ばか陽気 浮かれて咲いて 霜おそい  壽茶 (遅霜に襲われて長野県の農作物の被害は2億円とか。更に拡大か)


須坂市議会議員:佐藤壽三郎議員活動詳報・概報

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會報ことぶき 月報(No.67) 2004年4月号



【コラム・千曲のかなた】歴史に学ぶとき

  
  古今の歴史学者のなかで、コンピューターを駆使して、数多の情報の収集と分析ができ、更に歴史の舞台に時間をかけずに出向き時代考証ができる。現在の歴史学者こそ史上最良であるはずである。歴史学者は厖大な資料の収集から始まるが、東京・神田の古書店に依頼すれば、厖大な資料が入手できることをTVで知った。資料収集量と資金は正比例であることからすれば、作家なり歴史小説家や学者は、膨大な元手がいることとなる。
 

  さて、歴史好きが高じて、歴史小説家になった作家は、先ず集めた資料の耽読に始まるのではないか。来る日も来る日も書斎か萎びた温泉宿の一室に閉じこもり、構想を練り、使える資料の選りすぐりと索引作りに走る。この醸造期間が長ければ長いほど、求める内容が密であればあるほど世間の注目を浴びる作品ができあがるのであろう。作家は歴史上のある年代に史実に存在しなかった地域や部落、或いは登場人物を誕生させ、歴史上の人物や出来事との絡み合いを図るのである。大胆に奔放に史実を変えない枠で主人公を活躍させる。そこに歴史小説の面白みがある。


  歴史の最先端とも言える現代に生きる我々は、歴史即ち過去の事柄を時間と言うふるいにかけられた事象評価を歴史家が書いたものをヒントとする。例えば信長公を知るには、軍事的に、統治的に、文化的に、暮し向きの分析、為政者の器量等伝説や言い伝えから証文にいたるまで書かれたものを読んできた。しかし書き尽くされた書物も飽きて、もっと違う角度で経済構造的に時代を考証することが、極めてその時代を知りうることについて重要であることを感じる。


  議員になって市政をあれこれと慮るとき、法治が鉄則であることは言うまでもありませんが、政(まつりごと)の裏付けはすべて財政によってなされていること。財政力がなければ総てが動かず、とどのつまりは事業の中止や凍結ある或いは先送りとなる。エコノミストであり歴史家である堺屋太一氏(元経済企画庁長官)の、鋭く歴史の謎を解き、歴史の事件の分析には驚愕し、「なるほど」と納得させられることが大です。



1.【 議会のあらまし 】



1).本会議関係  佐藤壽三郎議員の一般質問の概要

@ 竜ケ池のアオコ対策について
A 市内に所在する長野刑務所について
B 消防・救急活動について
C 児童虐待、学校への乱入事件についての市の施策
D 新市長が公約された「安心できる福祉」と「商店街の活性化」について
E 教育委員会の中立性について
  【一般質問の質疑応答は、須坂市のホームページ中、市議会の「議事録」をご高覧下さい。】

6).全員協議会 4月27日(火曜)開催。日野保育園の給食への乾燥剤混入事案


@ 事件発生日:4月20日。
A 事故の概要:給食調理の際に誤って材料に入っていた乾燥剤ライム(主原料酸化カルシウム)28gを36リットルの水に混入し煮炊きをしてしまった。11時頃混入の事態の事実を調理員は知り届出申告。市福祉課に指示を仰ぐも責任者が居らず、栄養士の判断で食しても安全である判断をして配膳したものである。
B 今後の対応策。責任体制を明確にし、原則として異物が混入した場合は、隠匿ではなく破棄させることを現場に周知させる指示。事案の隠匿がなされないように申出た職員を叱らない。担当課部長は現場の最高責任者であることの事実確認等を求めた。

7).合併問題研究特別委員会自立部会

4月16日 第5回研究会。須坂市行財政改革チャレンジプランの検討。

8).須坂市・高山村任意合併協議会
                                   
                                       
須坂市ホームページへのリンク


第3回任意合併協議会(平成16年2月16日:高山村公民館)における佐藤壽三郎委員の発言要旨。

  佐藤委員:高山との合併特例法の期限内における合併に関わる意見として、ひとつは、政府はなぜ合併を強いるのか、我々村民或いは市民自らから合併しれやというのではなくて、国家の財政破綻のしわ寄せを我々の町村に押し付けているのではないか。


  須坂市が仮に小布施町や高山村と合併することによって何が変わるのか。市村合併におけるメリット或いはデメリットが多々述べられておりますが、総務省或いは総務省の下請けである県の言い分であって、高山村民が或いは須坂市民が自ら考えた言葉、自ら考えた方式でのメリット、デメリットがあまり聞こえておりません。やはり我々は合併それから自立という双方の部分を十分に熟慮すべきではないか。


  それから、三位一体の改革のうち政府は、補助金削減と交付税カットを政府は行ったが、税源委譲の保証がない。政府は3点セットをどうも円滑にしていない。我々自身は、政府に対しておかしいじゃないかと発言すべきと思います。先日、先の総務大臣片山虎之助先生が長野に来られ、「万が一この三位一体の改革がなされなかった場合には、この制度自身或いはこの改革自身をそっくり取り止めよう」と彼は言っていた。このことを考えても、須坂、高山は安直にこの三位一体改革に乗ること自身が、高山村民、須坂市民のためにベターかということであります。


  ここにいる3号委員の皆さんは、私を含めて、たかが市会議員、村会議員、されど村会議員、市会議員であって、この須坂、高山における為政者である自負はあるはずです。ましてや市長さん、村長さん、県議さんは将に為政者であります。為政者は何を為すべきか。両市村の住民のための安寧を一に思うことがわれわれの本分であり、使命である。とすれば私たちはここで立ち止まらなくてはいけない。果たしてばら色のように言っているこの総務省の改革案或いは合併命令が、果たして高山村、須坂市にとってメリットになるかということであります。


  合併によって国からアメを与えられる期間はたったの15 年であるということを、我々は自覚せねばならない。人の15 年はとても長いのですが、須坂市にとって或いは高山村においての15 年間の歴史は、まさに瞬きなのであります。悠久の時の流れを見据えて合併を論ぜねば須坂市も高山村も後で必ず後悔することになるだろうと私は思います。


  私たちは、この須高に住む以上須坂だけがよければいい、高山だけがよければいいというのではなく、須坂と高山村が共にこの須坂の河東区域にある限り、共生、或いは共同の目線を持たなければいけないですけれども、我々自身の論争が実は国家から見た場合には、その渦中の中に、須坂市、高山が(国家のご都合に)吸い込まれていくとすれば、我々今日ここにいるメンバー(議員)は、これを阻止しなければいけない。そういう強い気持ちを持つべきだと思います。


  すなわち、国家の言うことが全て120 %正しい、120 %実行されるのかを斟酌されまして、高山との友情、高山との地縁、血縁或いは地理的なもの、こういった部分を我々は十分論議して、前に進むべき時期にきていると思います。


  この会議がもっと盛んに論議されて、もっと市民、或いは村民のために実りのある会合になるように願いたいと思います。(本日の協議事項である@合併の方式、A合併の期日、B新市の名称、C新事務所の位置)4項目よりもっとその前に、我々自身が、(任意合併協議会の)テーブルに着いた以上、いろいろ論議すること、これが必要であると僕は感じます。



2.【私の議会外議員活動】



  4月11日 第24回昊翔流吟道会温習発表大会:中央公民館
  4月11日 第12回菊城流春の舞発表会:須坂市文化会館(メセナホール)
  4月11日 境沢町若葉会総会:公会堂
  4月14日 須坂市制施行50周年記念 全国さくらシンポジウムinすざか:メセナホール
        記念講演「さくらと私」 女優 司 葉子
        研究報告 桜花図譜:「じゃく譜(じゃくふ)」と須坂藩主 
        講師:上田高校教諭 青木歳幸氏
        外に活動報告として4団体代表のみなさん
  4月23日 商工会議所境沢支部総会:松栄寿司


6.【小・中学校関係】すざかみんなの宝を、みんなの手で 慈しみをこめて育てよ



4/5  森上小学校入学式 新入生 73名(市内11小学校の新入生531名、全児童数:3,230人)
                                                    4/1現在
4/5  墨坂中学校入学式 新入生166名(市内4中学校の新入生 528名、全生徒数:1,633人)
                                                    4/1現在
4/17 森上小学校職員歓送迎会



7.【北信選出の国会議員から、当事務所宛に届いた国政報告の転記です】



  衆議院議員小坂憲次事務所から 平成16年度公共事業速報を受信
  参議院議員若林正俊事務所から 平成16年度須坂市関係予算配分表を受信。

  主なる予算   406号村山橋  18億6千万円 
            406号仙仁バイパス  2億7千万円
            公共下水  2億6850万円 
                                                


8.【トピックス69町区】

   @ 境沢町は若葉会(老人会)を再発足させました。

【北信濃鏡】3/26合併特別委員会・自立部会 /27前市長慰労会 4/5森上小学校、墨坂中学校入学式、市長面談 /6議会運営委員会、全員協議会、新任理事懇談会 /11回昊翔流吟道会、菊城流発表会、柳原家結婚式、境沢町若葉会総会 /14全国さくらシンポ /17森上小学校 /23商工会議所境沢支部総会 /24市民相談
発行日 平成16年(2004年)4月29日
 
     須坂市墨坂南1-6-23(境沢町)

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編集兼発行人 須坂市議会議員 佐藤壽三郎