郭公(かっこう)の 鳴き声高き 時はいま   壽茶

佐藤壽三郎の議員活動報告詳報
ことぶき月報(No.140) 2010年5月号
終世書生気質:千曲のかなた をご覧下さい。


 【6月市議会定例会にむけて 】

   6定例会に提出される予定の主な議案です。
   1) 事件決議1件
       〇市営住宅リフォーム業務契約の締結について。
   2) 条例案3件。
       〇市職員の育児休業等に関する改正案外2件。
   3) 補正予算案2件
       〇一般会計補正予算第2号として、7,215万8千円を追加。
       〇老人保健特別会計補正第1号として、43万2千円を追加。
   4) 人事案件2件
       〇固定資産評価審査委員会委員。
       〇井上・幸高・九反田・中島財産区管理委員の選任について。

 1.【私の議会内議員活動】

(1)臨時会本の概要報告
  平成22年5月20日第3回臨時会が開催され、承認5件。事件決議2件、
  補正予算1件が上程されました。

  ○今臨時会で争点になった議案等に対する本会議の結果
1) 豊洲小学校校舎耐震補強等建築主体工事請負契約に関わる 事件決議
⇒(私は)賛成 ⇔(本会議)原案とおりに可決
2) 路面清掃車(真空式・リアダンプ)の取得に関わる 事件決議 
⇒(私は)賛成 ⇔(本会議)原案とおりに可決
3) 平成22年度須坂市一般会計に関わる補正予算
⇒(私は)賛成 ⇔(本会議)原案とおりに可決



(2)経済建設委員会での調査研究
  平成22年5月10日。議会第3委員会室
  議題
  @恋人の聖地として「須坂市アートパーク」が選定されたことについて。
   資料に基づきひととおりの説明を受けた後・・・
Q1. 須坂市出身の伊藤琢磨氏のプロフィールについて。
Q2. 伊藤氏とNPO法人地域活性化支援センター(理事桂由美氏)との間には雇用関係はあるのか否か。
Q3. 須坂市の『恋人の聖地プロジェクト』に加入する初年度参画負担金24万1500円を伊藤氏に負担していただく(須坂市に寄附する)件については、法的に問題ないのか。
Q4. 『恋人の聖地プロジェクト』と少子化対策の実効性と成果についての資料はあるのか。
Q5. 『恋人の聖地プロジェクト』に須坂市が加入することが、須高地域の若人の為にどのように寄与できるのか。
Q6. 『恋人の聖地プロジェクト』は、須坂市にとってどのくらいの経済効果が見込めるのか。
 
   等を所管である商業観光課職員と質疑応答をしました。

【私見】Q1〜Q6に対する答弁を受け、更に私なりに調査をしてみた。
 伊藤琢磨氏は人集めについての手腕は高く評価されている御仁である。彼の履歴や活躍ぶりからしても須坂の生んだ逸材と評価出来る。この度の恋人の聖地として「須坂市アートパーク」選定も、伊藤氏が故郷須坂を世に送り出すためのご厚意であると理解したい。

 桂由美氏は世界的にも著名なデザイナーであった。彼女のURLにはウェディングドレス、ブライダルハウスの情報が並ぶ。NPO法人地域活性化支援センターが事業展開する『恋人の聖地プロジェクト』は、単に慈善事業といえるだろうかの疑問も微かに残るが、著名だからこそ『恋人の聖地プロジェクト』が可能なのかとも思料する。

 須坂市は『恋人の聖地プロジェクト』によって少子化の解消策とは考えていないようである。寧ろ、恋人たちが「須坂のアートパーク」に一組でも多く全国から訪ねてこられ、将来の夢を語る場として、生涯に亘る思い出の場所として須坂市が寄与できればの計らいとすればこれは素晴らしい。

 須坂市に全国から恋人たちが訪れて思い出の地になるように、所管課の事業展開に期待したい。



(3)経済建設委員会の平成22年度行政視察報告
  平成22年度行政視察は5月26日〜28日まで実施しました。
  本年度の視察課題と視察地は次のとおりです。

  第1.研修内容等について
  @課題1.蔵の街、音、水、緑のまちづくり
    〜江刺区地中心市市街地活性化に向けて〜
    行政視察研修地:岩手県奥州市
    行政視察実施日:平成22年5月26日

 奥州市江刺区の奥州藤原家の本拠地としての「豊田館」へ居を構えた。更に伊達藩の統治下、北上川舟運の集散地として城下町ができ、商人の町として繁栄。農作物や酒を貯蔵するために多くの「蔵」がつくられた。
 明治37年から39年の間に5回の大火に見舞われ多くの商人が蓄財を守るために競って蔵を建てた等の歴史的背景について詳細に説明を受けました。



あ). えさし藤原郷について。
 えさし藤原郷として歴史的建造物の再現が為された。この建造物はNHKが平成5年放映された「炎立つ」のメイーンロケ地として採用される。入場者の数は次のとおり(但し抜粋)である。
    年 次    入場者数(人)   入場者累計(人)
    平成 5年   752,698        752,698
    平成16年   198,408       4,021,599
    平成17年   320,831       4,342,430
    平成21年   102,870       4,919,528
    
                       えさし藤原郷関連サイト


えさし藤原の郷

い). 蔵を活かしたまちづくりについて。
平成2年の中町商店街の都市計画整備道路の際に「蔵」を活用した街並み整備と一体となった「中町地区商店街活性化街路事業基本計画」を策定し計画の転換がなされ、点在する蔵の保存・活用と街並み整備への取り組みを開始。平成6年には「中町まちづくり協定」が結ばれ、新増築に際して軒高、屋根の形、色などを蔵とマッチした和風感のあるものとする取りきめがされた。
    1)特徴的事業の取り組み
    2)独自事業の取り組み
    3)活性化のための視点
               等については、えさし『蔵のまち』 ご参照。


えさし蔵のまち並み

う). 人口と産業構成比
奥州市
人口:H21年 128,106人、H17年 130,171人、H12年133,056人。
         H12−21年=4,950人減。 0.0372%減
         H12−17年=2,885人減  0.0221%減
         H17−21年=2,065人減  0.0158%減

産業別区分  第1次 18.6%(H21)18.9%(H12)
         第2次 27.9%(H21)31.5%(H12)
         第3次 53.2%(H21)49.6%(H12)

奥州市職員との研修と質疑応答
Q1.「えさし藤原の郷」の入場者の減少の歯止め策について。
A.平成5年のオープン時には「炎立つ」のロケもあり年間75万人もの入場者があった。その後減少傾向であった。平成17年には義経ロケがあり32万人と盛り返したが、平成21年は10万人と減少傾向にある。「えさし藤原の郷」から市街地への「観光ルート」の整備と通過型観光を滞在型観光にシフトして行きたい。

Q2.「えさし藤原の郷」から「蔵」の街への観光客の誘導成果について。
A.「えさし藤原の郷」の入館者の3%の人が「蔵」の街並みに訪れてくれる程度である。多くの観光客は中心商店街を回遊せず、必ずしも中心市街地の活性化に結びついておあらず、中心地区の衰退傾向の歯止めとはなっていない。街中への観光客の取り込みが課題である。

Q3.「蔵」を活かしての中心市街地の活性化の成果について。
A.「蔵」の活用は、資金的な面から年間1棟程度しか出来ず、現存する137棟のうち全体の約1割程度の活用に止まっている。補修改修費用も坪100万から200万円程かかり、所有者の高齢化と相まって新たな投資への意欲低下がみられ、今後の対応が大きな課題と言える。


えさし蔵のまち並み



  A課題2.ふるさとの遠野定住促進事業
   行政視察・研修地:岩手県遠野市
   行政視察実施日:平成22年5月27日

あ). 研修内容
1)遠野市の概要説明を受ける
2)遠野ツーリズムによる交流促進策として
   @遠野型ワーキングホリデーについて
   Aツーリズム合宿型自動車運転免許合宿について
   B東北ツーリズム大学について
   C教育旅行受入ついて
   D居候型農家民泊の実情について
  の概要説明を受ける
3)で・くらす遠野=定住促進組織
  定住策の内容と定住者数について
4)「で・くらす遠野」市民制度について。

             遠野市職員から説明を受ける

 い). 遠野市を行政視察に先立って調査した内容。
人口:H21年 30,854人、H17年 31,402人、H12年33,108人。   
       H12−21年=2,254人減。0.068%減
       H12−17年=1,706人減 0.0515%減
       H17−21年=548人減  0.0174%減

産業別区分 第1次 23.4%(H21)24.8%(H12)
        第2次 29.1%(H21)33.3%(H12)
        第3次 47.3%(H21)41.9%(H12)


遠野駅


う). 遠野市職員から説明を受けた後に質疑応答
Q1.遠野に住みたい内訳は、@市民(特に新卒者)が此の侭郷里遠野に住んで生涯を送りたい希望。A遠野区域外のの住民が移り住んでまいた。この場合は、あ)余生を遠野で過ごしたい。い)遠野で職に尽きた。う)遠野で起業したい。と区分できると思うが、市の住民への最重点施策は、@市民(特に新卒者)が此の侭郷里遠野に住んで生涯を送りたい希望者の雇用の場を如何につくることに尽きると思うが、「で・くらす遠野」制度は寧ろAの部分を重点視していることであると思うが如何か。
A.仰せのとおりであります。

Q2.遠野物語は柳田国男博士によって世に送り出されたmのであるが、真の功労者は遠野を郷里とする佐々木喜善氏に「ふるさとの伝承はなし」を、柳田博士に語り聞かせるまでに、幼い時に喜善に教えた家族や遠野の地域の人々であると思う。遠野市は「遠野物語」を如何に後世伝える手立てを考えおられるのか。
A.遠野で育った子どもたちは、遠野の民話を三話は語れるように育っている。

Q3.陶芸家・故加守田章二氏の評価は、遠野市ではどのようになされているのか。
A.加守田さんを再評価する空気が感じられます。



 B 課題3.中心市街地活性化事業
   行政視察研修地:岩手県久慈市
   行政視察実施日:平成22年5月27日

あ). 研修 内容
 久慈市の「中心市街地活性化基本計画」を概要版に沿って詳細な説明を受けました。

 県立病院の移築、市庁舎の移転が為された事実。久慈川と長内川の三角州に発展した旧市街地の実情と市が抱える人口の空洞化と経済活力の停滞に関するものとして、人口、世帯数、店舗数、商品販売額、歩行者・自転車交通量等の様々なデーターが示されました。

 「道の駅くじ」として「風の館」(観光交流センタ)&「やませ土の館」(物産館等)の連携による賑わい・安心の街の呼び戻し施策に、久慈市の並々ならない決意がうかがえました。


道の駅くじ


い). 久慈市を行政視察に先立って調査した内容
人口:H21年 38,600人、H17年 39,141人、H12年40,178人。     
       H12−21年=1,578人減。0.0392%減
       H12−17年=1,037人減 0.0258%減
       H17−21年=541人減  0.0138%減
 と人口は減少している。

産業別区分 第1次 12%(H21) 11.2%(H12)
          第2次 28.9%(H21)33.9%(H12)
          第3次 58.7%(H21)54.8%(H12)

視察した三市のH12−17年の転入者−転出者の比較は
   旧江刺市<旧久慈市<遠野市である。

う). 久慈市職員から説明を受けた後に質疑応答
Q1.久慈市は宮古市にも八戸市にも何れ電車で2時間を要する地であることからすれば、極めて独立商業圏を保てる立地条件を備えているまちと思われるが如何ですか。
A.ご指摘のとおりだと思います。

Q2.久慈市は地形的にも三区分の町と言える。中心市街地の活性化は、市役所も、県立病院も移転されてしまって、核が無くなってしまっている中心街に如何に活気を取り戻す施策は如何か。
A.三区分で久慈市を見つめることはなかったが、ご指摘のとおりの区分けが出来ると思います。

Q3.物産館を利用された客層(住民か近隣の人か、旅行者かの)の分析データーはありますか。
A.そのようなデーターは取っておりません。





 第2.本行政視察の総括
 人口の減少は市町村にとって死活問題である。武田信玄公が「人は石垣、人は城」と言われたと伝えられているが、将にこの名言は現代の市町村の経済力を保持するだけでなく躍進するためにも肝に銘じなくてはならない。市町村は経営感覚を持って政をしなければ、自治体財政は破綻してしまう。

 今回の行政視察は、岩手県内の三市を研修先に選んだ。共通テーマは「中心市街地の活性化」に対する課題解決と自治体独自の施策の聞き出しである。

 国が用立てしたメニューに適合した自治体には、補助金を出す国の金縛り策は最早おかしい。全国の市町村を訪ねた場合に、同じような施設がどこにもあるように感じられる。国が言う平準化は建物まで席巻していたとも言える。

 然し地方主権時代の昨今、各自治体の個性が漸く叫ばれるようになった。私が常々唱えている「須坂は須坂たれ」に通じるものであるが、古くからの地域に根差す文化や結びつきを無視した、中央政府の気まぐれ政策に翻弄され、大事な須坂の文化を失いたくはない。



  ○行政視察余談
 1.奥州市は、時代が変わろうと語り伝えられる覇者藤原清衡が館を最初に構えたという歴史誇りが息づいている町であった。「えさし藤原の郷」の建造がその徴と言える。門を一歩入るとそこは映画のセットではなく、本格的な時代考証に基づいて再現された建造物群であり、将に江刺の人々が誇りとする「藤原の郷」であることに気づかされる。これは江刺の住民の藤原清衡への敬慕と矜持であり江刺の文化とも言える。一層のこと奥州市庁舎を「えさし藤原の郷」とし、そこで政務を行えば全国から羨望の的となり、訪問者は後を絶たないだろうと感じた。

 蔵はそもそも前述のごとく「農作物や酒を貯蔵するため、更に蓄財を守るために建てたものであることを考えると、全国807市のどこを訪ねてもあるものであり、決して珍しいものとは言えない。茲に奥州市の課題が残るのではないか。「蔵のまち・須坂」も亦然りである。


 2.遠野市は語り伝えられている民話が息づいている町であり、遠野市民が民話の世界が今もありうる話と信じている。この町の児童生徒は民話を三つは語り聞かせることができることを聞いて、これこそが遠野の無形・抽象の文化であると感じた。

 メルヘンの世界に酔いしれる癒しの空間を、如何に後世に伝えうるかが遠野市の課題であろうか。新花巻からゴトゴトと電車に揺られて行く、車窓に展開する田園風景こそが遠野物語の序章であり、JR釜石線は格好のプロムナードとも思えた。


 3.久慈市は、遠野駅を12時48分に発って釜石に出る。更に三陸鉄道に乗り換えて、リアス式海岸の絶景をのんびりと眺望しながら16時42分に、久慈駅に辿り着いたが、思うに遠い遠い町であった。新花巻からでは更に1時間を足さねばならない。仮に新幹線で八戸まで行き、在来線の八戸線に乗り換えて久慈駅までは凡そ2時間。三陸海岸をのんびりと南下しなければたどり着かない漁港である。

 久慈市の旧市街地は、東に海、三方は山、更に久慈川と長内川に挟まれた城郭の町とも言える地形であった。戦国の武将なら久慈を躊躇なく居城にするであろう。

 住民の連帯感の強い町であることは、歴史的経緯からも伺われた。出稼ぎの多い町とも聞いたが、この郷土愛の強さがこれからも久慈市の社会的・経済的・地理的立地の諸条件を乗り越えて、強かに自治体を堅持していく空気がうかがえた。

 寧ろ、鉄道を乗り継いで関東から一番遠い「久慈駅」を売り物にすれば、下手な観光施策も宣伝もいらない町である。訪問者はその交通の不便さに酔いしれて訪ね来て、料理屋で出される山海の珍味を味わえば、屹度もう一度は訪ねてみたい町と感じる不思議な町である。「土の館」で求めた「つるこまんじゅう」は、お土産として商品化されたものではなく、地元の人々が「おやつ」として食するものなのであろうか、パックで売られていたものを買い求めた。帰坂して食べたが上品な甘さと食感でおいしかった。岩手特産の「豆菓子」も亦然り。私的にはお気に入りの町である。

 4.行政視察によってもたらされた様々の情報を十分に咀嚼しながら、今後の須坂に活かせるものは、範として学び入れたいと思う次第です。
 貴重な資料を提供され、惜しむことなく経験をご教授下さった奥州市、遠野市そして久慈市の職員の皆様方に、深甚なる敬意と感謝を申し上げます。



三陸鉄道・大沢橋梁付近



三陸鉄道・安家川河口付近




(4)予算決算特別委員会
    平成22年5月21日 於:議会第4委員会室
協議事項
1)前年度の歳入歳出状況について
会計課から示された資料について質疑を行いました。
○この時期、未だ流動的な歳入月計表や歳出月計表の帳尻を捉えて、あれこれを議論することは余り意義がないのではないかと思料する。示された資料によって何を質そうとするのか。資料の数値の確定度から推しても正確な判断は出来ません。この時期の検討は無意味なものではないのかと私は質しました。

2)事業評価(一次評価)の予定について
 平成22年度事務事業評価実施要領の説明を受けました。
 この要領は、市民福祉の一層の向上を図るため、職員の意識改革、政策形成能力の向上及び行政の説明責任の明確化を目的として、事務事業評価を実施するために必要な基本的事項を定めるものとするものであります。

○要領中、評価調書の作成方法に私が質した要旨は以下のとおりです。
@実務を担当する担当者の作成と所属長、更に担当部局長の「進達」行為を経て後に、初めて行政評価外部評価員の目にさらされる。これはきわめて恣意的で独善的な選別の危険性と、所属長等の握り潰しもありうる懸念を抱くが留意されたい。

3)事業仕分け実施計画(案)について
 市は、平成22年須坂市事業仕分け実施計画(案)について『事業仕分け実施計画は、市が実施している事業について、そもそも必要なのか、市が実施することが適切なのか、実施の方法に問題はないのか等について公開の場で論議し、事業見直しの参考とするために行うものです。』と議会に説明。

○実施計画(案)について私が質した要旨は以下のとおりです。
@ 国の事業仕分けと地方自治体の事業仕分けは目的趣旨が異なると説明を受けたが、示された実施計画の目的と国が行っている事業仕分けの定義が、資料を見比べる限り全く同一と思うが如何か。
A 国は議員内閣制、地方政治は二元代表制とそもそも統治の仕組みが異なっていることを慮ると、仕分けは自ずから異なるのではないかと思うが如何か。
B 事業仕分けの対象事業数を20〜30とするが、その選出は誰がするのか示されたい。
C 事業仕分け作業を学識経験者、他自治体職員、市民などとするが、「他自治体職員」を仕分け員にすることは避けるべきであると思うが如何か。
D 「事業仕分けの結果を須坂市がそのまま採用するわけではない」と実施計画(案)には記されている。これは当然の話である。採用するかどうかは市長が為すべきである。但し、市長が為すべき施策を「須坂市の意思決定する機関」として市議会あることを再認識しなければ、議会制民主主義(間接民主主義)は瓦解する。この仕組みを無視して(事業仕分けによって市民の願意が叶うとなれば、市民からは)議会無用論にもなりかねないので留意されたい。
E 議員も(議会制民主主義を護るためにも)議員としての矜持をもつことが大切であり、(事業仕分け作業と議会の距離の大切さの)自覚を促したい。





(5)議会運営委員会
    平成22年5月31日議会第3委員会室。
    協議事項
@ 6月定例会の議案等についての議題を供し、質疑・意見を交わした後、何れも了承し散会。


 2.【私の議会外議員活動】
(1)
泉小路活性化の会
@平成22年5月20日 泉小路活性化の会幹事会。平成22年度総会下準備会に出席
(2) その他
@平成22年5月1日 境沢町地蔵尊祭事に参列

 3.【佐藤壽三郎の自主研究】
(1) 長野県北部を震源とする地震記録(yahooより転写)
@ 2010年5月6日 20時17分ごろ
   震源地 新潟県上中越沖 震度2  新潟県出雲崎町外
A 2010年5月1日 18時20分ごろ
   震源地 新潟県中越 震度4 長岡市 三条市 加茂市外
   震度1 飯山市、中野市、木島平村。須坂市有感 
B 2010年5月11日 23時41分ごろ 新潟県下越 1
C 2010年5月11日 19時30分ごろ 新潟県下越 2
D 2010年5月11日 18時18分ごろ 新潟県下越 3
E 2010年5月11日 17時12分ごろ 新潟県中越 2

 4.【小・中学校・教育委員会関係】
(1) 平成22年5月18日 須坂市特別支援学校を授業参観しました。

 
 5.【古今東西の名言集から】

「策士らは本来誠実の人ではない。いずれの時代においても策士の心事は常に陰険極まるものである。」法学者・蜷川新(にながわあらた)氏の名言。

 6.【議員によせられた陳情】

資力があるのに市営住宅の家賃を滞納している人を知っております。不公平ではありませんか。議員さん何とかしてください。 主婦Cさん
雷雨等のときは、側溝から水があふれ出てこの辺が溢水します。何とか改良してください。  境沢町Tさん:男性
今年の花火大会を何とか実現させてください。 Eさん:男性

 7.【陳情の取次の結果】
@ 境沢町・T氏宅先の水路改修工事の陳情は、梅雨における溢水を防ぐため、5月31日〜6月15日までの16日間で改修工事が実施されます。
A (有)Y様(境沢町)の幹線と相森工場間の水道管改修工事並びに消火栓設置の陳情は、水道局において受理され改修工事が実施されます。

 8.【お寄せ頂いた会員の声】

市会だより第14号ありがとうございます。須坂市の姿をとらえることができまし
た。 主婦Aさん
市会だよりをいただきありがとうございます。なんべんも読み返しております。
子どもたち夫婦にも読ませました。 主婦Bさん
寿三郎さんから届いた市会だよりを読み終えたら、何か元気が出てきました。
体に気をつけて頑張ってください。  Mさん:女性
市会だより大変わかりやすくて良かったです。 Tさん:女性
市会だより拝見。議員の多様な見方に感心しました。  N氏:男性
寿三郎さんが質問しない一般質問は少しも面白くありませんでした。6月議会が楽しみです。  T氏:男性

          
 9.【壽会佐藤じゅさぶろう後援会】
市議会議員4期めざして始動しました。
(1) 平成22年5月16日午前10時から後援会幹部を招集して後援会幹部会を開催しました。議題は、
@ 元後援会会長の通夜に供花した経緯とその顛末について報告をしました。
A 第4期当選を期するための後援会組織の強化を図ることが諮られ、満場一致でこれを了承しました。

(2) 市議会議員佐藤壽三郎の「市会だより(統合版)第14号」を発行しました。
事務処理の不手際により未だに会報(統合版)14号がお手元に届かない方は、至急後援会事務局までご一報下さいますようにご案内申し上げます。

 11.【北信濃鏡】

4/23森上小学校懇親会、清掃組合総会 会報総合版14号発行 /24会報編集発行 /25月報発行 /26市民相談 /28政治懇談会 /29メルマガ配信 5/1市民相談 /2境沢町地蔵尊祭礼 /6行政相談、市民相談、会報14号市外発送 /7市民相談、議員意見交換会 /8上田出向 /9市民相談 /10経済建設委員会、市民相談 /11行政相談、メルマガ配信 /12情報整理 /13市民相談3件 /14市民相談、須高市町村正副議長懇親会 /15市民相談 /16後援会幹部会 /17情報整理 /18情報整理 /19行政相談2件 /20議会運営委員会、全員協議会、臨時議会、泉小路活性化の会、メルマガ配信 /21予算決算委員会、メルマガ配信 /22行政相談 /23行政相談 /24水道局 /25行政相談 /26奥州市行政視察 /27遠野市行政視察 /28久慈市行政視察 /29行政相談2件、市民相談2件 /31議会運営委員会、市民相談3件、メルマガ配信。月報編集。


今月号は佐藤壽三郎メールマガジンVol.369〜Vol.373をまとめたものです。

発行日 平成22年5月31日  
編集:発行人 須坂市議会議員 佐 藤 寿三郎
須坂市墨坂南1丁目(境沢町)