よしきりや くれぐれ空き巣 ご用心ぞ   壽茶 


佐藤壽三郎の議員活動報告詳報


ことぶき月報(No.164) 2012年5月号

終世書生気質 : 千曲のかなた をご覧下さい。


1. 【須坂市議会 第2回臨時議会のあらまし 】

 平成24年5月21日臨時議会が招集されました。上程された議案は、専決処分の報告3件。専決処分の承認4件。事件決議2件、条例案1件です。

1) 専決処分の報告
@ 生徒が教育活動(除雪作業に従事)中に起こした、器物破損による損害賠償事件について、修理費5万3千円を須坂市が負担することを定めた事案。
【全員協議会での質疑】
佐藤壽三郎議員の質疑:生徒が行った校内の除雪作業は臨時のものであり、生徒が日常行っている清掃作業(教育活動)の一環と捉えることは果たして妥当だろうか。寧ろ(生徒の救済のための論法は)大雪のため緊急に除雪する必要性が生じたため、生徒に除雪作業を行わせたとする清掃作業とは別個の委託行為、或いは命令行為があったと判断すべきではないか。
教育次長答弁:教育活動と判断した。
A 印鑑登録手続中に市民から預けられた印鑑を職員が落とし破損させた、印鑑破損の損害に係る金銭補償額2,100円を須坂市が負担することを定めた事案。
B 市所有の軽自動車が、公務中に相手方の敷地内において方向転換をする際、建物の壁面を破損し、建物修理代金20万円を支払うことを定めた事案。

  ○本会議において @〜Bについて何れも報告を承認。

2) 専決処分の承認を求める案件
  @須坂市市税条例の一部を改正する条例。
  A須坂市都市計画税条例の一部を改正する条例。
  B須坂市国民健康保険税条例の一部を改正する条例。
  CH23年度須坂市一般会計補正予算第6号

  
○本会議において @〜Cについて何れも専決処分を承認。

3) 請負契約締結に関する議案
@平成23年度市単独事業松川園造成工事請負変更契約をもって、変更前1億4,966万円を請負額2億185万円で、マツナガ建設株式会社と締結する件。
⇒ 本会議で可決。

【福祉環境委員会における議案審議での、私の質疑並びに答弁要旨】
〇佐藤壽三郎委員:本件工事請負契約は、平成23年8月9日に1億2496万円で落札され、その後、増工で2470万円。更に平成24年度において増工5219万円を加えた合計2億185万円として請負契約額の変更で処理する案件について、2回に亘る工事の増工を初回の落札に基づく原請負契約に附合して工事を請負わせることの妥当性について、財務処理手続に照らして違法性はないか(脱法行為の謗りを受けないか)。契約の公正性は保てるのか。

◎財政課長答弁
財務処理における請負契約の処理方法とすれば、
ア) 別途契約(入札を経て)として締結する。(この場合、入札が介在するので現施工請負業者が変更される可能性がある。)
イ) 随意契約で締結する。(この場合、現施工請負業者の変更無しの選択も可能である。)
ウ) 設計変更による増工契約(請負額の変更契約)で締結する。(この場合、現施工請負業者を変更しないで工事施工をスムーズに進捗できる。)
 の三方法が考えられるが、市は霊園造成工事の一体性を図ることによって期限内での工事を完了させたい必要性と、請負契約の継続性を保つことが総体的には経費削減につながる事情を勘案してウ)を選択した。この一連の請負契約の手法を採用しても、財務処理としては法的に違法性はない(脱法行為ではない)。

◎道路河川課課長補佐答弁
 ウ)を選択することによって、凡そ1700万円の経費の節減が図れる。このことは財政的にみても市民益に寄与するものである。

 本議案を付託された福祉環境委員会は委員会審査において、市理事者からの「本契約締結に財務処理としても違法性がない。」ことを再三に亘り確認し、請負契約の公正性が担保されていることを捉えて、本付託案件を可決すべきと決しました。
    〜5月21日付ブログにリンク〜


A市単独事業高甫保育園建築主体工事請負契約を1億6376万100円で、マツナガ建設株式会社と締結する件。本会議で⇒可決。



   
4) 市長の平成24年6月分給料を、嘱託職員の公金着服事件の責任をとって1割減する件。本会議で⇒可決。


2. 須坂市都市計画審議会が5月18日開催されました。

(1) ○審議委員改選に伴い、審議会の新会長に土本俊和氏(信大教授)を再選しました。
審議事項として:須坂市都市計画の変更(須坂市決定)について。
@ 公園北原口の駐車場整備のため、0.04haを増加する。
A 動物園と市営野球場間の市道急カーブ解消策のため、0.01haを除外する。
    質疑・応答を経て、何れも可決しました

【私評】小職は市都市計画審議会委員に三度任命されました。今回の都計審の議決が臥竜公園の抱える課題を解消し、市民の憩いの場となることに期待します。

○ 新委員構成の横顔の紹介。地方事務所所長、建設事務所所長、須坂警察署署長、小布施町統括参事、信州大学、長野電鉄社長、市農業委員会会長、市商工会議所副会頭、JA須高組合長、須坂工業振興会長、商店街連合会長、連合婦人会長、青年会議所理事長、市区長会副会長、市教育委員長、市議会議員(5名)の計20名です。


3. 市民からの陳情処理

1)  市等の公共浴場における盗難事案における苦情の陳情を所管課に取次し、所管課の調査結果を被害者に詳細に報告申上げ、今後の再発防止策を検討。

4. 【インフルエンザ最新情報】

須高地域インフルエンザ発生情報 にリンク



4. 【北信濃鏡】
5/1道路河川課 /2境沢町地蔵尊 /4箱山温泉(肩治療) /箱山温泉 /7議員間協議 /8議員間協議、市政相談 /9道路河川課、市民相談、会派調整会議 /10長野出向 /11須坂保育園安全祈願祭、市民相談 /12会報編集 /13会報編集、松代出向 /14市民相談、上町清掃 /15会報編集 /16竜が池現地確認 /18市都計審議会、会派間協議 /19箱山温泉 /19箱山温泉 /21 第2回臨時議会、福祉環境委員会 /22行政相談、会報編集、市民相談 /23市民相談 /24和田議員総決起大会、市民相談 /25市民相談2件 /26会報編集 /27会報編集 /28陳情取次 /29市民相談 /30市民相談 /31市高齢者福祉課と協議

今月号は佐藤壽三郎メールマガジンVol.438をまとめたものです。

                                                   発行日 平成24年5月31日

編集:発行人 須坂市議会議員(新自由クラブ)佐 藤 寿三郎
須坂市墨坂南1丁目