平成23年7月21日
 須坂市長 三木 正夫 様

                                 須坂市議会
新自由クラブ 代表 佐 藤 壽三郎
無所属クラブ 代表 北 澤 雄 一
須坂市民クラブ 代表 宮 坂 成 一
共産党市議団 代表 土 谷 フミエ

  
市議会議員の正当な議員活動を阻害しないよう求める申入書


 平成23年5月26日付にて須坂市長宛に、平成23年5月21日並びに24日、仁礼会館において「エコパーク(最終処分場)建設候補地の追加調査結果報告会」に関する市議会議員の参加に対する退場要請(21日)、並びに参加を許さない回答(24日)等、一連の行き過ぎのあった区長の行為に対して、われわれ4会派が「三木正夫市長へ事の事実の理由を求める照会状」について、御庁より平成23年6月10日付で回答書を受領しましたが、我々須坂市議会4会派は次のとおり申入れを行なう。


                           記

第1 主催者が須坂市、長野広域連合であったことの事実について。
(1) 回答書を咀嚼するに、主催者はあくまでも法に依って立つ須坂市と長野広域連合であることは明らかであり、単に行政統括区分である町区との対等な共催による法的効果を伴う行政行為はありえない。
(2) 「仁礼町区住民に限定する」と下した判断者は、回答書の回答4から明らかなように、須坂市が主導権を以って為された内容であることが明白である。
(3) 地方自治法によって保障されている市議会議員の職権も、仁礼町の単独開催であれば、我々4会派は一言も異議の申入れなどはしない。
然し・・・
@ 講師の講演料は最終的に長野広域連合が支払っていること。
A 当日の報告会の次第並びに進行内容は、明らかに須坂市が主導していること。
B 当日の報告内容や資料は、須坂市若しくは長野広域連合が作成したと判断されること。

 からしても、区長が恰も権限があるかのごとく振舞い、傍聴を希望する市議会議員を締め出す行為や出席を拒む行為は、結果的に須坂市の最終的意思決定機関である、須坂市議会を構成する議員に与えられている「意思決定」のための情報収集をする行為を阻害した行為であり、法的権限がない者が規制に及んだ実行行為であり、これは明らかに権限踰越の越権行為と言わざるをえない。

 回答書・回答4に記する、マスコミの取材と我々議員活動の情報諜報活動を混同した無分別な釈明理由付けは、何ら説得性のある理由付けとは言えない。


第2 市議会議員の議員活動を阻害することの排除について。
 われわれ須坂市議会を構成する4会派は、今後の市議会議員活動を担保するためにも、須坂市が意図をもったいびつな情報規制を行なう集会等の開催を断固阻止し、再び須坂市がこのような失態を招く集会を開くことの無いよう要望し、ここに市長に対し厳重に抗議を申し入れるものである。