赤坂のウィンナーカフィー

 書生仲間は、みんな財布はスッカラカンであったが好奇心は強かった。あるとき「赤坂にウィンナーカフィーのうまい店」があると聞きつけて、皆で飲みに出かけた。兄貴格のH弁護士以下、田宮・笠井・諸永事務所の面々であった。

 出されたウィンナーカフィーの生クリームのうまかったこと!銀座から赤坂まで来た甲斐があったと感じた。

 田舎に引きこもって久しいが、地方の都会?長野に出たときは、決まってウィンナーカフィーを味わうこととして来た。

 何故か?青春の温もりの温存として、即ち仲間を忘れないためである。長野に出る時はいつも傍らにいた倅も、今は東京で学生の身であるが、さてさて学生街の喫茶店で「ウィンナーカフィー」を飲んでいるだろか・・・

2005/06/27 (月)