寒雪や 干柿かじり こたつかな  壽茶


佐藤壽三郎の議員活動報告詳報


     ことぶき月報(No.112) 2008年1月号

   終世書生気質: 千曲のかなた をご覧下さい。


1.
【1月臨時会のあらまし】


1).本会議の概要報告 
平成20年1月8日、1月臨時会が招集され、補正予算1件が上程されました。
◎補正予算第6号の概要

○補正予算総額1453万8千円。内訳は
T.地域福祉推進費 325万円。U.在宅福祉事業。554万2千円。 V.障害者福祉施設整備事業。500万円。W.鳥獣被害防止対策事業。74万6千円。

U.所管の委員会に付託され後、所管委員会で審査され、本会議を再開の後、委員長報告、質疑、討論の後、議案を原案とおり可決して臨時会を閉会しました。


2).経済建設委員会の焦点
@ 平成20年1月8日 於:第三委員会室
 委員会審査に先立ち、1月7日死去された三木正司農林課長(享年54歳、相之島町)への愛惜とご冥福を祈って、1分間の黙祷をささげました。


審査・協議事項:
T.1月臨時会の付託案件等にかかる審査。
  平成19年度須坂市一般会計補正予算第6号のうち所管審査事項。
  ○鳥獣被害防止対策事業 イノシシの捕獲檻を8基購入  74万6千円


U.市・産業振興部より、報告として原油高対策について2件が示されました。
ア).中小企業支援策について。
  ・ 中小企業・商業団体に対する原油高相談窓口の開設・制度資金融資
    あっせん要件追加の検討・専門家派遣事業の活用。

イ).農業支援策について。
  ・ 須高農業協同組合、県農業改良普及センターとの連携・須高農業協同組合
    が融資制度を創設する。

【私の発言】この非常時に、融資あっせん要件追加の検討とは、なまぬるい!「轍鮒の急」のたとえもあるではないか! 原油高対策と名を打つ以上は速やかに要件追加し、市民の不安の解消に努めるべきが政(まつりごと)ではないのかと促しました。


V.農業委員会からの報告
  姉妹都市・三浦市との農産物対面販売における事象について。

【私の発言】リンゴの苦情の内容が一概に瑕疵の対象とは言えない印象を持ちます。リンゴの品質や種類によるものなのか?値段の設定については、本来は自由であるべきものを、品質の割には高いということの是非は一概に責められないものではないか。これらを念頭に於いて3月議会までに十分事象の調査をされ、再度報告をされたいと要請しました。


3).議会運営委員会の焦点
○平成20年1月8日。於:第三委員室
@ 協議事項:臨時会に上程される議案について総務部長より説明を受けました。
A その他で、 
【私の発言】一部の議員が他市の真似をして、一般質問の持ち時間を30分フラットとする動きがあるが、須坂市議会は「概ね30分とする」に至った経緯があることを看過して主張するのはおかしい。更に議員の既得権として概ね30分枠を安直に他市の猿真似をして30分フラットとするならば、「デュ・プロセス」としての手続感覚を市議会(議員)も持つべきであって、きちんとした法手続きを踏まないと、恣意的な議会運営に陥る。

 仮にこれがなされたならば、議会は収拾つかなくなる怖さを知らない議員では済まされない。と発言しました。



〇平成20年1月15日午前10時〜 於:議会第三委員会室
T.カッタカタまつりに関する議会のスタンスについて。
【私の発言】カッタカタまつりを、須坂市が多額の補助金を出してまで開催する本旨に鑑みて、議会として、議員として積極的に参加をすることにより、祭りを盛上げることが、議員としての務めはそれなりに遂げられとい言い聞かせて欠かさず参加してきた心算である。

 然し、このことについて公務性が低いとする評価を受けたが、議員がカッタカタまつりの踊りの参加が強制という形を採っている状況下では、これは不当な決め付けではないか。私のカッタカタまつりに寄せる思いは、一気に覚めてしまった。

 況や、踊りの祭典後の懇親慰労会費は、従来より議員の私的に用立てるための「議員積立金」で、言い換えれば自費で賄っているものである。何ら後ろ指差されるようなことをしていない。只酒は決而飲まないのが私の信条でもあります。得心行かないと反論しました。



U.行政視察報告書の議員配布の廃止について。
【私の発言】行政視察報告書廃止は一向に構わないが、永年に亘る行政視察の収集資料や視察報告書は、議会(市民)が積み重ねてきた財産と評価すべきである。インターネットで過去の行政視察が検索や閲覧できるように代替して、関係資料が即座に摘出できるようなシステムを要望する。事務局これを了承


V.議会報を県内18市へ送付することの廃止報告について。
【私の発言】廃止報告を了承するも、「議会報の交換」は歴史的経緯があってなされたものであることを斟酌して、相手の市に礼を失しないように慎重に気配りをされたい。事務局これを了承


W.予算特別委員会の設置について。
 ○【改新クラブとしての発言要旨】3月定例会が、あくまでも試行として予算特別委員会が運用されるならば、議会活性化委員会の報告内容でやってみることに合意しました。
 このことについて、集中的に協議することとなりました。


@ 平成20年1月22日午前10時〜 議会第4委員会室
T.当初予算説明会の充実について。

 ア).当初予算説明会資料については、政策の発生源、提案に至るまでの経緯、他の自治体での類似例、市民参加の実施の有無とその内容、総合計画との整合性、将来にわたるコスト計算、事業経費の根拠を記載するよう、議会として市長に申入れることを決定。


U.予算特別委員会の設置について。
 ア).総括質疑か代表質問かについて
 イ).分科会審査か全員で構成されている委員会での審査かを協議。
 ウ).全体委員会での審査の必要性について
 エ).会期について


4).議会運営委員会の行政視察

 3月定例会で須坂市は予算特別委員会を設立して、一括上程される予算議案を、議会も呼応して総体的に一括審査すべきではないかと言う意見を試行的に採用することとなりました。

 そこで、これらの制度についての先進地である市議会を訪ねることとし、平成20年1月30日〜2月1日の3日間をかけて、行政視察を行いました。視察内容につきましては、視察後の議会運営委員会や議会活性化委員会に於いて、視察成果は、議会運営委員会等での折節の発言内容でご報告します。

視察地と視察内容
T.大阪府高石市議会 研修日:1月30日
       予算・決算委員会について
       議案質疑の充実について
       その他

高石市議会の研修を受ける前に議長と



高石市での研修模様です

U.三重県伊賀市議会 研修日:1月31日
       議会基本条例について
       代表質問制について
       その他

伊賀市議会で説明を受ける


V.静岡県沼津市市議会 研修日:2月1日
       予算決算委員会について
       議案質疑の充実について
       その他

沼津市議事堂を見学し、立派な議長席に座ってみました

5).全員協議会の焦点
○平成20年1月8日。於:議会第四委員室
@ 報告事項:議会運営委員会で決定された事項の周知。

7).議会活性化委員会 協議が中断し、委員会は繰り延べに
○平成20年1月17日午前10時〜。議会第三委員会室
 協議の最中に、市民車が庁舎前駐車場にて駐車中の車を巻き込む事故が発生し、某議員の乗用車がこの事故に巻き込まれるアクシデントが発生したために、協議が度々中断するに及んで、会議の繰り延べの申し出がなされ、全員が之を了承し、後日仕切り直しすることとなりました。


2.
【私の議会外議員活動報告】

1).市・自治会等公式行事への出席について
○平成20年1月10日午後4時〜。於:須坂・迎賓館
 平成20年須坂商工会議所賀詞交換会が催されに出席しました。

 参加者は、来賓に信州大学工学部遠藤守信教授、村石、永井両県議外、市長、市関係者、市議会議員、商工会議所会員等総勢230名余に昇りました。

 新会頭になられた牧勇男氏の挨拶、三木市長の挨拶、広田前会頭外旧役員の皆様に感謝状が贈呈された後、遠藤教授の乾杯によって開宴となり、夫々が名刺交換等をしたり、旧知の親交を更に深めあい有意義な集りとなりました。


@ 消防出初式 1月13 日午前10時半〜12時まで
  第2式場:メセナホール
  ○辞令交付、表彰式に参列しました。


A 成人式 1月13日午後2時〜 メセナホール。
須坂市での新成人は、昭和62年(1987)生まれの566名が該当されます。
 「こどもは市の宝」として育まれた青年たちの独り立ちの日であります。培った「須坂は須坂たれ」の精神をより磨かれ、健康で充実した青春の日々送られますように、ご祈念申し上げます。


2).泉小路活性化の会
@ 平成20年1月21日午後7時30分。於:会事務局
協議事項:T.会報発行について U.時期役員の内監事選出について。V.3町の新区長への相談役委嘱について。W.その他。


9.
【会派の動き】

平成20年1月23日〜25日は、平成19年度第2次行政視察を行いました。

○行政視察先と研修目的
@ 尾道市視察内容:地域医療連携室(尾道方式)について。
○呉市民病院に赴き、副院長先生自ら地域医療連携室についての機能や効果についてデータ−に基づいて詳細な説明を受けた後、質疑応答を行いました。



市民病院には、救急車が常駐されています

A 呉市行政視察:くれポーボランティア・NPO支援サービス
〇支援サービスセンターの役割と成果について、センター所長より詳細に説明を受けた後、質疑応答並びに意見交換を行いました。

 視察の成果につきましては、今後の一般質問や委員会活動における、折節の発言資料や理論の後ろ盾になる内容であると考えます。


かつての遊園地をそのまま利用して運営してました

B 広島平和記念館を訪問し、原爆犠牲者に黙祷を捧げました。



あの日を忘れまじ! 許すまじ原爆




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※ 今月号は、佐藤壽三郎メールマガジンVol266.〜Vol.269をまとめたものです。

発行日 平成20年1月31日
編集:発行人 須坂市議会議員 佐 藤 壽三郎