豆まきも とうに過ぎたが 春や来ず  寿茶 


佐藤壽三郎の議員活動報告詳報

ことぶき月報(No.173) 2013年2月号


終世書生気質:千曲のかなた をご覧下さい。


第1.
このたび私儀、須坂市監査委員に就任しました。


○ 監査委員とは、地方公共団体に設置される市長とは別の執行機関です。
  監査委員は、市長など他の執行機関から独立した立場で、市関係機関における「財務に関する事務の執行」(収入、支出、契約、現金等の出納保管、財産管理等の事務の執行)や「経営に係る事業の管理」(公営企業など収益性を有する事業の執行)が、法令等に準拠して適正に行われているか、また、効果的、合理的、能率的に行われているかを監査することが主なる仕事です。私の監査委員の任期は今議員任期満了までの凡そ2年間です。

○ 監査委員の業務には、毎年必ず実施するもののほか、必要があると認めるときや、住民、議会、市長から請求・要求があったときに実施するものがあるようです。一日もはやく監査委員の業務に慣れて、与えられた使命を市民のために果たしたいと存じます。


第2.
4期目後半の議会(議員)活動は次のとおりです。

○ 須坂市議会議員として: ◇監査委員
◇予算決算特別委員会
◇総務文教委員会委員
◇須坂市都市計画審議会委員
◇市土地開発公社監事

○ 長野広域連合議会議員として: ◇総務委員長
◇議会運営委員会委員
                  

第3.
私が3月定例市議会で取上げる予定の一般質問の内容です。

須坂市民の雇用の場確保と財政確保のために
(1) H24年12月市議会以降の経済動向等について。
@  全国並びに県内の経済動向について。
A  全国並びに県内の景況感について。
B  須坂市の景況感について。
C  須坂市が掌握する、市内の企業の最新情報について。

(2) いわゆる15ヶ月予算について。
@  アベノミクスは、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の3つを基本方針とするが、この政策に連動したいわゆる15ヶ月予算について、市長はどのように解しておられるのか。
A  この一連の連動した公共事業にしシフトした政策は、須坂市にとって税収増につながる効果をもたらすことになるのか。

(3) 中小企業金融円滑化法について。
@  「中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律」は、平成25年3月末で期限切れになりますが、市内の中小企業者からの何らかの救済等の相談を須坂市は受けていないか。受けているとすればその対応について示して下さい。


第4.
3月定例市議会は2月26日招集されました。

3月22までの会期25日間が予定されております。今議会での議会の争点は次の三点が予想されます。
 ○ 議案第10号 須坂市景観をいかしたまちづくり条例の制定について
 ○ 議案第16号 須坂市財産に関する条例の一部を改正する条例について
 ○ 議案第30号 須坂市企業福祉センター条例を廃止する条例について


第5.
議会に提出された25年度予算案関係資料をお示しします。

T.平成25年度各会計歳入歳出予算総括表 (円)

H25当初予算 H24当初予算 H24現計額 比伸率 %
一般会計 206億1000万 207億0000万 214億1436万 △0.43
特)国民健康保険 53億7828万 52億7022万 53億4270万 2.05
特)井上外財産区 697万 725万 726万 △3.93
特)峰の原水道
7873万 8120万 △100.0
特)介護保険 39億0169万 38億7253万 38億9393万 0.75
特)後記高齢者医療 4億8407万 4億8088万 4億9214万 0.66
小     計 97億7102万 97億0964万 98億1723万 0.63
企)水道事業 18億8704万 18億8531万 18億9105万 0.09
企)下水道事業 32億5427万 35億4203万 35億4252万 △8.12
宅地造成事業 1984万 4510万 4510万 △56.0
小     計 51億6116万 54億7245万 54億7868万 △5.69
合     計 355億4218万 358億8209万 367億1029万 △0.95



(2月1日現在)
注釈:特)は特別会計。企)は企業会計の略です。
 ○峰の原水道事業会計は、平成25年度から水道事業会計及び下水道事業会計に統合


U.平成25年須坂市一般会計歳入・歳出206億円の主な内訳です。
  1.歳入の目的別構成
1) 自主財源(49.08%)の主なるもの 2) 依存財源(50.91%)の主なるもの
市 税 58億3896万円 28.33% 地方交付税 47億5000万円 23.05%
諸収入 19億6231万円 9.52% 国庫支出金 21億2813万円 10.33%
繰入金 11億3638万円 5.51% 市債(借金) 17億7830万円 8.63%


  2.歳出の目的別構成でみた税金の使い道の主なるもの
民生費 67億9845万円 32.99% 総務費 17億6633万円 8.57%
土木費 30億0472万円 14.58% 衛生費 14億8980万円 7.23%
教育費 21億0406万円 10.21% 消防費 8億1026万円 3.93%
公債費 20億8282万円 10.11% 議会費 2億2535万円 1.09%


  3.歳出の性質別でみた税金の使い道の主なるもの
1)義務的経費として(43.87%) 2)投資的経費として(14.34%)
人件費 35億8582万円 17.40% 普通建設事業費 29億5586万円 14.34%
扶助費 33億8456万円 16.42%


公債費 20億7085万円 10.05%


3)その他の経費として(41.79%)
物件費 34億2911万円 16.64% 繰出金 14億1622万円 6.87%
補助費等 21億4922万円 10.43% 貸付金 11億9390万円 5.79%
 
V.平成25年度予算案の市長予算説明の概要
政権交代に伴う国の平成24年度補正予算による「地域の元気交付金」による道路改良や防災対策など29事業でこれらの事業費約7億9千万円を加えたいわゆる「15ヶ月予算」と平成25年度一般会を合わせて約214億円。前年度当初予算対比では7億円。3.4%増の「政策実現型積極予算」を組んだ。
個人市民税は2.3%増、法人市民税は6.7%減、固定資産税は3.9%増を見込む。
普通交付税と臨時財政対策費合わせて、前年度予算対比7.1%の減。
市債については、前年度予算対比1.6%の減。
実質公債比率は9%を見込む。
との説明でありました。いわゆる15ヶ月予算についての論議が争点になりますが、補正予算第7号は、アベノミクスの序章を拓くカンフル剤と私は捉えています。


第6.
いわゆる15ヵ月予算を支える補正予算案の内訳です。

  (1)歳入
地方交付税 1759万円 繰入金 1583万円
国庫支出金 3憶8150万円 市債 3憶6060万円
県支出金 2605万円

歳入合計 8億0158万円



  (2)歳出
総務費 776万円 土木費 5億6671万円
民生費 4920万円 消防費 650万円
衛生費 1550万円 教育費 8000万円
農林水産業費 7591万円

歳出合計 8億0158万円



  (3)補正予算案の具体的事業について
 主 な 内 容 補正額
☆太子町線:歩道段差解消事業 4920万円
☆公衆トイレ管理事業:穀町公衆トイレ 1550万円
配水機場維持管理事業:機場の監視システムの整備 675万円
☆消防施設管理事業:旭ヶ丘に耐震性貯水槽の設置 650万円
☆文化財保存活用事業:倉庫を購入し改修工事 8000万円
農業振興対策事業:綿内揚水機上取水口改修工事等 413万円
基盤整備促進事業:井上地区農道用水路工事等 3548万円
県営土地改良事業:広域農道の舗装改良工事 1250万円
林道開設事業(補助) 1704万円
☆まちづくり推進事業:新町・高橋線の整備 7750万円
街なみ整備助成事業:歴史的建造物の保存 1000万円
☆臥竜公園管理事業:竜ヶ池周遊道路の舗装外 1820万円
☆動物園管理運営事業:D51蒸気機関車の塗装外 170万円
道路改良事業(補助):寿町線外7路線 3憶0381万円
道路整備事業:臥竜線・八町線に事業費 1億2850万円
☆市営住宅リフォーム事業:北旭ヶ丘団地 2700万円
公共交通対策事業:長野電鉄が実施する運転保安設備への補助 776万円
  ☆は新規事業


第7.
須坂市都市計画審議会


〇2月22日審議会が消防本部で開かれました。 
諮問案件は、郷原公園(高橋町)と北旭ヶ丘公園を、須坂市都市計画公園の街区公園に追加する件を協議しこれに同意しました。


第8.
長野広域連合議会

〇2月21日長野市において平成25年度定例総会が招集されました。平成25年度一般会計予算6億7523万円、老人福祉施設等運営事業特別会計予算31億8415万円、長野地域ふるさと事業特別会計予算2億5101万円の予算案を可決しました。


11. 【北信濃鏡】
2/1応対報道取材、園伊那出向、支援者と歓談 /2議員来所、4会派協議、N議員宅訪問 /3N議員と面談 ス /4入管手続、境沢町農家組合、/5園伊那赴任、4会派会議、理髪 /6意見調整、ソロモン諸島で大地震発生、職員死去焼香、相続相談 /7屋代線を考える会(長野市綿内)、会派団長会議 /8四会派協議、同級生母堂葬儀、せん龍、県議面談、議員宛書簡発信、/9政治団体会計届出、/10支援者来所、夜間瀬訪問、紅葉荘 /114会派意見調整 ス /12夜間瀬来宅、相続相談、議員誘い /13市議会正副議長選、/14全員協議会、市長部局と懇親会 /15監査室初訪、複数の課長と面談 /16支援者来所、相続相談 /17永田幸雄氏来所、倅帰省、小松代議士来所 /18監査委員辞令交付(市長)、課長等と協議 /19全員協議会、長野広域連合職員と下打合せ、/21福祉企業Cについて所管課から受説明、長野広域連合議会定例会(長野市) /22議員来宅協議、4会派向け福祉企業C説明会、都市計画審議会(於:消防本部出席)、議員来所 /23議員来所、FAX版配信、/24会報配布、一般質問推敲、湯っ蔵んど /25 監査委員:月例現金出納検査 /26三月議会招集、全員協議会、本会議、予算決算特別委員会、総務文教委員会、八町線説明会(上町公会堂) /27起案、市民相談3件 /28総務文教委員会現地視察(墨坂中学校、旧須坂南保育園、高甫保育園、千曲保育園予定地、相之島保育園予定地、須坂保育園完成園舎、災害ボランティアセンター)。HP版研修、会報印刷。


今月号は佐藤壽三郎メールマガジン Vol. 460〜Vol. 461 をまとめたものです。
平成25年2月28日

編集:発行人 須坂市議会議員(新自由クラブ)佐 藤 寿三郎
須坂市墨坂南1丁目(境沢町)