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市議会議員佐藤壽三郎の議員活動報告詳報

ことぶき月報(No.107) 2007年8月号

終世書生気質   千曲のかなた をご覧下さい。


1.【9定例会に向けて・議会内活動】


2)経済建設委員会

@平成19年7月27日於:光臨閣
村山橋・千曲大橋建設促進期成同盟総会に出席。
構成:須坂市、長野市、小布施町、高山村、長野電鉄。



工事が進む新村山橋



須坂市側から新村山橋現村山橋


A平成19年8月17日。正副委員長は、全員協議会での「須坂市最低制限価格制度実施試行要領について」に関して、本制度を導入せねばならない事情と、低額落札比率のもたらす弊害の課題等を、関係部所からもっと詳細に説明を受けるべく、当委員会を開くために、総務部長、財政課長と協議をしました。


B平成19年8月28日 下水道特別会計の消費税納付についての計算に積算ミスが発覚したため、修正申告と追加納付手続をとることの説明を、正副委員長で受けました。それによると、

T.H16年に入力ミスが行われ、H17年も同様のソフトを利用した為に発覚が遅れた。
U.平成16年度分は512万9千円の還付を受けるも、1,745万9100円の修正。更に延滞税92万5700円を追徴される。
V.平成17年度分は、2029万2100円を2695万3000円に修正。更に延滞税28万8千円を追徴される。
 

【評論】小職は副委員長として「人為的ミスはありうることを前提として、何遍も、或いは人を変える等の措置を講じて、チェックを重畳的に行い、このようなミスが再び起きないように喚起されたい」旨申し伝えました。



3)議会運営委員会

@ 平成19年8月10日。於:第三委員会室

T.決算特別委員会を設置することについて協議をしました。
◎全員が構成委員である決算特別委員会のあり方について、改新クラブクとして難色を示しました。特別委員会推進派からの「全員に決算審議に携わって頂くことがより議会のチェック機能をより強化し、政策提言して行ける」との説得を了承しました。
◎会派の構成員によって発言時間が仕切られることについては、賛意を示しました。
◎本日の議会運営委員会の結果を受けて、須坂市議会は、今9月議会より決算特別委員会を試行的に設置し運用を図ります。


A 平成19年8月28日。於:第三委員会室

T.9月定例会の議案等についての説明を受けました。
U.招集日の議事日程及び議案の取扱いについて協議をしました
V.決算特別委員会の開催について確認をしました。
W.陳情、請願の書式について協議しました。
X.議会活性化委員会の定数増員について、4名以上の会派からは更に1名の委員の補充をすることに決しました。
Y.9月22日(土)午後2時から行われる、行政視察報告会について、市民に議員が各々10枚程度チラシを配ることを了承しました。


4)全員協議会の焦点
@ 平成19年8月17日午前10時 第4委員会室
T.決算特別委員会の設置趣旨、運営要領、申合わせ等についての説明会。
U.須坂市最低制限価格制度実施試行要領についての説明を受ける。
V.県立須坂病院の産科休止の危機についての説明を受ける。



県立須坂病院

6)決算特別委員会:9月定例会より委員会設置決まる!

 平成19年8月17日開かれた全員協議会並びに会派代表者会を経て、この9月定例会に決算特別委員会を設置するための具体策が明確に示されました。設置期間は9月定例会開催日から閉会日までの凡そ1ヶ月間です。




7)議会活性化委員会

@平成19年8月17日開かれた会派代表者会において、議会活性化委員会の委員の補充をすることになりました。

【自評】これは、須坂市議会定数等改革検討委員会を、引継いでの議会活性化委員会であるにも拘らず、新委員で3期以上の一部の議員が、当時の議会改革討議に携わっていなかったことにより、提案趣旨が理解できず審議が空転するためと考えられます。「議会改革は誰のために為すのか?」、議会改革を推進めようと当初から携わっていた議員が欠けることは、委員会の討議に偏りを見せることとなることを勘案しての措置であるとの趣旨です。



2.【私の議会外議員活動報告】


1).市との協議

@平成19年7月30日 他会派との意見調整会議

A平成19年8月1日 委員長と他会派との調整会議

B平成19年8月1日 まちづくり部、教育委員委員会、須坂商工会議所に出向き、日本大学法学部・大学院法学研究科 稲葉陽二教授より寄贈された『地方中小都市の都市振興策 〜都市間格差是正の視点〜』『地方中小都市からみた堅牢都市モデルの妥当性〜長野県須坂市のケース〜』『地域産業政策・都市政策が都市衰退にもたらしている影響の実証分析』の論文集を引渡しました。

C平成19年8月2日 於:第三委員会室

 議会活性化委員会正副委員長と改新クラブとの意見調整会議を持ちました。
 委員会は、改新クラブの提唱を、9月議会閉会後に予定される「見直し検討会」で、これらを十分斟酌することを約したので、正副委員長のこの言を信用して先延ばし決定。詳しくは【9.会派:改新クラブ】欄に記載してあります。

D平成19年8月6日 生活環境課と。ペット火葬場の建設に関して、「行政権並びに市議会の介入とその限界について」を行政担当者と意見交換をしました。

E平成19年8月3日。泉小路活性化の会が地域の行事に如何に関わるかについての話し合が持たれ、相談役として意見を求められました。

F平成19年8月22日 道路河川課と。河川敷内に繁殖する雑木と洪水の危険性について協議。

G平成19年8月23日 道路河川課と。昨日の豪雨による銀座通りの溢水被害のないことの情報を確認しました。

H平成19年8月24日 農林課と。東地区の住民より「スズメ威かし」の爆音が大きくて、安眠妨害であるから何とかして欲しい陳情を受け農林課に取次。


3).その他
@ 平成19年8月25日於:光臨閣。市川喜太郎前市議の地方自治功労賞受賞褒章会に出席(代理出席)。



3.【自主研究:地方議会と市議会議員】



 共産党の永井光明須坂市議は、私同様に後援会会員向けの機関紙を発刊しておられますが、『6月議会報告と参議院選挙に向けての訴え』と題するレポートの中で、「今、地方自治体は国の悪政で大変な状況になっていますが、国政と関連させての意見や提案、あるいは住民要求解決のための質問が少なかったと思います。そのなかで、憲法について質した佐藤寿三郎議員の質問は見事でした・・(以下省略)」と大変お褒めの紹介を受けました。

 【自評】己の機関紙の中で、他の議員を誉めることは中々出来ないことですが、大変度量がある議員であると恐縮しました。


4.【自主研究:須坂の防災と治安】

 須高地区には、北から松川、八木沢川、百々川(市川)そして鮎川があります。
 百々川と鮎川の河床並びに河川敷が最近は草木で覆われております。豪雨等の洪水時に災いがなければと懸念しております。


          通 常 時                           降 雨 後
鮎川橋より上流を望む

鮎川橋付近

市川橋より下流を望む

市川橋より上流米持橋を望む


2007.08.27 撮影



2007.09.07 撮影



6.【保育園・小・中学校・教育委員会関係】


@ 8月6日 市立北旭ヶ丘保育園で、給食のサラダに長さ8mm、幅3mmのガラス片が入っているのを保育士が発見し事なきを得ました。議会事務局を通して「ことの顛末と解決策」の調査依頼。

【調査報告回答】原因については現在(10日)究明中。今後の対応として、全ての食材に異物が入っているかもしれないとの前提で、確認することを徹底する。

A 8月6日 市立墨坂中学校校庭に落雷があり、その際に生徒が校庭に居合わせた情報が当議員事務所に寄せられました。議会事務局を通じて「ことの顛末と雷発生時の避難指導方について」を含めて調査依頼。

【調査報告回答】
T.校庭ではなく、校舎正面玄関屋根に落雷があった事実を確認。人的な被害はなかった。
U.メセナホール電波障害対応の共同アンテナに落雷。付近の160世帯が視聴不可能となり、8月7日以降、順次修理を続行している。




9.【会派・改新クラブ】


@ 平成19年7月26日 会派調整会議 於:会派室
A 平成19年7月30日 会派調整会議 於:会派室
B 平成19年8月2日  会派調整会議 於:会派室


【解説】改新クラブとして議会活性化委員会へ,次のとおり決算・予算特別委員会の方向付けをされるようにとする意見を取りまとめ、7月31日同委員長に提案しました。

                        記

1) 議員(議長を除く)19名を決算特別委員会と予算特別委員会に分ける。構成員割合をどのくらいにするかは討議して決する。任期は2年とする。

2) 監査員は外部監査制度の導入を検討する。

3) 常任委員会としての審査を、事件決議、条例、請願、陳情、調査研究に絞るのかは十分討議する。

4) 総括質問については、会派代表或いは常任委員会毎の決算総括質問とし、本会議場で議長の指揮の下に一般質問と同じ形式で行う。  質疑時間、質問者については概ね賛成であるが、市議会議員は「会派としての議員」として選挙の洗礼を受けていないことに留意し、地方議会は国会が採用している政党政治でないことを自覚すべきである。

5) 本会議と全員協議会更に常任委員会の峻別をし、本会議を形骸化する虞れのある組織や仕組を一切排除する

6) 議会改革の名のもとになされた結果が、結果的に議会の仕組を複雑化し、透明性が損なわれ、議会の機能や本質の焦点をぼかすような改革は許されない。
 我々は、by The People、To The People、For The Peopleで代弁される民主主義の本質を鑑み、これらを実現するための議会制民主主義制度の崇高な理想から乖離するようなことがあってはならないと信じる。
 須坂市議会自らの手によって醸成された議会改革を望むものであって、現段階の試案内容ではこれを採用することに躊躇を覚えるものである。


【自評】改新クラブの提言について、この理論が正しいことを裏付ける文書があった。議会に備えてある議会運用マニアル書には「地欧議会では、特別委員の定数に、特に制限や禁止規定がないせいか、全議員あるいは全員から議長一人を除いたほとんど全員に近い定数の委員会を見受けるが、疑問がある。特に市町村議会に多く見受けられるが、もっと少なくするべきである」と明記されていることが判りました。当改新クラブの法理の正当性が証され、将に面目躍如と言える。

 議会運営の本質を熟知しない議員からは、「佐藤の仲間割れ!」と揶揄する発言があったとか。議会運営の本質を理解していないから、代替案も出せないことを思うと、これから先の議会運営が思いやられる。揶揄する閑があったらもっと議会に関する本を読みなさいと言いたい。



C平成19年8月17日 会派行政視察の打合せ
D平成19年8月23日 会派行政視察の最終打合せ
E平成19年8月25日 会派行政視察を十日町市へ執行




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今月号は佐藤壽三郎メールマガジンVol.239〜Vol.243をまとめたものです。


発行日 平成19年8月30日  
編集:発行人 須坂市議会議員 佐 藤 寿三郎