区】 
@ 大変だ、家の女房が失業してしまう!!             前川新田町特派員より


9.【会派自由クラブの動き】
○ 5月31日 一期議員と政策懇談会を開催した。6月議会の意見調整。
○ 6月21日 有志議員と政策懇談会を開催した。
○ 6月26日 丸山議員と政策懇談会を開催
○ 6月26日 定例月例会を開催。6月議会の総括。


10.【古今東西の名言集から】
 
模索中

11.【史記から知る人生の機微】
 
模索中


12.【お寄せ頂いた会員の声】 

○お〜い! STV観たぞ。国会みたいにやってたぞ。頑張れや!
                                     幼馴染のケンちゃん(職人)
○俳句を読んだ。「梅雨空や」よりも「梅雨空の」 方がいいのではないかな。
                                     齋喜弁護士


13.【留置記事】
○ 韓国大統領が日本国国会で演説、北東アジア経済圏を提唱(6/9)。私が提唱する『極東経済圏』と呼応する。
○ ライオン、発毛促す植物成分を発見6/17
○ 日本では、総世帯の約4分の1が犬や猫など、ペットと一緒に暮らしている6/17 
○ 米1―3月の経常赤字、過去最大の1361億ドル 6/20

14.【時事用語】
 推敲中

【北信濃鏡】 5/21自由クラブ定例会、記者懇談会 /25選対解散式 /26議会運営委員会、野球部 28/2期議員学習会 /29議員研修会、
合併研究会研修 /31議員懇談会 6/1 3会派協議 /2全員協議会。みちの会外協議。市民相談。総務・文教委員会 /6議運 /8消防団、境沢町史編纂 /9正副委員長会議、市民相談 /10市民相談 /13全員協議会、議会招集/14地鎮祭、行政相談 /17議運、一般質問、会派代表者会議 /19行政視察、市民相談 /20経済建設委員会 /21 議員合併協議研究 /22 56-6月号配信 /23総務・文教委員会 /24市民相談 /25市民相談、市企業会計の報告会 /26議員懇談会、自由クラブ定例会。/27 6月議会閉会



                       発行日・配信日 平成15年(2003年)6月28日

                        発 行 人       須坂市議会議員佐藤壽三郎
                       発行責任者     壽會佐藤壽三郎後援会竹村徹志
 
           fax 026-245-5673 Tel 026-245-0050 須坂市墨坂南1-6-23(境沢町)